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2024年の自作PC紹介 | 『Fractal Design North』を使ったインテリア風PCを2台使ってます

2020年にWindowsメインのPC環境へ移行して4年強が経ちました。この間、なんだかんだパソコンの数は増え続けてしまい、現在はWindows・Macを含めると個人で4台のパソコンを所有しています。

といっても、そのうちの2台はデザインチェック程度にしか使わないMacと外出用のノートパソコンで、使う時間が多いのは残り2台の自作PC。それぞれ日頃の作業とゲームをするために組んだパソコンになっていて、両PCともかなり快適。

この自作PC、だいたい1~2年に1回のペースでパーツなどをリフレッシュしているので、今回はその自作PC2台の2024年版の構成を紹介していきたいなと思います。

メインPCとゲーミングPC、ケースは『Fractal Design North』の色違い

まずはケースからの紹介ですが、メインPC・ゲーミングPCともにFractal Designから発売されているP『North』を使っています。メインPCはブラック・ガラスパネルのモデル、ゲーミングPCはホワイト・メッシュパネルのモデルです。

これまで何台か自作PCを使ってきましたが、どれもケースは「ザ・パソコン」っていうような感じの見た目をしていて、リビングや寝室にオープン設置するにはどうもミスマッチな感じがしていたんですよね。

今使っているNorthは、一見するとパソコンケースとは思えないインテリア性の高さが特徴。これなら部屋に置いていても馴染んでくれるだろうと踏んだわけです。フロントパネルに使われている天然木の素材がケースの色で違う点も細かくてお気に入り。

2台のPCを同じケースで揃えることはあまり聞かない反面、僕としてはかなり満足していますし、仮に引っ越して雰囲気とPCケースが似合わなくなったとしてもPCの中身を入れ替えれば良いだけ。

長く使えるケースが購入できてよかったです。

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Ryzen 9 7950Xで組んだ光らないメインPC

両PCで使っているケースを紹介したので、ここからは各PCの細かいパーツ類について触れていきましょう。まずはメインで使っている自作PCから。

CPUAMD Ryzen 9 7950X
マザーボードMSI MPG X670E CARBON WIFI
メモリG.Skill Trident Z5 32GB×2
グラフィックボードASUS ROG Strix RTX 3060 Ti OC 8GB
SSDブート: Samsung 980 PRO 1TB
データ: WD Blue SN550 1TB
データ: Crucial P3 Plus 4TB
CPUクーラーEK EK-AIO 240 D-RGB
Lian Li P28×2
電源Thermaltake TOUGHPOWER GF 850W GOLD
ケースファンThermaltake TOUGHFAN 12×3
Lian Li P28×1
ケースFractal Design Charcoal Black(TG)

パーツ類はこんな感じ。基本的にミッドハイ~ハイクラスのパーツが多めで、PCケースに雰囲気が合うようになるべくギラギラ光らない・光らせないようにしています。

CPUやマザーボード、メモリに関しては、最新パーツ大好きな友人のでこいさんが買い替え直前まで使っていたものを安く譲ってもらっています。初めての自作PCからこの流れでやりくりしているのでありがたい限り。 

CPU: AMD Ryzen 9 7950X

CPUはRyzen 9 7950Xを使っています。

3000シリーズからずっとRyzen 9を使い続けている(譲り受け続けている)ので何も違和感なく使っているんですが、これ10万円近くするんですね……。Twitterやブラウジングをするにはあまりにオーバーキルなスペック。

デフォルトの状態で使用すると消費電力・温度ともにとんでもないことになってしまうので、電力制限をかけて上限125Wで運用しています。この制限をかけても、以前まで使っていたRyzen 9 5950Xより3割ほど性能が良いというんだから驚きです。

マザーボード: MSI MPG X670E CARBON WIFI

メインPCのマザーボードは、今回始めてASUSを離れMSIの『MPG X670E CARBON WIFI』を使っています。BIOSに入る機会が少ないのでASUSとの違いを感じることは少ないですが、致命的な問題もないし快適。

