メインのスマートフォンは長らくiPhoneを使い続けていますが、緊急時や事業用の兼ね合いもあってサブのスマートフォンとしてAndroid端末も持つようにしています。
基本的にAndroid端末に関してはなるべくお金をかけずに、それでいて尖った武器がある1台を選ぶようにしていて、最近では「1年12円」「2年24円」でレンタルできるミッドレンジ~ミッドハイの機種を使っていました。
そんなAndroid端末のうち、2021年2月に契約した『Xperia 5 III』が今年の3月で契約から25ヶ月を迎え「新トクするサポート」の特典利用時期になったので、サクッと返却することにしました。今はPixel 8をサブ端末にしているし、今月のうちに返却すれば残債もかからないしね。
そういうわけで、今回の記事では簡単に「新トクするサポート」の特典利用方法と、この2年間でXperia 5 IIIで撮影した写真たちをご紹介。
残価設定ローン的な「新トクするサポート」
今回僕が使った「新トクするサポート」は、対象機種を48回払いで購入した場合、25か月目以降に端末を返却すると、最大24回分の機種代金が支払い不要になるサービス。25ヶ月目に端末を返却するとそれ以降の分割支払金が免除されるので、分かりやすく言うと「25ヶ月目で機種変更すれば機種代が安くなる」といった感じ。
現在は総務省からの「指導」が入ったことも影響してか
- 新トクするサポート(スタンダード)
- 新トクするサポート(バリュー)
の2プランが提供されていて、プランによって返却できるようになる時期が違います。僕は現プランになる前の「新トクするサポート」で契約したので、購入から25ヶ月経った今月から返却可能になりました。
当時僕が契約した『Xperia 5 III』は、年度末が迫っているタイミングということもあってか各種割引の末2年間で24円(1円×24ヶ月)と破格で契約できた1台。
25ヶ月目以降の料金は値下げなしですが、先ほど書いたように25ヶ月目に返却してしまえば残債は免除されます。24円で当時としてはハイスペックなカメラを搭載したスマートフォンが使えるのであれば…と契約したのでした。
特典利用には店舗での申し込みが(ほぼ必須)
そんな「新トクするサポート」の特典である端末回収&残債免除ですが、実際に利用するためには端末返却用の専用キットを使います。そしてそのキットを受け取るには店舗での
- 本人確認
- 端末状態の確認(IMEIや外装のチェック)
- 特典利用に関する同意
が必要。契約時の説明では「店頭での端末確認はない」という話だったので、僕は店頭に2回向かう羽目になってしまいました…。
それと、実際に残債が免除されるにはいくつかの条件があります。どれも普通に使っていればまず起きないような故障が対象ですが、気になる人は一応特典ページをチェックしておくといいかも。
僕の場合は大きな故障もなく、サクッと端末をポストに投函して完了。受領され次第端末のチェックが入って、問題なければ残債24回分は免除されます。
Xperia 5 IIIで撮影した写真を供養
そんなわけで返却したXperia 5 IIIですが、僕はSIMの入るコンデジみたいな立ち位置で使っていました。
可変式の望遠レンズ(70mmと105mm)とα譲りのカメラエンジンを搭載したXperia 5 IIIなら、カメラのない場面での撮影も気持ちよくできるんじゃないかと思ったわけですね。
結果的に、後半1年はPixel 7aやPixel 8、iPhone 15 Pro MaxといったAI補正の強いスマートフォンを使うことが多くなってしまいましたが、2年間で撮った写真たちを供養しておきましょう。
「『RX100M5』を手放した理由」という記事にも載せている2枚。2022年初頭はまだAI補正もあまり自然ではなくて、自力で頑張っているXperia 5 IIIのほうがよく映るシーンが多かった。
そうはいってもXperia 5 IIIにも苦手なシーンはあって、中でも顕著だったのが夜景撮影。
いわゆる「夜景モード」のような強力な補正が搭載されていないこともあって、夜のカメラ使用は正直使えないシーンがほとんどでした。
Xperia 5 IIIが発売された2021年は、iPhone 13・Pixel 6と、まだ俗に言う「AI補正」が今ほど強力でない端末たちが発売された年。
翌年にはiPhone 14シリーズ・Pixel 7シリーズでAI補正が強力になってしまったので、今思えば絶妙に間の悪いタイミングで発売されたスマートフォンだったのかも。
ともかく、Xperia 5 IIIという当時のコンパクトハイエンドな端末を2年間計24円で使えたのは非常に良い経験でした。今持っているPixel 8でも、Xperia 5 IIIのようにたくさん写真を撮りたい。