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完全ワイヤレスイヤホン『Zolo Liberty+』レビュー。AirPodsには劣るものの価格と性能は魅力的

「AirPodsに飽きた僕が、評価の高いワイヤレスイヤホンを購入してみた」

去年の暮れに「欲しい!」と言って購入したのが、Ankerから発売されている完全ワイヤレスイヤホン『Zolo Liberty+』

当時使っていたAirPodsよりも安価だし、Amazonレビューでの評価もすごく高かったし、なによりサイバーマンデーセールのおかげでとっても安い。しばらくメインのワイヤレスイヤホンになるかなと思って、思い切って買ってみたのでした。

結果的に今は別のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを組み合わせて使っているので『Zolo Liberty+』はメインのワイヤレスイヤホンが使えなくなった時の予備として置いていますが、数ヶ月ほどメインで使っていた感想あたりを紹介していこうと思います。

[wpap type=”detail” id=”B075SS3QH1″ title=”Zolo Liberty+ (Bluetooth 5.0 完全ワイヤレスイヤホン) 【PSE認証済 / 最大48時間音楽再生 / Siri対応 / IPX5防水規格 / 周囲音取り込み機能搭載】(ブラック)” search=”Zolo Liberty+”]

購入動機: 第一世代AirPodsが限界だった!

そもそも僕が昨年の12月に『Zolo Liberty+』を購入した理由は、当時メインで使っていた第1世代AirPodsのバッテリー残量がかなり不安になってきたから。

公称5時間の音楽再生対応とされていたAirPodsですが、2016年の1月に購入した僕のAirPodsは当時すでに1年半以上使っていて、バッテリーの持ちはかなり悪化。具体的には、40分くらいかかる自宅→大学の通学を往復3回くらいしているとイヤホン・ケース共にバッテリー残量が0に近くなるほどでした。

選択肢としては当然「新しくAirPodsを買い直す」というものもあったのですが、去年末あたりから「そろそろ新型が出るぞ!」なんて記事もよく見かけるようになって、新世代が出るって言われてるのに現行モデル買うのもなあ…となりまして、AirPodsはしばらく見送ることに。

そんな時にAmazonのサイバーマンデーセールで見つけたのがこの『Zolo Liberty+』だったというわけ。

ちなみに『Zolo Liberty+』購入時と比較すると、この記事を買いている2019年4月現在のヘッドホン環境はかなりかわっていて、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの組み合わせとしては

  • メインのワイヤレスイヤホン: 第2世代AirPods
  • メインのワイヤレスヘッドホン: WH-1000XM3
  • サブのワイヤレスイヤホン: Zolo Liberty+
  • サブのワイヤレスヘッドホン: QuietComfort 35

というような構成になっています。

Ankerのワイヤレスイヤホン『Zolo Liberty+』レビュー

というわけで、今回購入した『Zolo Liberty+』を紹介していきます。

Ankerの完全ワイヤレスイヤホン『Liberty』シリーズは現在

  • SoundCore Liberty Neo
  • SoundCore Liberty Lite
  • SoundCore Liberty Air
  • Zolo Liberty
  • Zolo Liberty+

の5モデルが発売されていて、今回はその最上位モデルにあたる+を購入しました。

価格・性能的には「Liberty」と「Liberty+」で悩まれる人も多いと思うのですが、2モデルの差はこんなところに出ています。人によって迷うポイントは様々ですが、僕は48時間もの最大利用時間に惹かれて+を購入した次第です。

  • Bluetooth 5.0に対応(無印はBluetooth 4.2まで)
  • ドライバーサイズが6mmにアップ(無印は5.6mm)
  • 周囲音取込み機能に対応(無印はこの機能は無し)
  • 最大使用時間が48時間に(無印は24時間)
  • スマホアプリで設定の調節が可能(無印は非対応)

Liberty+の通常価格は14,980円とAirPodsと比較すると「めっちゃ安い!」とまでは言い切れませんが、今回は昨年末のサイバーマンデーセールで購入したので9,980円でした。

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『Zolo Liberty+』はIPX5の防水規格(いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を 受けない)に対応したワイヤレスイヤホン。パッケージを開けたところにはエクササイズでイヤホンを使用しているところと、イヤホンの装着方法が掲載されています。

