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IKEAのBluetoothスピーカー『ENEBY』レビュー。インテリアとして使いたいミニマムなスピーカー

リビングに置いておきたいミニマムデザインのスピーカー。

Bluetoothスピーカーといえば、防水防塵のポータブルなタイプからデスクにおける大型なタイプまで様々なモノが発売されていますが、今年の4月にIKEAから発売された『ENEBY』シリーズは中々スタイリッシュな一品。

IKEAに寄ったタイミングでデザインが目に留まってしまい思わず購入したので、今回はENEBYのスペックや実際に使ってみた感想などを紹介していきます。

IKEAのBluetoothスピーカー『ENEBY』について

画像はIKEA公式サイトより
画像はIKEA公式サイトより

今回レビューしていく『ENEBY(エネビー)』は、2019年4月から発売開始された、IKEA初となるスマートスピーカー。

「スマートスピーカー」とは銘打っているものの実態はBluetooth接続対応のワイヤレススピーカーで、一般的なスマートスピーカーのようにGoogleアシスタントやAmazon Alexaには対応していないので注意が必要です。

なんといっても最大の魅力はIKEA監修のミニマムな北欧デザイン。極力テキストや凸凹を抑え、ケーブルも見えにくい位置に配置しているので、家のどこにおいてもうるさくならないのが良いですね。

サイズは20×20cmと30×30cmの2サイズで、価格はそれぞれ5,999円と9,999円。スピーカー市場にはENEBYよりも安価なモデルが多く発売されていますが、価格差はIKEAのデザイン料と考えるのが正解でしょう。

IKEA初のBluetoothスピーカー『ENEBY』レビュー

紹介もこれくらいにして、早速『ENEBY』をレビューしていきましょう。今回購入したのは小さい方に当たる20×20cmモデルで、カラーはブラック。

本当はホワイトでもいいかな〜と思っていたのですが、別売りのスタンドがブラックのみだったので、統一感を持たせるためにブラックに。もちろんスタンドも同時購入しました。

『ENEBY』の主なスペック

商品名 ENEBY(エネビー)
モデル 20×20cm
30×30cm
モデル 20×20×8cm
30×30×11cm
カラー ブラック、ホワイト
スピーカー モノラル
対応コーデック SBC
Bluetooth Ver 4.2
ポータブル対応 20cmモデルは対応 ※

※別売りのバッテリーが必要。

ENEBYのスペックはこのような感じ。

この価格帯のBluetoothスピーカーとしてはぜひAACコーデックに対応していて欲しかったのですが、対応はSBCのみ。まあスピーカー自体モノラルなので、コーデックを気にしても仕方ない気もします。

カバーは取り外し可能
カバーは取り外し可能

スピーカーグリルを覆うカバーは布製。簡単に外して2枚目の写真のようにできますが、個人的にはカバーをつけていた方が好みです。

背面は3.5mmのオーディオ入力端子と電源ケーブル。全て背面&ケーブルの総数も2本と、できる限りミニマムになるようにまとまっているのが良いですね。

サクッとセッティングを済ませてデスク上に設置してみました。小さいサイズとはいえ、デスク上だと存在感はすごいものがありますね…。

ハンドルとバッテリーを取り付けてポータブル化できる

今回購入した20×20cmモデルに限りますが、別売りで発売されているバッテリーと付属のハンドルを組み合わせることで擬似的なポータブルスピーカーとして使用することも可能です。

別売りで2500円…。

ハンドルは付属のネジで取り付けます。

こんな感じ。ポータブル化できるのは便利だけど、個人的にこれは使わないですね…。

スタンドを取り付けてスタイリッシュに使う

ENEBYは別売りのスタンドをつけることで、スピーカーを浮かせて設置することができます。デスクや床に直接置いてもいいんですが、こちらの方がスタイリッシュ。

スタンドに付属のネジを使ってサクッと取り付けていきます。

ENEBYをスタンドに取り付けてみるとこんな感じになりました。流石にこの大きさになってくるとデスクに置くよりもリビングなど広いスペースに置いた方が良さそうです。

実際に使ってみた感想

5月の頭に『ENEBY』を購入し約1ヶ月くらい使ってみた感想は以下の感じ。各項目について詳しく解説していきますね。

  • 高低音調節まで対応しているのが便利
  • モノラル出力しかできないのが残念
  • (欲を言えば)AACに対応してほしかった

高低音調節まで対応しているのが便利

この価格帯のBluetoothスピーカーとしては珍しく、僕自身も便利だなあと思ったのが高低音の調節機能。

普段はボリュームの調整に使うボタンを3秒長押しすると、まずは低音調節モードへ。ダイヤルを回して調節した後ボタンを短く押すと、今度は高音を調節するモードへと切り替わる仕組みです。

個人的にENEBYは購入した状態だと低音がかなり篭って聴こえていたので、こうしてユーザーの耳に応じて音の具合を調節できるのはありがたい。

モノラル出力のみ・AAC非対応が残念!

そもそもが2台利用を想定して作られているわけではないので仕方ないのですが、ENEBYはモノラル出力で、2台に同時に接続したからといってステレオ出力になるわけでもありません。

大きな30×30cmモデルであればウーファーは2つ付いていますがツイーターはモノラルですし、6000円近く出してモノラルしか使えないスピーカーというのは少し寂しいですね…。

あとモノラルなので仕方ない部分もありますが、対応コーデックはSBCのみで、AAC・aptXなどの高音質コーデックは非対応です。MacやiPhoneを使いでの利用が主なので、せめてAACには対応してほしかった。

まとめ

今回はIKEAから発売されているBluetoothスピーカー『ENEBY』を紹介しました。

正直「値段に見合う性能があるか」と言われると微妙なところにはなってしまいますが、デザインまでこだわって作られているスピーカーはこのクラスではなかなか無いので、インテリア目的やリビングでBGMを流す程度であれば十分に活躍してくれそうです。

個人的には夏以降に登場するIKEAとSonosがコラボしたスマートスピーカーも気になっているので、登場したらそちらも試してみようかなと思います。

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