ここ数年で使っている人もかなり増えた「ノイズキャンセリング機能」搭載のヘッドホン。他社のハイエンドモデルは第5世代・第4世代に突入していることもあり性能面では群を抜いていますが、その反面かなり値段も高く、ちょっと手が出しにくいな…と感じることもあります。
そんな中、2024年3月に北欧発のオーディオブランドSudioから登場した『Sudio K2』は、アンダー10,000円という手頃な価格ながらノイズキャンセリング機能を搭載したという、かなり興味深い製品。
今回、発売に合わせてSudioから『Sudio K2』をご提供いただいたので、約1ヶ月ほど使ってみた感想などをご紹介します。
※この記事はSudioの提供でお送りします。レビューにあたっては各製品サンプルをご提供いただいています。
目次
Sudio K2について
こちらが今回紹介するSudioのワイヤレスヘッドホン『Sudio K2』。
いわゆる「北欧デザイン」といわれるようなミニマルな見た目と、完全なホワイトではない独特のカラーリングが特徴で、このボディの中にタッチセンサー・ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングといった機能が備わっています。
展開されているカラーバリエーションは全2色で、今回提供いただいたパールホワイトの他にブラックが用意されています。
外観は少しだけソニーの『WH-1000XM5』に似ているような気がしていて、この主張しすぎない落ち着いたデザインが個人的にも気に入っています。
アーム部は可動式になっているので、上の写真のようにフラットにすることも可能です。
USB Type-Cポートや電源/ANC切替/ペアリングボタン、3.5mmオーディオポートなどの操作系は、すべてヘッドホン右側ユニットにまとめられています。ボタンは2秒長押しで電源、3秒長押しでペアリングモードに切り替わる仕組み。
さらに右側ユニットにはタッチ操作にも対応していて、こんな感じで各種操作が行えます。
基本的な操作系はよくあるヘッドホン・イヤホンとあまり変わりませんが、音量調節の操作に関してはすこし癖があるな~と感じました。慣れれば大きな手間ではないですが、最初の方は結構違和感がありそうです。
スペック紹介(要見出し変更)
簡単にSudio K2のスペックをチェックしてみましょう。
タイプ | 密閉型ヘッドホン(オーバーイヤー型) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 197mm ×173mm × 83mm |
重量 | 245g |
ノイズキャンセリング機構 | ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング |
操作方式 | タッチパネル+ボタン(1つ) |
マイク | 合計5つ |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
対応コーデック | SBC |
防水対応 | 非対応(水しぶきに強い防滴性) |
連続再生時間 | ANC未使用時: 60時間 ANC使用時: 27時間 |
急速充電 | 10分の充電で2時間再生可能 |
急速充電にこそ対応していないものの、連続再生可能時間は脅威の60時間(ANCオフの場合)。
これだけバッテリーが長持ちするなら急速充電は不要かと思いつつも、あまりに充電せずに使えるぶんかえって充電し忘れる可能性もありそう。ここは使用スタイルに応じて印象が変わってくる部分でしょうね。
実際に使ってみた感想
音質はおおむね良好。SBCコーデックのみ対応は気になる人もいそう
ヘッドホンということで真っ先に気になるのは音質でしょう。
テクノ・R&Bなど色々なジャンルの音楽を聴いた感想としては、高音域が少し弱いと感じるときがあったものの、基本的にはフラットで楽曲の意図したとおりのサウンドになっているな~という印象がありました。聴いていて特定の音域が強すぎることもなく良い感じ。
反面、対応コーデックがSBCのみというのは、音質にこだわる人からすると少し引っかかってしまうポイントかもしれません。
とはいえ、アンダー10,000円という価格やそのほかの性能(ノイズキャンセリングなど)を考えれば致し方ないところだと思いますし、SBCだからといって音質がすごく悪いかといえばそうでもないのが事実。95%以上の人はSBCコーデックでも十分に満足できると思います。
デザインの良さは同価格帯のヘッドホンでも随一
音質以外の部分に目を向けると、Sudio K2のデザインは同じ10,000円前後のヘッドホンと比較しても洗練されている印象があります。
特にカラーリングが好みで、純粋な「ホワイト」ではなく少しくすみがかったような色合いに仕上がっているのがお気に入り。ホワイト系のヘッドホンはファッションに取り入れても良いアクセントになるんですよ。
もちろん、ヘッドバンドのスライダー部分など細かいところは値段相応な作りもありますが、本体の手触りやイヤーパッドのふかふか具合といったパッと見て分かる部分はさすがの作り込み。街で見かけても結構高見えしそうです。
ノイズキャンセリングは実用十分
Sudio K2はアンダー10,000円のヘッドホンには珍しい、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)が搭載されています。
イメージとしてはソニーの『WH-1000XM5』やBoseの『QuietComfort』シリーズと同じ感じで、周囲の騒音をある程度抑えてくれるというもの。正直この価格帯のヘッドホンにノイキャンが載ってくるのはかなりびっくり…。
肝心の品質はというと、さすがに他社のハイエンド機種と比較するとすこし控えめで、カフェや外の自然音が完全に遮断されるわけではありません。とはいえ、ヘッドホン形状がオーバーイヤー型であることも影響してか、ある程度までは軽減してくれる印象がありました。
本体価格に対しての品質を考慮すれば十分すぎるノイズキャンセリング性能ですし、長時間作動させていても違和感なく使えそうです。
予算1万円でヘッドホンを探すなら良い選択肢になりそう
約1ヶ月ほどSudio K2を使ってみましたが、アンダー10,000円クラスのヘッドホンってここまでしっかりしているんだ…!と驚かされる場面が多かったです。
Sudioならではのデザインは当然のこと、音質・着け心地・ノイズキャンセリングどれを取っても「ここはちょっと残念…」という部分もなく、強いていえばタッチ操作が初めの方がやや難解なくらい。ヘッドホンで抑えておきたいポイントをしっかり抑えていて、価格に対してのクオリティはかなり高いんじゃないかなと感じました。
見出しでも触れましたが、予算1万円前後でノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンを探しているなら、良い選択肢として検討の余地はあると思いますよ。
購入はSudio公式サイトからがオススメ
そんなSudio製品は、Sudio公式サイトで購入すると30日以内であれば返品対応を受けることが可能。さらに、無料のメンバーシッププログラム『Sudio Sphere』に登録すると、通常1年の製品保証が18ヶ月に自動延長されます。
今回レビューにあわせて、Sudioから15%オフクーポンを提供していただいているので、気になる方はぜひ公式サイトから購入してみてください。
- クーポンコード: gadgettouch
- 有効期限: 2024/06/15まで
製品情報はSudio公式サイト、公式SNSにも掲載されています。
※この記事はSudioの提供でお送りします。レビューにあたっては各製品サンプルをご提供いただいています。