憧れの空間を、自室にも。
本日もご覧いただきありがとうございます。主筆のてんび〜(@_tenbi)です。
男であれば一度は欲しくなってしまうのが、自分だけのオフィススペース。
夕方にジャズを聴きながらコーヒーを飲んだり、とっておきの音楽を聴きながら作業に集中できる、自分だけの空間。
大学生になった今、自分の理想を叶えるとっておきの空間が作りたい。
そう思って今回、時間のある春休みを活用してデスクをDIYしてみました。
目次
DIYのその前に
僕は小学生の頃から「狭い場所」「小さな部屋」がとても好きでした。
友人と協力して地元の公園にダンボールで小さな家を作ったり、中学生になってからは当時の学習机を活用して中学生なりのオフィススペースを作ったり。
特に「自分のデスク周りの環境」に関しては、パソコンとにらめっこしてブログばかり書いていたこともあってこだわっていました。
高校2年生の時、今の家に引っ越しをしてきて作り上げた環境が上の画像。IKEAの棚つきデスクに大きなモニターを置いて作業に集中できるようにした環境です。
この環境で約2年半の間様々な作業をしてきましたが、今年に入って新規にデスクを購入するという話が家庭の中で浮上。どうせ高いお金を払って既製品を購入するなら、今使用しているデスクを譲り渡した上で、自分専用デスクを作りたい。
これをきっかけに、自分が満足する自分だけのデスクを作ることにしました。
DIYの過程
こうしていざ「DIYをするぞ!」と意気込んだはいいものの、僕自身はまだ大学生ということもあってDIYはまったくの初心者。そこで今回は以下のようなステップを踏んで、実際にDIYを始めるにあたっての準備を行いました。
- Youtubeで理想のワークスペースを探す
- 現在のデスクの寸法を計測し、部屋の間取りと比較する
- 予算と照らし合わせながら必要なもの・データをまとめる
- 実際に必要なものを購入する
Youtubeで理想のワークスペースを探す
Youtubeには、多くのYoutuberが「デスクツアー」と称して、自分の持つオフィススペースを紹介したり、実際に環境を構築している動画が多数投稿されています。特に海外のYoutuberはおしゃれでイケてる環境を持っている傾向が強く、今回は彼らの動画を大量に視聴しながら、理想に近いものを探しました。
そして今回多くの部分で参考にしたのが、David Zhang氏の動画。落ち着いた色合いの広い天板に、シンプルにまとめた作業道具。完全に一目惚れでした。
現在のデスクの寸法を計測し、部屋の間取りと比較する
理想のワークスペースを見つけた後にやるべきなのが、実際に部屋の間取りを把握し、設置できるデスクサイズを求めること。僕の部屋は約4.5畳と平均的な大学生の部屋と比較するとやや小さめなので、入念に行います。
とはいえ今回デスクを設置するのは旧デスクを置いていたそのままの場所だったので、現在のデスク周辺の寸法を計測しました。その結果、
- 横幅: 180cm以内
- 奥行: 80cm以内
の範囲内であれば生活に支障をきたすことなく設置できると判断しました。
予算と照らし合わせながら必要なもの・データをまとめる
デスクのイメージ・設置できる大きさをハッキリとさせたところで、実際に「自分が置きたいもの」と「作業に必要なもの」を、予算と相談しながらリスト化していきます。
今回はデスク本体の予算を1万円、棚などの周辺環境にかける予算を1万円の計2万円に設定。なるべく家にあるもの・現環境にあるものを再利用しつつ、必要なものに関しては積極的に導入していくこととしました。
そして今回のDIYに関するメモやリストはEvernoteで一括管理。インスピレーションを受けたもの・街で見つけた使えそうなものなどを追記しながら、最終的に購入すべきものをまとめました。
実際に必要なものを購入する
これらの段階を踏んで購入すべき項目を抽出したのち、実際に買い出しに出向いて必要なものを購入していきます。
まず天板については、地元のホームセンターにて
- 横幅: 170cm
- 奥行: 75cm
のものを購入。当初はIKEAにて無垢材の天板を購入しようと思っていたのですが希望のサイズがなかったことからこのチョイスに。結果的にはIKEAよりも4割ほど安く調達することができました。
また天板を購入する予定だったIKEAでは、伸縮脚の「OLOV」とワークランプの「RANARP」を調達。本来であればデスクの脚5本とデスクランプだけで1万円を越してしまいそうなところ、約6000円で済ませることに成功しました。
他に環境構築に当たって買い揃えたのは以下の通りです。
実際にデスクを作る
さて、ここからは実際に購入した天板を使ってデスクを作っていきます。
まず最初に行うのは、天板を紙ヤスリで磨く作業。今回はワトコオイルを使って塗装をしていくので、色が入りやすいように表面を丁寧にヤスリがけしていきます。
まずは少し粗めの240番でしっかりと表面を研磨していきます。ここでどれくらい丁寧に行うかが塗装の入り方にも大きく影響してくるので、ヤスリがけしていないところが無いように行いましょう。
ちなみに今回の作業では、作業の効率化のために紙ヤスリを取り付けて使用するハンドサンダーを使用しました。紙ヤスリ単体での作業と比較すると作業効率が10倍近く上がるので、作業効率化のためにはぜひ導入しておきたいところ。
ワトコオイルは2度塗りで良い色を出す
