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Apple Watch用純正『ソロループ』を1ヶ月使ってみたけど、想像よりかなり摩耗が激しくて微妙でした

『Apple Watch Series 6』と同時に発表された新しいApple純正バンド『ソロループ』。10月上旬に購入して1ヶ月ほど使ってみましたが、正直微妙なクオリティだなと感じてしまったので、その理由を紹介します。

売り切れ続出の『ソロループ』

今回記事で取り上げる『ソロループ』は『Apple Watch Series 6』とともに9月下旬に発表された新しいApple純正バンド。『ブレイデッドソロループ』『ソロループ』の2ラインで展開されている中、僕個人は通常の『ソロループ』を購入して1ヶ月ほど使っています。

上の記事では購入した当日・翌日の印象を好意的な形でまとめたのですが、1ヶ月間メインのバンドとして使っていて見逃せない残念なポイントが出てきたので、今回は批判的な目線でソロループについてまとめていきます。

コーティング剥げの進行が早い

ソロループを微妙だと感じてしまった唯一かつ最大の理由が、バンド表面に施されているコーティングが1ヶ月で剥がれはじめてしまっていること。以前まで主力バンドとして発売されていた(今も発売は継続中)スポーツバンドと比較すると「1ヶ月でこんなになってしまうの?」とびっくりしてしまいます。

上の写真だと多少分かりやすいですが、このような感じでバンドの両端の方からつや消しコーティングのようなものが剥がれ、光沢あるシリコン素材が現れてきます。

今まで「スポーツバンド」も使ってきたことがあるのですが、スポーツバンドが半年ほどガッツリ使ってコーティングが剥がれてくるのに対し、ソロループのそれは1ヶ月で剥がれてきてしまったので、個人的にはマイナスの意味で衝撃を受けてしまいました。

もっとも、スポーツバンドの素材が「フルオロエラストマー」であるのに対しソロループは「液状シリコーンゴム」と両者で異なる素材が使われているため、一概にコーティング性能の比較は出来ないのですが、ソロループをスポーツバンドのような感覚で使うのは難しいな…というのが正直な感想。

剥げたところから汚れが目立つように

コーティングが剥がれてしまうだけであればそれほど大きな問題ではなかったのですが、ソロループの場合コーティングが剥がれている部分が凄く汚れやすい。

ソロループは「手首にフィットする」という特性上、バンドの脱着時にどうしても肌との摩擦が多く発生してしまうのですが、コーティングが剥がれている部分が白くなってしまう。自分の身体の洗いが足りないのかと念入りに手首周りを洗って再度装着しても同じ結果だったので、これはもうコーティング剥がれの弊害なのではないかと思っています。

もちろん装着時の汚れに限らず、コーティングが剥がれていると普通の汚れも付着しやすくなってしまうため見た目はかなり残念な感じに。汚れが目立たないようにとブラックのバンドを購入しているのに、コーティング剥がれで汚れてしまうのは本末転倒感がものすごい…。

ソロループは消耗品と割り切ることが出来るか

こんな感じで、1ヶ月ほど『ソロループ』を使ってきましたが、個人的にはコーティング剥がれとその弊害にかなりショックを受けてしまい、すでに使用をやめてしまいました。

装着時の一体感は申し分ないバンドではあるのですが、スポーツバンドの数分の1(体感)というコーティングの耐久性には悪い意味でびっくりしています。この程度の耐久性であれば「消耗品」と考えざるを得ないレベルで、これなら脱着の不便を背負ってでもスポーツバンドを購入したほうが良いです。

Apple Watchのバンドに毎月5,000円弱払える人や、どうしても装着感の良さを求めたい人であれば購入を検討しても良いでしょうが、そうでない人は『スポーツバンド』か、より高価で編み込みの『ブレイデッドソロループ』がおすすめです。

そういうわけで『ブレイデッドソロループ』を購入し別記事で紹介しているので、気になる人はそちらもチェックしてみてください。

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