イヤホンはAppleの『AirPods Pro 3』、ヘッドホンはソニーの『WH-1000XM5』とハイエンド機種を使い分けている僕ですが、これ以外にも様々なイヤホン・ヘッドホンを使っています。

そんななか、海外のユニークな商品を輸入販売しているkibidango Storeから、あのBose監修のサウンドチューニングが施されたヘッドホン『Noise Master Buds Max』を提供していただきました。実際に1ヶ月ほど使ってみたので、装着感や音質、気になったところまで紹介していきます。

この記事はkibidango Storeの提供でお送りします。レビューにあたっては製品サンプルをご提供いただいていますが、記事内容には関与していません。

“Sound by Bose”を掲げるNoise『Master Buds Max』

今回紹介する『Master Buds Max』を製造しているNoise(ノイズ)は、2014年に創業されたインド発のブランド。

ワイヤレス製品やスマートウォッチを手掛けていて、2024年にはBoseから戦略的出資を受けるに至ったのだそう。その成果の一つがMaster Budsシリーズで、今回の『Master Buds Max』は1作目のイヤホンに次ぐ製品です。

最大の特徴は、Boseの音響技術を採用した「Sound by Bose」になっていること。アプリから調整できるイコライザーに、いわゆる「Boseらしいサウンド」を再現したプリセットが搭載されていて、Boseの製品を買わずとも手軽にBoseサウンドを楽しめるようになっています。

日本へはクラウドファンディング経由で上陸していて、現在はKibidango Storeや蔦屋書店・蔦屋家電の一部店舗と直販サイトで販売されています。カラーはチタニウム、シルバー、オニキスブラックの3色展開で、価格は33,000円です。

パッと見の高級感が良すぎる

実際に本体を見てみると、比較的新興メーカーにもかかわらず、安っぽさを感じない点に少し驚きました。

僕の手元にはチタニウムが届きましたが、カラーリングの仕上がりも良く、ハウジング部分のグリルも綺麗。このグリルはレコード版をモチーフにした同心円デザインが取り入れられていて、電源を入れるとラインが点灯するギミックも付いています。

ヘッドバンドとイヤーパッド部分にはヴィーガンレザーが採用されていて、こちらも質感や触り心地はなかなか良好。スポンジもしっかり詰め込まれているので、長時間着けていても頭への負担は少なさそうでした。

折りたたんで持ち運べる
本体のほかに充電ケーブル・収納ポーチが付属

重量は公称262gで、実測は270gほど。ハイエンドなノイキャンヘッドホンと比べると少し重めですが、装着感が良いので重量でつらさを感じることはありませんでしたね。
僕は過去にBoseの「QuietComfort」シリーズを使用していた経験がありますが、それと比べても装着感は遜色ないレベルだなと感じました。

そのほかのスペックはこんな感じです。ハイレゾ相当のLHDC 5.0コーデックに対応していますが、このコーデックに対応している機種がそんなに多くないのが残念。

価格33,000円(税込・3色共通)
カラーチタニウム、シルバー、オニキスブラック
重量公称262g
ドライバー40mmカスタム・ダイナミックドライバー
チューニングSound by Bose + ダイナミックEQ
コーデックLHDC 5.0
BluetoothVer.5.4(通信距離最大10m)
ノイズキャンセリング最大40dB(アダプティブANC・外音取り込みモード対応)
マイク5基
連続再生時間ANCオフ時: 最大60時間
ANCオン時: 最大48時間
急速充電10分の充電で最大10時間再生、フル充電約60分
充電端子USB Type-C
その他機能空間オーディオ、デュアルペアリング、装着検出、Google Fast Pair、紛失防止機能

Sound by Boseのイコライザーがとにかく優秀

このヘッドホンをしばらく使ってみましたが、やはり一番の魅力は音のクオリティの高さです。用意されている「Sound by Bose」のイコライザーが優秀で、中低音を中心に音が増強されていて「Bose的なサウンド」がしっかりと楽しめます

人によっては低音が気になるかもしれませんが、この低音の鳴りも「Bose的なサウンド」らしいな~というところでしょうか。

ノイキャン性能は必要十分、ダイナミックEQで音質も安定

肝心のノイズキャンセリング性能については最大40dBで、強度は低・中・最大の3段階のほか、周囲の騒音に合わせて強度が変わるアダプティブモードも用意されています。
ある程度騒音を想定した環境で使ってみましたが、人の話し声はある程度通しつつ、音以外の環境音はしっかり消してくれました。

外音取り込み機能も用意されていますが、他社のハイエンド機種に比べると外の音をマイク越しに拾っている印象がやや否めません。ただし全く使えないというレベルではないので、ノイズキャンセリングと外音取り込みともに実用十分な範囲だと思います。

また、周囲の環境や音量から音のバランスを自動で最適化するというダイナミック・イコライザー(EQ)テクノロジーもなかなか優秀。どの音量でも各音域のバランスが良いので、低音不足・聴き疲れが起きにくくなっています。

画像はkibidango Storeより引用

このほか、空間オーディオにも対応していますが、個人的にはこのヘッドホンを使うのであれば空間オーディオはオフでいいなと感じました。

完全日本語対応のアプリと便利機能

専用アプリのNoise Audioは完全日本語対応で、UIも比較的分かりやすいです。海外製品にありがちな日本語の雑さもそこまで感じず、割と直感的に使えます。

2台同時接続できるデュアルペアリング、着脱に合わせて自動で再生と一時停止をしてくれる装着検出、Google Fast Pairにも対応しています。

気になったところ

良いところが多い一方で、使っていて気になった点もあります。

まずボタンの質感。合皮や金属パーツに高級感がある分、操作ボタンだけちょっとプラスチッキーで、そこだけ安っぽく見えてしまうのが惜しいです。

iOS用とAndroid用のアプリで変更できる設定にも違いがあります。例えば、iOS版ではヘッドホン本体のボタン操作は変更できませんが、Android版では電源ボタンとモードボタンにそれぞれ機能を割り当てることができます。

また、iOS版ではイコライザーは低音・中音・高音の3つしか調節できませんが、Android版では9つのパラメータを細かく調整できます。

各OS間での変更できる項目が違うとヘッドホン自体の使い勝手にも変わってくるので、ここは早急に直してほしいところだなと思いました。

それから、これが一番残念だったのですが、肝心のカスタムイコライザーがほぼ使い物になりません。自分で波形を作れるカスタムEQを使うと音が極端に軽く薄く、こもったようになってしまいます

Android版アプリで波形をBoseプリセットに近づけても微妙だったので、個人的にはSound by Boseのイコライザー一択かなと思います。

まとめ

こんな感じで、今回はNoiseのワイヤレスヘッドホン『Master Buds Max』を紹介しました。

ボタンの質感やアプリの仕様の違い、カスタムEQなど気になる点はあるものの、ジェネリックBoseといえるサウンドや長時間でも疲れにくい装着感、そして所有欲を満たしてくれる質感を考えると、価格と音質のバランスがかなり良い一台だなと思いました。

本家のBoseはちょっと高くて手が出ないけど、あの系統の音を楽しみたいという人にはかなりオススメできる一品なので、ぜひチェックしてみてください。

この記事はkibidango Storeの提供でお送りします。レビューにあたっては製品サンプルをご提供いただいていますが、記事内容には関与していません。