ご覧いただきありがとうございます!主筆のてんび〜(@_tenbi)です。
本日テレビ朝日で放送されたミュージックステーションにて、このブログでも何回か取り上げている”楽器を持たないパンクロックバンド”BiSHが初出演しました!
このブログにもBiSHのことが知りたい多くの人が訪れてくれたので、今回はBiSHを結成当時から追っている僕が紹介する「BiSH初心者にオススメしたい楽曲」を各アルバムごとに紹介していきます!
目次
1stアルバム: Brand-new Idol SHiT
2015年1月にBiSというBiSHの(ほぼ)前身にあたるアイドルをプロデュースしていた渡辺淳之介氏が「BiSをもう一度始める」というスタンスのもとに始めたのがこのBiSH。
略称は「Brand-new idol SHiT(新生クソアイドル)」というものでした。
僕はBiSを知っていたので、BiSH発表と同時にすぐ全員のアカウントをフォローしたのを覚えています。
デビュー直後にメンバー1人が脱退してしまうという中々とんでもないスタートを経て、5月に発売されたのがこの1stアルバム。最初期のアルバムですが、現在でもうたわれているような曲が多く収録されています。
スパーク
このアルバム、発売日が近づくにつれて収録曲がSoundCloudで公開されていったのですが、その中でも最初に公開されたのがこの「スパーク」。
公開当時はのちに脱退してしまうメンバーも在籍していたので、そのメンバーの歌声が聴ける最初で最期の音源になっています(SoundCloud版のみ)。
最初のアルバムの最初の曲ということでかなり初々しさがあるんですが、これから始まるんだなあという期待感を抱いたのをよく覚えています。
BiSH -星が瞬く夜に-
BiSHの初期の宣伝戦略は、BiSで取られていた「とにかく注目を浴びるための過激路線」を継承しています。その代表となるのがこの「BiSH -星が瞬く夜に-」。
詳しくはビデオを見てもらえればわかるんですが、完全に嘔○物に似た何かをぶっかけられています。やばすぎ。これでもBiSよりは抑えられているんです(BiSは全裸PVが話題になりました)。
この曲は初期〜現在にかけてもよく歌われていて、アイドルフェスではこの曲を8回連続で歌って出番終わり。なんてこともありました。
サラバかな
BiSHの特徴として僕が一番推しているのは”アイドル離れした楽曲”。
それもそのはずで、曲のプロデュースには90年代に流行したバンドHysteric Blueの楠瀬拓哉などがメンバーで、音楽プロデューサー松隈ケンタが率いる音楽チームSCRAMBLESが関わっているんです。
チームのメンバーそれぞれが様々な音楽性を持っているので、パンクロックやメタル、ポップなど曲のジャンルも豊富。
僕がこのアルバムで一押しの「サラバかな」は、”新生クソアイドル”というキャッチコピーからは想像もつかないエモさ。夕日の差し込んだ場所で聴きたくなる歌詞に注目です。
2ndアルバム: FAKE METAL JACKET
1stアルバムのリリース後、超精力的にライブをこなしてきたBiSHは
- ハシヤスメ・アツコ
- リンリン
という2人の新メンバーを加え6人で活動。2016年1月には2ndアルバムとなる「FAKE METAL JACKET」をリリースします。これが超名盤になっていてとにかくもう聴いてほしい。
Primitive
BiSHのもう一つの特徴が”メンバーによる作詞”です。
この「Primitive」は先ほど紹介したハシヤスメ・アツコが作詞しているんですが、実はこの曲の歌詞、前身アイドルとして紹介したBiSのメジャー曲「Primal.」をオマージュしているんです。
実際に曲中で披露されるダンス(これもメンバーの一人であるアイナ・ジ・エンドが担当しています)も、Primal.で見せた「観客に背を向けて手を突き上げる」ダンスをオマージュしていて、BiSを知っている人からするとそれだけでもう感動モノ。
曲調もロックバンドののようなサウンドでかっこよく、僕はテンションを上げたい時のプレイリストに入れてあります。
BUDOKANかもしくはTAMANEGI
このアルバムの最後に収録されている泣かせ曲。
前身アイドルBiSは「武道館で解散する」ことを目標に活動してきたのですが、結果的に解散ライブは横浜アリーナでやった過去があります。
それだけに後進のBiSHは「武道館」というものにこだわりがあるようで、2ndアルバムで曲名に武道館を入れてきています。ちなみに「TAMANEGI」は武道館の俗称(玉ねぎの形に見える)を指しているので、どっちにせよ武道館、ということです。
セントチヒロ・チッチ作詞の歌詞は”諦めずに頑張ろう”的メッセージの込められたもの。コード進行がいい感じにハマっていて泣かせにかかってくるエモ曲です。
メジャー1stアルバム: KiLLER BiSH
2ndアルバム「FAKE METAL JACKET」のリリースから数ヶ月後、BiSHはavexからのメジャーデビューが決定。と同時に、結成から使っていたキャッチコピーを“楽器を持たないパンクロックバンド”に変更します。
その後1stシングルを挟み、メンバーの脱退→新メンバー加入を経て発売されたのが、このメジャー1stアルバムとなる「KiLLER BiSH」。発売1ヶ月前にはiTunes Storeで1日限定300円でセール&リリースするなど、相変わらずの破天荒ぶり。
DEADMAN
メジャー1stシングルとしてリリースされたのがこのDEADMAN。”楽器を持たないパンクロックバンド”というキャッチ通り、かなりパンクによった曲調になっています。