同梱物はこんな感じ。『Zolo Liberty+』本体のほかに

  • GripFitジャケット
  • イヤーチップ
  • microUSBケーブル(90cm)
  • ガイド類

が同梱しています。

接続も簡単。複数パーツの組み合わせで耳にフィットする

AirPodsのケースよりも大きい
AirPodsのケースよりも大きい

付属品紹介はサクッと終えて、本体外観のチェックをしていきましょう。僕が今回購入したのはAirPodsと同じホワイト。ケースは正直かなり大きくて、AirPodsのケースを横に2つ並べたのと大体変わらないくらい。

このサイズ感になってしまうと今までAirPodsだったら入れられていたポケットにも入らないことが多くなってくるので、取り回しはちょっとしずらくなってしまいました。

標準モデルである『Zolo Liberty』と比較すると、ケースの蓋の周囲がシルバーで縁取られていたり、表面の材質が高級感あるものになっています。これは価格差に応じた差別化がされていて良い。

僕が今回『Zolo Liberty+』を購入した2つ目の理由は、このイヤホンがカナル型のワイヤレスイヤホンだから。

今まで使っていたAirPodsは外部の音をあまり遮断しないオープンエアー型だったので、外で使うには音漏れなどを気にしなくちゃいけなくて割と苦労していたんですよね…。

その点カナル型のZolo Liberty+であれば遮音性もある程度確保できるし、音量を上げなくても音楽に集中できる分、音漏れのリスクも軽減できるようになって一石二鳥。

GripFitジャケットがかなり便利
GripFitジャケットがかなり便利

しかもZolo Liberty+は一般的なカナル型イヤホンと異なり、イヤーピースのほかに「GripFitジャケット」と呼ばれる装着感を安定させるアタッチメントも付属。

イヤーピース・ジャケットそれぞれ複数サイズ用意されているほか、ジャケットは装着しなくても使用できるので、使う人の耳のサイズにフィットするようにカスタマイズ可能です。

ちなみに僕はより遮音性が欲しいタイプなので、Zolo Liberty+に付属しているイヤーピースではなく、別途販売されているコンプライ社のイヤーピースを使っています。耳の大きさにぴったり膨らんでくれるので遮音性バツグン。

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Zolo Liberty+をスマートフォンに接続する方法は超簡単。Zolo Liberty+は「Push and Go」と呼ばれる自動ペアリング機能を搭載しているので、初回の接続は

  1. Zolo Liberty+をケースから取り出す
  2. スマートフォンのBluetooth画面から「Zolo Liberty+」を選択する
  3. ペアリングが完了する

のみ。2回目以降の接続は、Zolo Liberty+をケースから取り出すと自動で「最後に接続していたデバイス」に接続してくれます。AirPodsでも体験していたことだけど、やっぱり便利ですよね。

さらに今回紹介している上位モデルのZolo Liberty+は、専用アプリ「Zolo Life」で

  • 音声アシスタントの設定
  • イコライザの調整
  • 周囲音取り込み機能の調整

を行うことが可能です。僕はあんまり使わなかったな…。

Zolo Life
Zolo Life
カテゴリ: ミュージック, ライフスタイル
価格: 無料

音質面について

オープンイヤー型のAirPodsとカナル型のZolo Liberty+とは正確な比較はできませんが、最初にZoloで音楽を聴いたときは「AirPodsと音の傾向が似てる…?」と感じました。

AirPodsもZolo Liberty+も基本的な部分はしっかり鳴らしつつ、低音が少し強めに出てくるタイプのイヤホンで、低音が好みな僕の耳にはぴったり。楽曲を再生していない時のホワイトノイズもほとんど無く、耳栓がわりに使っていても不快感はありませんでした。

さすがに高級イヤホンなどと比較すると「籠ってるな」と感じることもありましたが、完全ワイヤレスイヤホンというジャンルの中で考えると音質は確保されているんじゃないかなあと思いました。

使用感について

音質についてはさほど不満は感じなかったのですが、それ以外の「試聴では分からない実使用での感触」については正直微妙です。

Apple製品をよく使っていてAirPodsでの快適な使用感を体験していた、という前提を差し置いても「うーん、これは…」というところがいくつかありました。

片耳では実質的に利用不可

片耳でもイヤホンが使いたい!
片耳でもイヤホンが使いたい!