とても使い切れない量のUSBポートがあるのも「これだけ載せておけばええやろ(投げやり)」感があって好きです。

メモリ: G.Skill Trident Z5 32GB×2

メモリはG.SkillのTrident Z5を計64GB分。光る必要もないし、特に買い替える必要もないので寿命が来るまで頑張ってほしいところ。

グラフィックボード: ASUS ROG Strix RTX 3060 Ti OC 8GB

グラフィックボードは2022年時点での構成から引き続き、ASUSの『ROG Strix RTX 3060 Ti OC 8GB』。メインPCではがっつりゲームをするわけではないですからね。

そろそろRTX 4000シリーズかRX 7700シリーズに買い替えたい気持ちもありつつ、ゲーミングPCと比べると優先度が高くないのでズルズル使い続けています。

SSD: ブートとデータで計6TB

ストレージに関しては

  • Windowsシステム: Samsung 980 PRO 1TB
  • 「ダウンロード」「ドキュメント」のデータ: WD Blue SN550 1TB
  • それ以外のデータ(RAWなど): Crucial P3 Plus 4TB

といったように、目的に合わせて計6TB分ストレージを積んでいます。自宅にはこれとは別に6TBのNASも用意しているので、さすがに容量が足りなくなることはないです。

Ryzen 9 7950Xに組み替えるタイミングでSATA接続のストレージを全廃してM.2 SSDに統一したので、配線面もかなりスッキリしました。

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簡易水冷: EK EK-AIO 240 D-RGB

簡易水冷は冷却性能の高さで知られているEKの240mmラジエーター付きモデルを選択。

Ryzen 9 7950Xの発熱的に360mmラジエーターでないと難しいかも…?と思っていましたが、今のところは(電力制限の甲斐もあってか)特に問題なく使えてます。シンプルなデザインなのもお気に入り。

CPU・リアファン: Lian Li UNI FAN P28

PCケース内の空気を逃がす排気ファン(ラジエーターファンとケース背面のリアファン)については、Lian Liの『UNI FAN P28』を使っています。

3つセットで12,000円と高いのですが、一般的なケースファンと比べて厚みが3mm厚く、そのうえ液晶ポリマーブレードを使っているので風量が段違い。全力で排気・冷却するために出力強めにしていますが、それでも風切り音がうるさくなくて快適。

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フロントファン: Thermaltake TOUGHFAN 12

ケースのフロントファンにはThermaltakeの『TOUGHFAN 12』を3つ並べて使用中。

Noctuaの『NF-A12x25』クローン…とは言われていますが、NF-A12x25より寿命が短いとされているのが気になるところです。僕が使っているファンもいくつか回転数が落ち始めてますし、ゆくゆくはUNI FAN P28に統一したい。

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電源: Thermaltake TOUGHPOWER GF 850W GOLD

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電源はThermaltakeの『TOUGHPOWER GF 850W GOLD』。いたって普通の80PLUS Gold認証電源です。特に問題なく使えてますね。

ほぼVALORANT専用機なゲーミングPC

続いて寝室に設置しているゲーミングPCについても紹介していきましょう。使用しているパーツ類はこんな感じ。

CPUAMD Ryzen 7 5700X3D
マザーボードASUS ROG Strix X570-F Gaming
メモリCrucial CT2K16G4DFD832A
グラフィックボードASUS Dual RTX 4060 Ti OC 8GB
SSDブート: WD Black SN750
データ: Crucial P2 1TB
CPUクーラーCooler Master Hyper 212
Thermaltake TOUGHFAN 12×2
電源Cooler Master V SFX Gold 650W
ケースファンThermaltake TOUGHFAN 12×3
Fractal Design North付属 140mmファン×2
ケースFractal Design North Chalk White

テーマは「VALORANTを超快適に遊べるPC」という感じで、240fps・高画質設定でもフレーム落ちせずにプレイできるレベルのスペックで組んでいます。

VALORANTは軽くてGPU依存度も低いゲームなので、最新スペックのパーツでなくても全然余裕で遊べて最高です。

CPU: AMD Ryzen 7 5700X3D

ゲーミングマシンもAMD Ryzenで組んでいて、CPUはRyzen 7 5700X3Dを使っています。

ゲーミングPCを初めて組んだときはRyzen 5 5600Xを使っていましたが、2024年になってから240fpsに張り付かないことも多くなってきたので載せ替えることにしました。

