モバイルバッテリーと聞くと「黒くて地味なやつ」「かっこよくない固まり」といったマイナスイメージばかりが先行してしまいがちですが、実はここ数年でデザイン性を重視した製品も広がっています。
有名どころではAnkerがカラフルなカラバリを採用したバッテリーを発売していますし、過去にはダンボーとコラボしたモバイルバッテリーなんてものも発売されていたことがあります。
そんな中、海外のSHARGEというメーカーから発売されているモバイルバッテリーは、男子の誰もが一度は憧れたことがある「スケルトンデザイン」を採用した製品群たちが特徴的。
今回メーカーから『Shargeek100』『Flow』という2つのバッテリーをご提供いただいたので、そのデザイン性の高さを中心にご紹介します。
※この記事はSHARGEの提供でお送りします。レビューにあたっては各製品サンプルをご提供いただいています。
大容量のShargeek100は非常用・旅行用に大活躍間違いなし!
まず紹介するのは、同社のラインナップの中でも大容量バッテリーに区分される『Shargeek100(旧STORM2)』。
次に紹介する『Flow』の約2.5倍となる容量25,600mAhを搭載した大型のモバイルバッテリーになっていて、日頃から1日外で作業する人のお供や災害時に使う非常用モバイルバッテリーとしてピッタリのサイズ感に仕上がっています。
Shargeek100最大の特徴はなんといってもご覧の通り、外装がスケルトンデザインになっている点。これだけで一部の人にはグッと刺さるのではないでしょうか?必要な基盤やコンデンサー、果ては大きなバッテリーセルが丸見えになっていて、一般的なモバイルバッテリーにはない存在感があります。
縦151mm×横59mm×厚さ47mm・重さは約590gと、モバイルバッテリーとしては大きめな一方で容量を考えると適正クラスという気もします。非常用バッテリーとして使うのであればサイズは気になりませんが、日常的に使う方であれば大体500mlペットボトルくらいと考えておくとちょうど良いでしょう。
25,600mAhと大容量ですが、ギリギリ航空機の手荷物として持ち込める容量になっています。出張族の方や数泊の海外旅行を控えた方でもこれなら持って行けそうです。
搭載されているポートは
- 出入力対応USB Type-Cポート × 1つ
- 出力対応のUSB Type-Cポート × 1つ
- USB Type-Aポート × 1つ
- DCポート × 1つ
の計4つ。レアなのが様々な機器に接続できるDCポートで、別途ケーブルを用意すればUSB充電に対応していないようなノートパソコンでも充電できてしまうのは嬉しいポイントかもしれません。
USB Type-Cポートのうち出入力対応ポートは100W出入力に対応していて、それ以外のポートと併用して使う場合は接続先デバイスに応じて出力を分け合うかたち。
ここら辺の出力分岐はかなり複雑なので、公式サイトを参考にしつつ実際にデバイスを接続してみることをおすすめします。
スケルトンデザインだけでも十分に心の中の少年が喜んでしまうShargeek100ですが、本体上部に搭載されている液晶ディスプレイもギークっぽさを演出してくれます。
この液晶では出入力時の電力や温度、バッテリー残量、バッテリー本体の充電サイクルまで様々な情報を一覧で表示することが可能で、電力表示によって「接続できてなかった!」というミスを防ぐ効果もあります。
実際に100Wの入力に対応しているノートパソコンを接続してみたところ、定格の100Wに近い出力が行われていることが確認できました。
接続を始めてからの経過時間も計測できるため、いわゆる「出力チェッカー」的な役割はこのモバイルバッテリーだけで完結できるという感じ。
コンパクトな『Flow』は日々のバッグに入れておけるサイズ感
続いて紹介するモバイルバッテリー『Flow』は容量10,000mAhのモバイルバッテリー。先ほどのShargeek100とは異なり、主に日常使いに最適な容量・サイズ感になっています。
こちらもパッと目を引くのはバッテリーのデザインでしょう。デザインは初代iMacのようなスケルトンデザインをモチーフにしたもので、一般的なモバイルバッテリーとは一線を画すようなクールさ。一見すると化粧品のケースなどに見えてしまうほどで、個人的には所有してきたモバイルバッテリーの中でもトップクラスのデザインだと感じます。
今回提供していただいたホワイトは、バッテリーセルが白いインナーパーツに囲まれ、さらにそれを透明なシェルで覆ったような作り。この「あえて一層挟む」というデザイン性が、普通のモバイルバッテリーでは見られない抜け感になってるんでしょう。
バッテリー上部には残量や充電状況を示すインジケーターが搭載されていて、本体のデザインを活かしつつスマートに状況が確認可能。
ちなみにFlowは今回のホワイトのほかブルー・グリーン・パープルの計4色展開。どのカラーもポップで持ち歩きたくなるデザインに仕上がっています。
iPhoneとサイズを比較してみるとこのような感じで、縦横のサイズはおおよそクレジットカードと同じサイズ。市場で販売されている一般的な容量10,000mAhのバッテリーと大きさが近く、高いデザイン性の代わりに大きさが犠牲になっていることはありません。
搭載されているポートは、
- 出入力に対応しているUSB Type-Cポート(最大で20W出力)
- 出力のみに対応しているUSB Aポート(QC対応、最大で18W出力)
の計2つ。こちらも現代のモバイルバッテリーでは必要十分な構成だと思います。
実際にiPhoneを接続してみるとこんな感じで、特に大きな問題もなく各USBポートで充電できました。こういった色が際立つバッテリーは接続先のデバイス(スマートフォンやタブレット)などと色を揃えると統一感が出てオシャレかも。
まとめ
こんな感じで、今回はSHARGEから発売されているスケルトンデザインのモバイルバッテリーを2種紹介してみました。
製品のイメージ写真を見せてもらった段階で超絶かっこいい!と期待感が高まるばかりでしたが、実際に手元に届いた製品たちはそのイメージ写真そのままのかっこよさ。
機能面とデザイン性が両立されているモバイルバッテリーがそう多くないなかで、こうしたデザインにもこだわったモバイルバッテリーは市場的にも広まる余地があるのでは?と感じました。
価格面を見ても、大容量・高機能なShargeek100が約3万円、コンパクトなFlowが約5,500円と、市場の相場と比較しても大きく逸脱しているわけではなく「まあこんなものだよね」と納得できるような設定。デザイン性にこだわったモバイルバッテリーを探している方にはぜひ検討してみてほしい製品群です。
※この記事はSHARGEの提供でお送りします。レビューにあたっては各製品サンプルをご提供いただいています。