AirPodsでは片耳でも問題なく音楽視聴できるように、センサーで「片耳しか付けていない」と判断されると、左右の音源がミックスされて装着している耳に出力されます。

でもZolo Liberty+はセンサーが搭載されていないので、片耳しか付けていなかったとしても左右の音源はミックスされません。しかも「右耳が親機」「左耳が子機」と仕様で決まっているので、片耳利用で使えるのは右側のイヤホンのみ

AirPodsのようにイヤホンを外したことを感知して自動で一時停止してくれるような機能もないので、片耳利用というか、総合的な使い心地はちょっと残念でした。

メディアコントロールの方法が大変

楽曲や再生中のメディアをコントロールするには、本体外側の「Zoloマーク」が付いているボタンを使う必要があるのですが、これを使っての操作もかなり大変。

  • クリックで再生・一時停止
  • タブルクリックで音声アシスタント(OS標準のもの)が起動
  • 右イヤホンを1秒長押しで次の曲
  • 左イヤホンを1秒長押しで前の曲
  • 3秒長押しで外部音取り込み機能のオンオフ

といったような操作方法なのですが、イヤホンのボタンをグッと押すと、そのパワーで耳自体もグイッと押されてしまうんですよ。

最初の方は我慢していたんですけれど、途中からこの特有の操作感に感じる違和感をぬぐいきれず…最終的にはApple Watch Series 4での操作に任せっきりにしてしまうようになりました。

充電端子がmicroUSBなのは…

このワイヤレスイヤホンが発売されたのは2018年の初頭。最近のトレンド的には充電端子にUSB Type-Cを採用していても良い頃合いなのですが…残念ながらZolo Liberty+の充電に使う端子はmicroUSBです。

僕の持っているガジェットはほぼ全てUSB Type-CかLightning端子を採用しているモノばかり。なので、イヤホン1つだけのためにわざわざチャージャーにmicroUSBケーブルを接続しておくのはなんだかなあ…と思ってしまいました。

実際にはこの後すぐに、同じmicroUSB端子で充電するBoseの『QuietComfort 35』を買うんだけど。

それでもやっぱり、ちょっとレガシーになってきたmicroUSB端子を使うのはあんまり気持ちよくはありません。ケーブルも増えちゃうしね。

Appleユーザー的にはやっぱりAirPodsが良い

今まで使っていたAirPodsと比較すると、やっぱりAirPodsの良いところが際立ちます。

イヤホンとiPhoneとの接続のしやすさはもちろん、接続してからの安定性や楽曲再生時の使い勝手も抜群。iCloudログインしているデバイス同士であれば、ほぼシームレスでデバイス間の切り替えも可能だし、iPhoneで使っているLightningケーブルで本体の充電も出来る。

こうしてみると音質や遮音性こそ『Zolo Liberty+』の方が優れていますが、それ以外の部分に関してはやっぱりAirPodsの方がAppleユーザーにとっては良いチョイスになるのかなと感じました。

カナル型のPowerbeats Proが気になる...
カナル型のPowerbeats Proが気になる…

AirPodsのマイナスポイントである遮音性については、今夏に登場予定の『PowerBeats Pro』に期待しています。

AirPodsと同じ接続の容易さ・操作感を持ちながらも、遮音性やつけ心地はかなりよくなっていそうなので、発売されたらちょっと試してみたい。

まとめ

今回はAnkerから発売されている完全ワイヤレスイヤホン『Zolo Liberty+』を紹介しました。

AirPods愛用ユーザーがAirPodsと比較してしまうと、当然ですが気になる点もたくさん出てきてしまいますが、しっかりイヤホン単体で捉えると

  • ケースから取り出すとすぐ接続
  • フィット感も抜群に調節できる
  • 音質も価格相応で良い

と、満足できるところは多いです。

僕のライフスタイルではAirPodsがメインになってしまいましたが、『Zolo Liberty+』は、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンを探している人にはかなりオススメできる一品です。

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