ヤスリがけが終わったあとはワトコオイルを使用して天板を塗装していきます。今回はヴィンテージ色を出すためにダークウォルナットを選択。さらに色を濃く出したいので、オイルは2度塗りました。
当初天板の塗装にはヴィンテージ系塗料で同じく有名な「ブライワックス」の使用も考えていましたが、ワトコオイルを使用すれば塗装後でも光が反射しにくくブログのモノ撮りにも使えるのでこちらを選択。ある程度の水分も弾いてくれるので、一般的な利用の範囲であればワトコオイルで十分です。
1回目の塗装を行なっている最中の写真。ワトコオイルを2度塗りする場合、基本的には1回目の塗料を多めに・2回目を少なめにしていくと上手くいきます。
1回目の塗装が終わったら1時間ほど手をつけずに塗料の乾燥を行います。しばらくすると木に染み込み切らなかったオイルが浮き出てくるので、ウェス(布)で丁寧に拭いてあげましょう。
拭き取りが終わったら2度目の塗装に入ります。先ほども書きましたが2回目の塗装は1回目よりもオイルは少なくて大丈夫。塗り残しやムラが無いよう、確認しながら作業してきましょう。
同時に2回目の塗装が終わったらすぐに、600番の耐水ペーパーで表面を磨いていきます。こうすることで表面が滑らかになるだけでなく、細かい傷も削ってくれます。
2回目の塗装が終わったら、1回目と同様に1時間程度乾燥させ、浮き出たオイルを拭き取ります。この後は一晩〜半日程度、直接日光の当たらない場所でしっかりと乾燥させます。
19時から翌日の12時まで乾燥させた天板がこちら。木目に合わせてしっかりと色が入っていて仕上がりは非常に良好。上記の写真でも同様ですが、一晩経ったことでオイルが再び浮き出ていることもあるので、この場合はしっかりとウェスで拭き取りましょう。
脚の取り付けにはドリルとインパクトドライバーが便利
乾燥が終わったところで脚の取り付けを行います。今回は留板と脚本体が別になっているものを選んだので、留板を実際に天板に当てながら取り付け位置を確認。
今回は横幅が1.7mとやや大きめなので、4隅の他中央奥にも脚を取り付け、計5本。
今回購入した天板はネジ穴が空いていないので、ひび割れ防止のために事前にネジ穴を開けていきます。後述するインパクトドライバーと合わせて電動ドリルを用意しておくことで、作業の効率化に繋がります。
ネジ穴を開けた後はネジ止めをして作業は終了。ネジ穴開け・ネジ止め合わせて、数が多く力も必要になってくるので、インパクトドライバーと電動ドリルがあると非常に便利。
Amazonではこれら2つがセットになったモデルも格安で販売されているので、今回に限らずDIYに挑戦したいと考えている人は用意しておいたほうがベター。
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旧デスクの移動を行ったのちに天板を搬入。IKEAの脚は取り外し可能なので、2階建の2階にも楽に搬入することができました。
デスク紹介
こうして、約2日をかけてデスクが完成。
今回の予算である2万円以内で同じ大きさのものを探してもなかなか見つからず、見つかったとしても満足する品質ではなかったりすることが多いので、こうしてDIYによって自分だけのカスタムデスクが作れたのは非常に満足のいく結果になりました。
壁際には植物を置いて緑をつくる
デスクの左側には、デスクライトやスキャナー、『大学生から始める貯金。小銭貯金は手軽に&自分のペースで出来て良い』という記事でも紹介しているビンを設置。
また人工ではあるものの観葉植物を2つ設置。どうしてもデスク周りは暗い印象を生んでしまいがちなので、少しでも彩りが出るように工夫しています。
デスク下には天板と同時に購入したカラーボックスを置いて、文献を入れる棚&ベッドサイドの収納として活用。また『スマホや音声で操作できる電球「Hue」が便利すぎ!部屋の照明を総取り替えした』でも紹介しているライトも設置し、間接照明や目覚ましライトとして使用しています。
充電ブースは隠して配置する
デスクの右側にはGoogle Homeやスピーカーのほか、アロマディフューザーを設置しておしゃれな雰囲気を演出。
Google Homeの横にあるボックスはIKEAで販売されているケーブルボックスで、中には5ポートのUSB充電器が入っています。充電が必要な機器はケーブルを差し込んでボックスの上に置き、終わればケーブルごと隠す。コードが見えないとそれだけでスッキリします。
まとめ
こんな感じで、ずっと欲しかった大きく、体格にあったデスクが完成しました。僕は「ベストに近い環境で作業したい」ということから、休日もどちらかというとWiFiや電源などの面で優れている自宅にこもって作業をすることも多かったのですが、今回のDIYによってさらにベストの環境に近づくことができました。
DIYは既製品を購入するよりも安くモノを制作でき修理も比較的手軽にできることが魅力ですが、それに加えて「自分だけのモノ」という満足感や愛着がわくのも大きなメリット。
オイルを塗って仕上げた分使い込めばさらに味が出てくると思うので、このお気に入りの環境を積極的に使い倒していこうと思います。
続いての記事はこちら
この記事を最後まで読んでくれたあなたに次におすすめしたいのが、僕のワークスタイルをまとめた『勝手にHOW I WORK』。
ライフハッカーの人気企画になぞらえて僕の仕事術や最近聴いている音楽をまとめました。新しく作ったデスク環境で一体どんなことをしているのか?と気になったそこのあなた、ぜひチェックしてみてください。