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最強の静寂をあなたに。ソニー「MDR-1000X」はQoLを底上げするノイズキャンセルヘッドホン

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これは生活を変える。

ご覧いただきありがとうございます!てんび〜(@_tenbi)です。

前回の記事(ソニーのノイズキャンセルヘッドホン「MDR-1000X」開封レビュー。所有欲が満たされる高級感)でご紹介したとおり、2017年9月にソニーのノイズキャンセルヘッドホン「MDR-1000X」を購入しました。

ブロガーという職業柄、本当はすぐにでも使用レビューを公開したかったのですが、このヘッドホンが真価を発揮するのは日々の生活中なんです。

そこで今回は「MDR-1000X」を1ヶ月日々の生活で活用してわかったことを中心に、使用レビューをお送りします。

競合の中でも頭一つ出ている「MDR-1000X」

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改めて紹介すると、僕が今回購入したのは「MDR-1000X」というソニーから発売されているノイズキャンセルヘッドホン。

ノイズキャンセルヘッドホンといえばBOSEから発売されている「QuietComfort 35」が有名ですが、価格や性能面など考えられる要素を検討した結果こちらを購入しました。

具体的にMDR-1000Xが優れている点としては

  • 個人に応じてノイズキャンセル性能を最適化できる
  • Bluetoothでもハイレゾに近い高音質を実現
  • ノイズキャンセルを一時的に停止できる機能
  • QuietComfort 35よりも高級感のあるデザイン
  • 購入時点での価格(QC35よりも約1万円オフだった)

など。機能面でも価格面でも優位に立っていたので、こちらを購入したのはごく自然の流れです。

高級感のある外観・つけ心地のいい装着感

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まずはMDR-1000Xの外観や装着感から紹介していきます。

MDR-1000Xの外観はまさに高級ヘッドホンにふさわしい高級感。ヘアライン加工が施されたヘッドバンド部分を始め、イヤーカップ外部には合皮張りがされているなど、従来のヘッドホンとは一線を画するスタイリッシュかつスマートなデザインとなっています。

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イヤーカップはBOSEのQuietComfort 35と比較するとやや大きめ。一見するとマイナスポイントになり得る部分ですが、大きいピアスとメガネをつけている僕の場合はどちらもすっぽりとカバーしてくれるので音漏れを気にせずに音楽を楽しむことができます。

イヤーパッドは外部に合皮を、内部にはウレタンフォームを採用。分厚く柔らかいウレタンフォームが耳全体にフィットしてくれるので、メガネをつけていても安心です。

さらにこのヘッドホンは装着性を向上させるために

  • エンフォールディングストラクチャー
  • サイレントジョイント
  • インワードアクシスストラクチャー

という3技術をイヤーカップ周辺に採用。

それぞれ気密性・可動性・安定性を向上してくれるので、MDR-1000Xであれば基本的にどんな状況でも快適に装着することができるといえます。

右のイヤーカップで曲送りなどの操作も可能

さらに本体右耳のイヤーカップにはタッチやスワイプで楽曲の操作が出来るコントローラーも搭載されています。

  • 2回タップ: 再生・一時停止
  • 長押しタップ: Siri起動
  • 顔側にスライド: 次曲の頭出し
  • 後頭側にスライド: 前曲の頭出し
  • 上側にスライド: 音量アップ
  • 下側にスライド: 音量ダウン

といったように、スマートフォンをポケットなどから出す事無く楽曲操作が出来るのがグッドポイント。

MDR-1000Xの外観・装着感まとめ

  • ヘアライン加工・革張りなど高級感を感じさせるスタイリッシュな外観
  • 耳を囲む大きなイヤーカップが音漏れ防止&フィット感を向上してくれる
  • イヤーカップのコントローラーでポケットからスマートフォンを出す事なく楽曲の操作が可能

3つの技術で高音質での再生に対応

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ヘッドホンを使う以上、一番多くの人が気になるのはやはり音質です。MDR-1000Xはノイズキャンセル機能を採用するだけでなく、高音質を実現するために

  • 高音質コーデック「LDAC」
  • ハイレゾ相当の高音質を実現する「DSEE HX」
  • ハイレゾ音源の細部を再現する「S-Master HX」

という3技術を採用しています。

「LDAC」「S-Master HX」はそれぞれ対応しているデバイスとの接続時にしか有効にならないため、iPhoneと接続していることが僕の場合は効果を実感することは出来ないのですが、ウォークマンと接続した試聴機を聴いた限りではかなりの高音質が実現されていると感じました。

また僕のようにハイレゾ非対応機器しか所持していない場合でも、音源をハイレゾ相当にまでアップスケーリングしてくれる「DSEE HX」に対応

  • 高い音域の表現力が豊かになる
  • 音の伸び・消え際など細かい部分の表現力を再現する

といった感じでハイレゾでない音源でも高音質に楽しむことが出来ます。

実際に高音域や尖った音の多いPerfumeの「If you wanna」を使用して手持ちのイヤホン2種類(AirPods・IM50)と比較しても、MDR-1000Xは他の2機種と比べて圧倒的に細部の表現力が豊かだと感じました。

