去る5月25日に行われたフォトウォークイベント「たけさんぽ福岡」。僕はフィルムカメラOM-1とデジタルカメラα7R IIIの2台体制で参加しました。
フィルムカメラで撮影したたけさんぽ福岡の様子は先日「たけさんぽ福岡をフィルムカメラで撮る – 僕とOM-1」という記事で紹介しましたが、α7R IIIで撮影した写真も選別・現像が終わったので、今回はその様子を紹介していきます。
↓フィルムカメラで撮った写真のまとめはこちら。
目次
今回の撮影機材
- ソニー『α7R III』
- Contax Carl Zeiss Planar F1.4 AEJ
- Super-Takmar 135mm F3.5
- アクションカメラの『OSMO Action』
今回はオートフォーカスの使えるカメラ/レンズはアクションカメラの『OSMO Action』に任せ、α7R IIIに装着するレンズは全てマニュアルフォーカスのものにしました。
で、さんぽ中にメインで使用するために今回導入したのがContaxから発売されていた銘玉『Carl Zeiss Planar F1.4』。ずっと欲しかった標準レンズの帝王です。買わないと手に入らないんだから仕方ないじゃない。
さすがに50mmだけでは不安なところもあったので、中望遠の単焦点レンズとして『Super-Takmar 135mm F3.5』も持参。本格的に使うのはプラナーも含め初めてだったので、それぞれ撮れ具合を見ながらの旅程でもありました。
一部の写真を除き、Lightroom Classic CCに取り込んだRAWをそのままJPEGで書き出しています。
Scene 0: たけさんぽ前日、プラナーとお試し散歩
「初めての福岡だし前乗り観光しよう」と思ってやってきた福岡。キャリーバッグを片手に、プラナーをつけたα7R IIIを肩にかけて福岡をお散歩してみました。
初めてちゃんとプラナーで撮影したのが上記の2枚。ボケの感じとか色味とかもう堪らん…。一瞬でプラナーの虜になってしまいました。
水面越しに葉が反射しているところとか、黒の濃さも自分好み。プラナーが好き…。
友達の皆さんとご飯を食べたあと、天神の屋台でラーメンを食べることに。
せっかくなのでこのタイミングで、テスト的に「ブラックミスト No.1」というフィルターも試してみました。光源がかなりぼんやりする感じでかなり幻想的。
もう少し研究しながら、このフィルターが使いやすい環境を模索してみようと思います。
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Scene 1: デジタルで撮っても日の出は美しい
翌朝。フィルムで撮った初夏の日の出も、デジタルで撮るとまた違ったものになります。
この写真に関しては彩度など編集していますが、それでも写りの良さには目を見張るものがあります。
レンズを変えてSuper-Takmar 135mm F3.5で撮影。
このレンズも3000円で購入した割には良い写りをしてくれて、個人的には購入して正解のレンズでした。
写真を撮るたけしさんを撮りました。
ティール&オレンジっぽく現像。Super-Takmarは1段絞るだけでキレのある写りになりますね。
Scene 2: 後ろ姿ばっかり撮っていたたけさんぽ福岡本編
さてさて、たけさんぽへ向かいますよ。プラナーが好きになってしまったので、周辺減光が出ちゃうのも愛嬌です。
ものさんにカメラを貸したら撮られました。
この写真の対になる写真ですね。
海とカメラ女子…!
と、それを全力で狙いに行くしゅんさんぽさん。結局海ではOM-1ばかり使っていて、αで撮影した写真は多くありませんでした…。
福岡タワーに登ったタイミングで、OSMO Actionの広角レンズを使って写真を撮ってみました。
センサーサイズが違うので全く比較は出来ませんが、コンパクトな割にはしっかり撮影できていると思います。
宴会の会場前で撮影したヒロさん。編集せずにこの色味と質感は本当にたまりませんね…。
Scene 3: 宿の横のベーカリーと、OSMO Actionで撮る太宰府
寝て、起きて、朝。Airbnbを使って宿泊した宿の3軒隣にあるベーカリーにきてみました。
バス停を模した看板には、焼き上がりのスケジュールが記されている「時刻表」が付いています。パン、とっても美味しかった…。
2泊した宿とももうお別れ。チェックアウト前に目の前に広がる海を撮影しました。何回撮った写真を見ても、やっぱりプラナーは良いレンズ。
福岡3日目、この日は「たけさんぽ後夜祭(おゆさんぽ)」の打ち上げに参加して、その足で太宰府へ向かいました。
実はこの日、α7R IIIをロッカーに預けてOM-1とOSMO Actionの組み合わせで行動していたのですが、OM-1のシャッター機構が壊れてしまってリアルにテンションが厳しかったです…。
巻き上げられず、シャッターも押せなくなってしまったOM-1の姿です pic.twitter.com/LGRnkpbdwH
— てんび〜 / 加藤瑞貴 (@_tenbi) May 26, 2019
仕方なくOSMO Actionで色々写真を撮ったのですが、撮った写真が扱いやすかったのが意外な発見でした。このカメラはもう少し「写真用のカメラ」として使い込んでみても良さそう。
まとめ
こんな感じで、今回はデジタルカメラα7R IIIで撮影した「たけさんぽ福岡」の様子を紹介してみました。
フィルムで写す風景は「その場の感情を閉じ込められる」からすごく好きなのですが、やっぱり自分の見た景色をベストな画質で残せるデジタルカメラも好き。
両方を同じだけ使いこなすのは難しいですけれど、それぞれの良さを引き出せるように、これからも写真を撮っていこうと思います。
なんてことを再認識した「たけさんぽ福岡」でした。主催のたけしさん、本当にありがとうございました!