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UGREEN『NASync DXP4800 Plus』半年レビュー。メディアハブや開発環境、Dockerアプリなど大活躍【PR】

2025年の2月にクラウドファウンディングで鮮烈なデビューを飾った、UGREENの『NASync』シリーズ。このブログでもデビューと同じタイミングで使用レビューを公開していて、それ以来愛用しています。

その後、クラウドファウンディングでの支援金額は10億円を突破し、日本国内でのクラファン史上最高額を更新するなど、とてつもない注目を獲得。現在ではAmazonで通常販売も行われていて、人気の高さがうかがえます。

今回は、そんな大人気製品になった『NASync』シリーズから、4ベイモデルの『DXP4800 Plus』を改めて紹介しつつ、使い始めてから半年ほど経過した現在どのように使っているのかを紹介していきます。

※この記事はUGREEN Japanの提供でお送りします。レビューにあたっては金銭授受が発生していますが、記事内容には一切関与していません。

NASync DXP4800 Plusについておさらい

今回改めて紹介する『DXP4800 Plus』は、ネットワークに接続してデータを保存できる記憶装置『NAS』の一種です。

ネットワークを経由して自分のPCにマウントすれば内蔵・外付けストレージのように扱えるだけでなく、設定次第で自宅外からでもデータにアクセスでき、かつ大容量ストレージが用意できるとあって、ここ数年で注目度が大きくアップしているジャンルです。

『DXP4800 Plus』は、そんなNASのなかでもハイスペックな製品で、Intel 第12世代プロセッサー搭載・最大容量は136TBと、一般的な家庭用パソコンにも負けない一台になっています。

NASと聞くと組み立て・セットアップが大変そうと感じるかもしれませんが、NASyncシリーズは簡単です。組み立ては工具なしでHDDを脱着できるうえ、セットアップはスマートフォンアプリ・ブラウザから手順通りに進めるだけ。

一度セットアップを終えてしまえば、スマートフォンやPCからはシームレスに扱えるため、NASに苦手意識を持っていた人でも安心です。

そのほかの主要なスペックについてはスペックシートにまとめました。なんといっても最大ストレージ容量88TB、最大メモリ容量64GBというパソコン顔負けの最大スペックが魅力的です。

プロセッサーIntel 第12世代 Pentium Gold 8505
メモリー8GB DDR5 4800MHz SO-DIMM
(2スロット、最大64GBまで拡張可能)
ストレージ3.5 or 2.5インチ SATA 6Gbps × 4
M.2 2280 NVMeスロット × 2
対応RAIDJBOD/RAID 0/1/5/6/10
SSDによる読み書きキャッシュ対応
最大容量120TB (4 × 30TB HDD)
16TB (2 × 8TB NVMe)
内部OSUGOS Pro
ネットワーク10 GbE LANポート × 1
2.5 GbE LANポート × 1
接続端子類USB 3.2 Gen 2 Type-C × 1
USB 3.2 Gen 2 Type-A × 1
USB 3.2 Gen 1 Type-A × 1
USB 2.0 Type-A × 2
HDMI × 1
SDカードスロット 3.0 × 1
寸法178 (H) x 178 (W) x 258 (D) mm
重量約6kg(ドライブ込み)
保証2年(電話・メールサポートあり)
ストレージホットスワップ対応
4Kビデオトランスコード対応

各デフォルトアプリの使い勝手が抜群にいい

半年ほど使っていて「便利だな~!」と感じるのは、NASyncにプリインストールされているアプリたちの使い勝手の良さ。

例えば「写真」アプリでは、NASync上に保存されている写真をローカルAIで解析して、人物の顔を自動グルーピングしてくれます。Googleフォトとかと同じような感じで精度もかなり高いです。

スマートフォンに『UGREEN NAS』アプリをインストールすれば、スマートフォン内の写真を自動でNASync上にバックアップしてくれます

このあたりの使い勝手もGoogleフォトと変わらないので、「自分専用クラウド」のように使えて便利。手元にある物理的なデバイスにデータが保存されているという安心感もあります。

