モバイル周辺機器を多数開発しているCIOから先日発売されたモバイルバッテリー『SMARTCOBY Pro』を購入してみたのでレビューしていきます。
クレジットカードと同等のサイズながら最大30WまでのUSB PD出力に対応していて、MacBook Airを最適な速度で充電できるという容量10,000mAhの使いやすいモバイルバッテリーです。
CIOのコンパクト&強力な『SMARTCOBY Pro』をレビュー
こちらが今回購入したSMARTCOBY Pro。CIOというメーカーの存在は知りつつも中々製品を購入する機会がなかったので今回が初めてなのですが、こういうパッケージなんですね。
付属品はバッテリー本体のほかに、充電用のUSB Type-C to Type-Cケーブル、説明書、メーカー紹介の紙という感じ。
こちらがバッテリー本体。本体はつや消し加工がされていて傷や指紋が目立ちにくいデザインになっています。
SMARTCOBY Proの仕様
SMARTCOBY Proの仕様はこんな感じ。
サイズ | 約77mm × 56mm × 26mm |
重量 | 183g |
入力(USB Type-C) | 5V=3A, 9V=2.22A, 12V=1.5A(最大20W) |
出力(USB Type-C PD) | 5V=3A, 9V=3A, 12V=2.5A(最大30W) |
出力(USB Type-C PPS, QC4) | 3.3=6V 3A, 3.3=11V 2.7A(最大30W) |
出力(USB Type-A) | 4.5=5V 5A, 9V=3A, 12V-2.5A(最大30W) |
充電サイクル | 約500回 |
その他 | パススルー充電対応 |
USB PDだけではなくGalaxy等に採用されているPPS規格にも対応していて幅広いデバイスを高速充電出来ます。
これでいてクレジットカードとそれほど変わらないサイズ感になっているので、使い勝手はかなり良いと思います。ただ充電サイクルが約500回と少ない印象があるのが気になるところでしょうか。
本体側面はバッテリー残量を1%単位で確認できるLEDインジケーターと電源オン・オフボタンがあります。
左右の端にはそれぞれUSB Type-CポートとType-Aポートが備わっています。
他社製モバイルバッテリーと比較
手元にあるモバイルバッテリーたちのうち、いくつかとサイズを比較してみました。
まずはAnkerから発売されている『PowerCore 10000 Redux PD』。容量10,000mAhで18WのUSB PDに対応したモバイルバッテリーですが、出力は『SMARTCOBY Pro』のほうが大きいにも関わらずAnkerよりもコンパクト。重量も10gほど『SMARTCOBY Pro』のほうが小型です。
続いてNovooから発売されている5,000mAh・18W PD出力のモバイルバッテリーと比較。さすがにNovooの方がコンパクトですが『SMARTCOBY Pro』の半分のバッテリー容量ですからね。十分『SMARTCOBY Pro』のサイズ感が分かると思います。
実際にデバイスを充電してみる
実際の使い勝手はどうなんだろう?ということで、USB Type-C充電に対応しているMacBook Airに接続してみました。出力は27W前後とスペック上の最大値である30Wに近い数値が出ています。
USB Type-Aでの充電も試してみました。先日購入したGoogle Pixel 5に接続したところ、大体6~7W出力ほど。
Type-C・Type-AともにQuick Charge規格に対応しているので、対応デバイスを接続した場合はType-A端子でも最大30W出力されるようです。
まとめ
こんな感じで、今回はCIOから発売されたモバイルバッテリー『SMARTCOBY Pro』を紹介してみました。
「コンパクトなモバイルバッテリー」というフレーズで発売されたモバイルバッテリーの多くが最大でも18WのUSB PDに留まっていた中、SMARTCOBY Proは最大30Wに対応。30Wの出力があればMacBook Airや一部のノートパソコンなども充電できるため、パソコンユーザーが持っていても使い勝手が良いモバイルバッテリーだなと感じました。
もちろんノートパソコンユーザーでなくても、クレジットカードより小さいボディに10,000mAhを載せた使い勝手の良さは魅力的。
ここ最近登場したモバイルバッテリーの中でも上位に入る総合力の高さだと感じるので、モバイルバッテリーの購入を考えていた人はぜひチェックしてみてください。