何より驚くのが曲の長さで、長さはなんと99秒。うっかりしてると1曲終わっちゃうんでやばい。こういうところでもしっかり話題をかっさらっていくのがBiSHらしいところ。
ちなみにシングルのカップリング「earth」では、あの小室哲哉も楽曲提供しているというから驚き。
このシングルのリリース後、結成メンバーの一人ハグ・ミィが「家庭の事情」により脱退。8月に新メンバーアユニ・Dが加入します。
オーケストラ
BiSHが一般層にも大きく広がるきっかけとなったのがこの「オーケストラ」。前作DEADMANで見せたパンクロックさはどこへやら、という感じでオーケストラをフィーチャーしたポップソングです。
PVは歌詞でもキャッチアップされている大切な人との別れと友情を映像化したもの。離れてしまう友人同士の気持ちがうまく表現されていて名作です。
本当本気
KiLLER BiSHリリース前に加入した新メンバーのアユニ・Dが大きく取り上げられている「本当本気」。
メンバーとして初めて参加するアルバムながらこの曲では作詞にも挑戦していて、今まで外に出ることが少なかったというアユニ・Dのリアルな感情がそのまま現れています。
PVは深夜〜早朝の渋谷センター街をショッピングカートをひきづりながら爆走したり、スタジオでスタッフからカラーインクをこれでもかと被せられるという、1stアルバムでも変わらない破天荒ぶりです。
summertime
ちょっとマイナーなところで僕がオススメしたいのが「summertime」。結成メンバーのモモコグミ・カンパニーが作詞の英詞曲です。
ライブでもあまり披露されていなくて曲も短いのですが、アメリカの海岸沿いを車で爆走しながら聴きたいと感じさせる曲で妙に気に入っています。
メジャー1stミニアルバム: GiANT KiLLERS
KiLLER BiSHとそれを提げた日比谷音楽堂公演で一気にメジャーに躍り出たBiSHは、3月のシングル「プロミスザスター」リリースを経て6月にミニアルバム「GiANT KiLLERS」をリリースします。
このミニアルバムは全5曲入りで、そのうち4曲がメンバーによる作詞。さらに限定版に付いてくるベストアルバムはアユニ・Dの声が入った新録版が収録と、どちらかというよりも既存ファン向けの内容になっています。
GiANT KiLLERS
このアルバムのタイトルでもある「GiANT KiLLERS」はライブでも超盛り上がるパンクロックな曲。このミニアルバムを提げて7月には幕張メッセでライブをやったんですが、その時の映像を見るともう大盛り上がり。半端ない。
ちなみにPVも公開されていて、内容は「家主に目を開けてはいけないなど無下な扱いをされている少女たちが銃を持って復讐、最終的に家主を銃で…」というもの。過激な一面は相変わらずです。
Nothing.
続いて紹介する「Nothing.」は、シングル「プロミスザスター」と前作の「オーケストラ」に次ぐ管楽器フィーチャーな、モモコグミ・カンパニー作曲の一曲。
さっきからモモコ作詞の曲が多い気がするんですが彼女は神か何かでしょうか。
未来に向かってもがいていく姿が書かれているこの歌は、幕張ライブのリハーサル・本番映像が乗せられたPVを見るとかなりエモい気持ちになれます。
ちなみにこのGiANT BiSHに収録されている「社会のルール」は、テレビ朝日で放送されていたアニメ「ヘボット!」の主題歌にもなっています。だんだんと有名になってきている。
メジャー2ndアルバム: THE GUERRiLLA BiSH
そんなBiSHがつい先日11/28にリリースした最新アルバムがこの「THE GUERRiLLA BiSH」。
“ゲリラ”の名にふさわしく、発売約1ヶ月前の11月4日には全国のタワーレコードで299円かつ無告知の先行販売、11月6日には1日限定でiTunes Storeで1日限定300円で先行販売を行うなど、完全にヤバい宣伝を行ってきました。
プロミスザスター
12月1日のミュージックステーションでも披露された、3月に発売したシングルからの1曲。
「オーケストラ」路線を継承したこの曲はピアノ→ストリングスから始まるイントロで一気に興味を引き、そのままサビまで離してくれない妙な中毒性があります。参加2作目となるアユニ・Dの歌唱力の向上っぷりにも注目したい1曲です。
My landscape
今回のアルバムのリード曲なのが「My landscape」。初めて行われたという海外ロケは、アメリカにある”飛行機の墓場”と称される場所での撮影。
メジャーデビュー以降多くの曲でリードボーカルを務めるアイナ・ジ・エンドの歌唱力は完全に壁をぶち壊していて、大サビ前は思わず身震いするほど。2016年末に声帯結節で手術をしたとは思えないです。
PVは今までの曲をオマージュするかのような場所・振りが使われていている上に初海外ともあってかなり壮大的。個人的にはこれをMステでやってほしかったかも。
横アリ決定!来年も超注目だわ
今回紹介してきたBiSH、来年5月にはなんと横浜アリーナでの単独公演も決定しています。
【横浜アリーナワンマン決定!!】BiSH 来年5月22日に横浜アリーナにてワンマンライブ BiSH"TO THE END"の開催が決定しました!よろ。#幕張を超えることをプロミス#BiSHなりの#BiSHMステ pic.twitter.com/eEzzSdkODY
— BiSHオフィシャル (@BiSHidol) December 1, 2017
常にファンの予想を裏切り、1歩上や180度真逆の展開を行ってきたBiSH。確実に来年の横アリは成功するでしょうし、武道館もいよいよ目前という感じがします。
今後も絶対に目が離せないので、ぜひBiSHの魅力を体験してみてほしいです!
▼ミュージックステーションで披露した「プロミスザスター」について書いています。