
会議や打ち合わせの内容を後から振り返りたい。そう思って録音してみたものの、録音後に文字起こしする作業が面倒で、結局使わなくなった…という経験がある人、結構いるんじゃないでしょうか。
僕もまさにその1人で、少しでも作業を楽にするためにわざわざGoogle Pixel 10を導入するほど。それでも、文字起こししたあとのまとめ作業が面倒だな~と常日頃思っています。
そんなタイミングで使い始めたのが、カード型AIボイスレコーダー「Notta Memo」。本体のボタンを押すだけで録音が始まって、クラウド経由で文字起こしやAI要約まで自動でやってくれるというまさに僕のためのようなデバイス。
今回製品を提供していただいてしばらく使ってみたので、使い勝手などをチェックしていきます。なお今回、Amazonプライムデーにあわせてセール価格からさらに8%引きになるクーポンも用意していただいたので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
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この記事はNottaの提供でお送りします。レビューにあたっては製品サンプルをご提供いただいています。
目次
クレカサイズのAIボイスレコーダー『Notta Memo』

今回紹介していく『Notta Memo』は、簡単にいうと会話や通話の録音に使えるAIボイスレコーダーです。

ボタンを押して録音の開始・終了ができる簡単な操作が特徴的で、録音したデータはクラウドサービスのNottaにアップロードされ、文字起こし・要約などができるという仕組み。操作系としては
- ボタンを短く押す: ステータス(録音状況、接続状況、バッテリー残量)の確認
- ボタンを1秒押す: 電源オン
- ボタンを2秒押す: 録音開始・終了
- ボタンを8秒押す: 電源オフ
といった感じ。
この一連の動作がBluetoothやWi-Fiなどを通じてスマホ経由で自動で行われるため、基本的に録音の開始終了を操作すれば、いい感じに仕上げてくれるというのが強みです。

手に取って驚くのがそのサイズ感で、大きさはクレジットカードとほぼ同じ。厚みは500円玉1〜2枚分くらいで重さも約28gしかないため、財布やカードケースにスッと入る薄さです。
いかにもボイスレコーダーという主張がないので、会議中に机の上へ置いておいても目立たないですし、ジャケットやシャツの胸ポケットに入れたまま録音しても自然です。

この薄さでありながら、バッテリーの持続時間はカタログスペックで最大30時間録音可能という驚異的な長さ。製品を提供していただいてから様々な場面で使ってきましたが、期間内で充電したのは初回起動前の1回と、試している最中の1回の合計2回でした。
搭載されているマイクの数も豊富で、高感度マイクが4つと、通話の録音時に使う骨伝導マイク1つの合計5つ。推奨の録音距離は3m以内なので、基本的には会議室で行われているレベルであれば問題なく録音できるといった感じでしょう。

MagSafeケースで通話録音にも対応

ボイスレコーダーであれば会話の録音は当然できますが、Notta Memoが面白いのが「通話録音機能」を搭載している点。付属のレザー調マグネットケースを使うことで、MagSafe対応のiPhoneの背面にNotta Memoを貼り付けることができるんです。

そのまま本体側面のスイッチを通話モードに切り替えると、本体に内蔵されている骨伝導マイクから通話相手の声を読み取って録音してくれるというわけ。
ちなみにAndroidユーザー向けには磁気リングも付属しているので、MagSafe非対応のスマホでも使えます。
無料のスタータープランでどこまでできるか
さて、Notta Memoを購入すると「Notta スタータープラン」というAI文字起こしプランが無料で付いてきます。
多くのAIボイスレコーダーが本体代に加えて毎月のサブスクリプションプランが必要になってくる中、制限事項があるとはいえ有料プランに近しい機能が無料で付帯してくるのはありがたいですよね。
スタータープランの特典はかなり手厚く、AIチャット、AI要約、リアルタイム翻訳、話者識別といったプレミアムプランに付帯している機能はそのままに
- AI文字起こしが月300分に制限
- AI要約が月100回に制限
されているという形。週に1~2回の定例会議で使うことがメインであれば、正直これらの制限はあまり気にならないかもしれません。

その一方で、毎日の細かい打ち合わせまで全部録音・AI文字起こししたいとなると、無料枠だけでは全然足りません。
その場合は月額1,185円のプレミアムプランへアップグレードして、文字起こし・要約の枠を拡大する必要があります。
先ほども触れましたが、スタータープランとプレミアムプランの違いは、あくまでAI文字起こしやAI要約の部分のみです。基本的な機能に関しては両プランで同じなので、ニーズに合わせてプランを選定するのが良いでしょう。
使ってみて良かったところ
さて、ここからは実際にNotta Memoを2、3週間ほど使ってみて、良かったなと思ったところや気になったところについて紹介していこうと思います。
即録音できるのがやっぱり便利!