また「シアター」アプリでは、NASync上にバックアップした動画にタイトルやサムネイル・概要などを追加して視認性を向上させることができます。

動画内にメタデータがあれば自動でタイトルなどをダウンロードしてこれるので、メディアサーバー的な使い方をするのも良いですね。

Dockerと組み合わせれば使い方は無限大

純粋なデータドライブ・バックアップ先として優秀な『DXP4800 Plus』ですが、アプリセンターから『Docker』をインストールすると、Dockerを介してさまざまなアプリをNASync上で動かせるようになります。

NASync自体の活用法からは少し外れてしまいそうですが、ここからはDockerを組み合わせるとNASyncでこんなことができるよ!という活用例をいくつか紹介します。

Homebridgeをインストールしてスマート家電のハブ化

SwitchBot製品などを『ハブ2』なしにHomeKitに対応させる

まずメインでやっているのは、スマート家電をApple HomeKitに対応させること。ブリッジソフトウェア『Homebridge』をDocker経由でインストール・常駐させて、ほぼすべてのスマートホーム家電をAppleの『ホーム』アプリで管理しています。

僕の場合は、HomebridgeにSwitchBotとTP-Linkのプラグインをインストールし、ホームアプリでそれぞれのデバイスを管理できるように設定。

Homebridgeがあれば『ハブ2』『ハブ3』などMatter対応ハブを用意しなくても良いので、コスト面でもお得だったりします。

WordPressの開発環境を置いてどこでも作業可能に

これまでPC自体に置いていた開発環境をNASに移行

また、NASync上にWordPressを構築・このブログのデータを移植して、NASync上でテーマ改修やデバッグができるようにもしています。いわゆるローカル開発環境ってやつですね。

これまではPC上に開発環境を置いていたので、Windowsの再インストール等のたびに環境を作り直す必要がありましたが、NASyncに移行したことでデータの処遇を気にする必要がなくなりました。

後述する「Tailscale」と合わせて、外出先からでも開発環境(+NASのデータ)にアクセスできるようにしています。

Tailscaleを導入してどこからでもNASをマウント+NAS経由でネットにアクセス

Screenshot

個人的にNASyncに入れたアプリで一番便利だな~!と思っているのは、簡単にVPNネットワークを構築できる『Tailscale』です。

登録した端末間で簡易的なプライベートネットワークが作れるので、ノートPCにインストールしてTailscale経由でNASyncをドライブとしてマウントしたり、そのまま先述した開発環境・Homebridgeなどにアクセスできるようになります。

さらに、DXP4800 Plusに対して「Exit node」機能を有効にすれば、Tailscaleに接続したデバイスをDXP4800 Plus(=自宅回線)を経由してネット接続することも可能。

出先でフリーWi-Fiを使ってネットにアクセスするときや、海外から「日本国内からのアクセス限定」みたいなサイトを使いたいときはとっても便利です。


他にも色々なアプリをDocker経由でインストールしていますが、知識さえあればNASync内のアプリと組み合わせて無限大に使い方を広げられるのも、ハイスペックな『DXP4800 Plus』の魅力ですね。

まとめ

こんな感じで、今回はUGREENの『NASync DXP4800 Plus』を使い始めて半年経ったのであらためてレビューしてみました。

使い始めた当初は、データの保存先に加えてHomebridgeを使ったホームハブとして使うことが主でしたが、半年使っていく中で

  • Dockerアプリを増やして自宅サーバー化
  • スマートフォンの写真をバックアップするように

など、単なるストレージ以上に色々な使い方をするようになりました。

もちろん、本来のデータストレージとしての使い勝手も申し分なく、いろいろなデータを保存しておく先としても快適。

導入に費用こそかかってしまいますが、身の回りのデジタルデータを整理する先としてはとっても便利なアイテムです。

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※この記事はUGREEN Japanの提供でお送りします。レビューにあたっては金銭授受が発生していますが、記事内容には一切関与していません。

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