MDR-1000Xの音質まとめ

  • 「LDAC」「DSEE HX」「S-Master HX」の3技術でワイヤレスでもハイレゾ、もしくはハイレゾ相当の高音質を実現
  • 他のイヤホン・ヘッドホンを圧倒する細部の表現力はiPhoneでも実感可能

周囲を静寂にしてくれるノイズキャンセリング技術は最強

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ここまで外観や音質について紹介してきましたが、一番の目玉はやっぱりノイズキャンセリング。

1ヶ月間、街中や電車の中など様々な場所で使用してきましたが、MDR-1000Xのノイズキャンセル性能は目を見張るものがあります。車のモーター音や街の雑踏など、音楽を聴いていて不快に感じる部分はシャットアウトしつつ、近くの人の声やアナウンスなど必要な部分は音楽の邪魔にならないボリュームで耳に届けてくれます。

さらに左耳のイヤーカップにある「NC」ボタンを長押しすることでメガネや髪形など、個人によって微妙に変わってくる装着状態を最適化してくれる「パーソナルNCオプティマイザー」も搭載。

元々のノイズキャンセル性能に加えて「パーソナルNCオプティマイザー」を設定した状態はかなり強力で、満員電車でも快適に音楽が聴ける反面、アナウンスが聞こえづらい場所に入ってしまった時はうっかり降り忘れてしまうこともあるほど。

一時的にNCをオフにしてくれる「クイックアテンションモード」

とはいえ、僕が経験したような事態を避けるためにMDR-1000Xには「クイックアテンションモード」という機能が搭載されています。

これ、一体どういう機能かというと「一時的に曲の音量を下げ、ノイズキャンセルをオフにすることで周囲の音を聞きやすくする」というもの。

「クイックアテンションモード」は右耳のイヤーカップを手で覆うことで有効化することが出来ます。

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こんな感じ。僕は大学への通学で東横線・埼京線(湘南新宿ライン)・山手線と遅延しやすい路線ばかり使用しているので、この機能を活用して駅のアナウンスを聞き逃さないようにしています。

周囲の音と音楽が共存する「アンビエントサウンドモード」

「静かな環境で音楽は聴きたいけど、ある程度周囲の音も耳に入れたい」という場合に活躍するのが「アンビエントサウンドモード」。

本来ノイズキャンセルに活用するマイクを集音マイクとして利用することで、周囲の音をヘッドホン内に取り込みつつ音楽を楽しむことが出来ます。

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具体的には2つのモードが搭載されていて

  • ノーマルモード: 周囲の音を全て取り込み、音楽と同音量で再生するモード
  • ボイスモード: 周囲の環境音は抑えつつ、人の声と音楽を同音量で再生するモード

という使い分けが可能。

前述の「クイックアテンションモード」との違いは

  • クイックアテンションモード: 音楽の音量が0に近いレベルで下がる
  • アンビエントサウンドモード: 音楽の音量を下げずに環境音を取り込む

となっています。

ただ実際にはこのヘッドホンを使いながら周囲の音を聴きたい、と思ったことはほとんど無く、基本的には「クイックアテンションモード」を中心に使っています。

MDR-1000Xのノイズキャンセルに関する機能まとめ

  • 周囲の音を掻き消すノイズキャンセル性能
  • 個人差を認識して最適な状態に調整してくれる「パーソナルNCオプティマイザー」
  • 一時的にNCをオフにして周囲の音を拾える「クイックアテンションモード」
  • 周囲の音を拾いつつ音楽を楽しめる「アンビエントサウンドモード」

まとめ: 徹底的に音を聴くためには至高のヘッドホン

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今回はソニーの最高級ノイズキャンセルヘッドホン「MDR-1000X」の1ヶ月使用レビューをお送りしました。

電車の中・歩いている時・集中したい時など、どうしても騒音を消して自分の世界に入りたい時には非常に役立つアイテムで、実際に長期間にわたって使用すると分かるのですが、明らかにこれがないとダメな人になっていきます。

自分の世界を作って「音を聴く」体験ができる至高のヘッドホン。音楽を楽しみたいあなたには絶対におすすめしたいアイテムです。

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あとがき: 後継モデル「WH-1000XM2」との比較

実は今回紹介する「MDR-1000X」を購入するよりも前の9月頭に、後継モデルにあたる「WH-1000XM2」というヘッドホンが発表されています。

主な機能としては特にMDR-1000Xと大差なく、スマートフォンアプリ「Headphones Connect」によるノイズキャンセル性能の調節に対応しているほか、10分の充電で70分音楽が聴けるようになるクイック充電に対応している程度。

発売当初の価格は4万円前後だったのですが、徐々に値下げが進行し、2017/11/29現在では約3.5万とだいぶ手に入りやすくなってきました。MDR-1000Xは生産終了とともに値上げが進んでいるので、この機会に新モデルを買ってしまうのも手です。

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▼購入にあたって「QC35」と比較しました。

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