まず一番気に入っているのが、録音開始の手軽さ。本体のボタンを長押しするだけでサッと録音が始まるのはシンプルで分かりやすいです。
録音だけならスマートフォンのボイスレコーダーアプリでもできますが、スマホのロックを解除・アプリを開く・録音ボタンを押すという3つのステップを踏む必要があるため、少し手間がかかってしまいます。
Notta Memoであれば、打ち合わせが始まったらサッとボタンを押せば録音が始められるので、録音し忘れはほとんどありませんでした。
議事録や取材メモに十分な文字起こし精度

録音データはBluetooth・Wi-Fiでスマホの「Notta」アプリに転送され、クラウド経由で文字起こしされる仕組み。PCとUSB Type-Cケーブルで接続すれば、有線でクラウド側へ転送することも可能です。
文字起こし精度も98.86%と十分な高さで、議事録の叩き台やインタビューの記録としては問題なく使えるレベル。ボイスレコーダーの録音データから手で書き起こす苦行と比べたら雲泥の差です。
多少の誤変換はあるものの、文脈で分かる程度なのでそこだけ手直しすれば問題なく議事録として使えるレベルです。

作成した文字起こしはワンタッチで共有リンクを発行したり、テキスト化された内容をNotion側に同期することも可能です。議事録のデータや相談した内容を簡単に相手と共有できるので、ここも時短に繋がりますよね。
またNotebookLMのように、録音・文字起こし済みのデータをソースとして、アプリ上のAIとチャット形式で対話をすることもできます。しっかりと残っているデータから事実確認ができるので、人間に確認するよりも正確性が高くてちょっと面白いです。
AI要約のテンプレートが豊富
文字起こしだけでなく、AI要約の機能もなかなか便利。議事録、面接(一問一答形式)、取材メモなど用途に合わせた複数のテンプレートが用意されていて、AIが録音内容に応じて自動で選んでくれるんです。

たとえば会議の録音なら決定事項やToDoを自動で抽出してくれるし、インタビューなら質問と回答の対応関係までまとめてくれます。録音してアプリに転送するだけでここまでやってくれるので、正直かなり楽ですね。
ハイエンドスマホや高額サブスクなしで完結する

これまで高精度な文字起こしをやろうとすると、Google PixelやGalaxyなど一部のハイエンドスマートフォンに搭載されたオンデバイスのAIを使うか、様々な生成AIサービスに課金して録音済みの音声を流し込んで整形してもらうか、みたいな選択肢しかありませんでした。
その点、Notta Memoであればこれ単体で完結するというのがとっても楽です。Notta Memoとアプリさえあれば、スマホの機種を問わずに録音から文字起こし、要約、チャットまで完結できるので、いちいちハイエンドスマホを用意する必要もないのが良いですね。
また、スタータープランで十分という人であれば、毎月の高額なサブスクリプションも不要です。本体代こそかかってしまいますが、月々のランニングコストがかからずに使えて嬉しい人も多いんじゃないでしょうか。
使う前に知っておきたいこと
良いところ盛りだくさんなNotta Memoですが、使う前に知っておきたいこともいくつかあるのでご紹介。
マイクが多くても録音品質は環境によりけり
記事の序盤でも触れたようにNotta Memoは計5つのマイクを搭載していて、会議室での会議や一般的な通話の録音であれば実用十分なスペックがあります。
とはいえ、推奨録音距離は3m以内(集音範囲は最大5m)となっているので、スマホや据え置き型の専用ボイスレコーダーほどの集音性能を期待すると少しギャップを感じるかも。
実際、試用期間中に周囲が騒がしい場所での録音も試しましたが、通常時と比べて雑音を拾いやすくて、結果的に文字起こしの精度もやや低くなってしまいました。
まぁこのサイズで高性能ボイスレコーダーと同じレベルの集音性能を求めるのはちょっと酷な話。騒がしい場所では話者の近くに置くなど、ちょっとした工夫で十分カバーできるレベルだと思います。
ヘビーに使うならプレミアムプランの検討を
こちらもすでに紹介していますが、月300分の「スタータープラン」でAI文字起こし・AI要約が収まるなら、Notta Memo本体以外のコストはかかりません。
ただしそれを超えて毎日ガッツリ使いたい場合は、本体代に加えて月額のサブスク費用が発生します。せっかくスタータープランが用意されているので、個人で導入するのであればまずはスタータープランから体験して、使用量の具合を見てアップグレードするかを判断するのがおすすめですね。
チームや法人で導入するなら、議事録作成にかけていた時間を考えれば元は取りやすいと思います。
まとめ

こんな感じで、今回はカード型AIボイスレコーダー「Notta Memo」を紹介しました。
これまでスマートフォンによる文字起こしを愛用していた僕にとって、AIボイスレコーダーって正直何のメリットがあるんだろうと思っている部分がありました。
ですが実際に2~3週間ほど使ってみると、専用デバイスならではの優位性や、そこから派生したクラウドAIサービス全体の便利さを体験することができ、確かにボイスレコーダーを別で用意する価値もあるなというふうに感じました。
今回記事では大きく取り上げていませんが、サービス上に保存した音声データやAI文字起こしなどを活用して、会議を横断した分析やデータベース化によるナレッジ管理が行える「Notta Brain」というサービスも展開しています。
こうした別サービスの活用まで含めて考えるのであれば、ナレッジデータベース化を促進するためのデバイスとしてのNotta Memoといった活用方法も、非常に面白いかもしれません。
とはいえ、多くの人にとって面倒な「会議の録音文字起こしをAIでスムーズに片付けてくれる」という点だけでも十分に魅力的。
どうしても大掛かりな自動化や効率化に目を惹かれがちなAIですが、こういった日々の作業を少しずつ改善してくれるだけでも試してみる価値はあると思いますよ。
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