いまさらAM4のCPUを新品で買うのはな…と思うところもありましたが、海外通販サイトだと新品バルク品が23,000円ほどで販売されています。セールのタイミングでは20,000円を切ることもあって、僕は19,000円ほどで購入。5600Xの売却額を差し引いて4,000円ほどで買い替えできました

3D V-Cacheのおかげでfpsもかなり向上していて、fps制限なしの状態では高画質設定でも500fpsほど出るので最高。AM4のサポートが切れるまでは使い続けると思います。

マザーボード: ASUS ROG Strix X570-F Gaming

マザーボードは初めての自作PCのころから使い続けている、ASUSの『ROG Strix X570-F Gaming』。

かなり古くなってしまいましたが、CPUと同様に今さらX570・B550のマザーボードを新品で買うのはかなり渋いので、AM4が続く限り・マザーボードが壊れる限りは使い続ける予定。致命的に壊れている部分もないですからね。

ASUS
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メモリ: Crucial CT2K16G4DFD832A

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メモリはネイティブで3200Mhzに対応しているCrucialのDDR4メモリを32GB(16GB×2)載せています。

ゲーミングPCはオーバークロックメモリとの相性が悪いのか、使うとすぐにブルスクになってしまうのでこれ以外使えない。

グラフィックボード: ASUS Dual RTX 4060 Ti OC 8GB

8ピンは撮影のためにわざと外してます

グラフィックボードはASUSの『Dual RTX 4060 Ti OC 8GB』を載せています。

VALORANTしかやらないのでメインPCのRTX 3060 TiをゲーミングPCに乗せても十分な気がしていますが、なんとなく新しいほうがいいかなと。

SSD: ブートとデータで計1.5TB

ゲーミングPCのストレージに関しては

  • Windowsシステム: WD Black SN750 500GB
  • それ以外のデータ: Crucial P2 1TB

といった感じで計1.5TB用意しています。

一応VALORANT以外のゲームもインストールすることを見越してデータ用SSDを1TBにしましたが、いまのところ800GBくらい余ってますね。

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CPUクーラー: Cooler Master Hyper 212

CPUクーラーはCooler Masterの『Hyper 212』に、Thermaltakeの『TOUGHFAN 12』を2つ付けて運用しています。

メインPCと違ってゲーミングPCはTDPの低い(105W)Ryzen 7 5700X3Dなので、シングルタワーの空冷クーラーでも余裕をもって冷やせるので助かります。

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CPU・リアファン: Thermaltake TOUGHFAN 12

フロントファンはFractal Northに付属してきた140mmサイズのファンを2つ使用中。ちょっと風切り音が大きい印象がありますが、このパソコンを使うときはイヤホンを着けていることがほとんどなので致命的な問題ではないです。

メインPCのフロントファンをUNI FAN P28に変えるようなことがあれば、今使っているTOUGHFAN 12×3つと入れ替えると思います。

電源: Cooler Master V SFX Gold 650W

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電源はNR200でゲーミングPCを組んだときから継続して、Cooler Masterの『V SFX Gold 650W』を使用しています。

80PLUS GOLD認証取得済みですし、SFXサイズなのでPCのサイズを小さくしたくなっても継続して使えて不満はないです。強いて言えば今後消費電力が増えて650Wで足りなくなると嫌だな…といったくらいでしょうか。

まとめ

こんな感じで、今回は2024年現在で使っている自作PC2台(メインPCとゲーミングPC)について、使っているケースやパーツ類などをまとめてみました。

自宅で自作PCを2台持っていて、かつ同じケースの色違いを2つ使っている人なんてそうそういないとは思いますが、両PCともに違うコンセプトでうまく共存できていていい感じです。

なにより、Fractal Design Northの見た目と作り込みが本当にお気に入り。PCケースとしては高い部類に入ると思いますが、これまで買ってきたPCパーツの中で一番満足度が高いかもしれません。


「じゃあこのPCたちを置いているデスク周りはどんな感じなんだ?」という疑問については、2週連続でお送りするデスクツアーで触れていく予定なのでお楽しみに。

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