ガジェットTouch!

auで端末単体購入を断られたので「総務省が…」と言ったら、手の平を返して売ってくれた

先日、Androidスマートフォンを『Google Pixel 5』に機種変更しました。

今回の機種変更は回線契約に基づかない移動機物品販売という方法で行ったのですが、端末を購入するまでの過程でゴタゴタがあったので、これから移動機物品販売を使ってスマホを買おうと思っている人の参考になればと思い記事にまとめていきます。

端末単体購入というスマホの買い方

普段キャリアでスマートフォンを契約している人は馴染みのないことかもしれませんが、各キャリアから発売されているスマートフォンは、回線契約をせずとも購入することが出来ます。SoftBankでは「移動機物品販売」と呼ばれていて、2019年に総務省が施行した改正電気通信事業法によって認められたもの。

正直に言ってしまうとこの方法を使ってスマートフォン購入する機会は少ないのですが

  • キャリア専売スマートフォンの場合
  • 他キャリア・SIMフリーモデルよりも安く購入できる場合

だと「単体で購入したいな…」と思うわけです。ちなみに僕は後者が理由で単体購入を試みました。

例えば、僕が今回購入した『Google Pixel 5』はau・SoftBank・Google(直販)の計3社から発売されていますが、au版は複数回の値下げを経て2021年4月現在65,575円で購入可能。

SoftBank版が87,840円、Google直販が74,800円ということを考えるとauから端末を購入するほうが安価に済むので、今Pixel 5が欲しい人は単体購入が狙い目になっています。

移動機物品販売は拒否されることがある

そんな端末単体購入(SoftBankでは移動機物品販売)ですが、店舗によっては回線契約とセットでないと売ってくれなかったり、そもそも単体購入できることをスタッフ側が知らない場合があるようです。

具体的な調査条件こそ不明なものの、総務省の行った覆面調査ではドコモ・auが比較的高い割合でスマホの単体販売を拒否している実態が明らかになっていて、一部のユーザーからすると「端末を安く買えるのに拒否されてしまう」という状況に。

こうした販売拒否の背景には販売代理店に対するキャリアからの厳しいノルマや、そもそも端末の卸値が原価ギリギリになっていて単体販売では利益が出ないという複雑な事情が絡んでいるのですが、法的には買えるのに買えないのは中々もどかしいですよね。


こういった事情がありますが、とにかくGoogle直販よりも安価にPixel 5を購入できるのは中々ないチャンス。ちょうど5G対応のAndroid端末が欲しかったこともあり、なんとかauで単体購入できないかと家電量販店を巡ることにしました。

「総務省が…」と言ったら単体で買えた!

画像はイメージです

そんなわけで訪れたのは秋葉原にある家電量販店。友人からの情報で「この店舗であれば単体購入は問題なく出来る」と話を聞いていたので、まあ買えるだろうと見込んで向かったわけ。

携帯販売コーナーにPixel 5が置かれているのを確認していたところに販売員の方が話しかけてきたため「Pixel 5を契約なしの端末単体で購入したい」と伝えたところ、確認のためか一度バックヤードに引いていきました。

5分ほど経って帰ってくると「すみません、こちらは回線契約が必要なんですよ。ちなみにこのプランは~」と、さらっと回線契約の話にすり替えられてしまいました。
話が伝わっていなかった可能性もあるのでもう一度「スマホ単体で購入したい」旨を伝えたのですが、あくまで販売員の建前としては「単体では売れない」というスタンス。

前述したとおり、端末単体購入は利益が入らない問題はあるにせよ代理店側は販売を拒否してはいけない、というのが現行の法体系なので、このような販売拒否は厳密には違法です。

Google直販で購入できるためそこまでこだわりはないのですが、直販よりも1万円以上安く購入できるのであればauから購入したい。そういう思いから、店員さんに「総務省からの指導でそういう拒否は出来ないことになっているはずだが、本当に売ってくれないのか?もう一度確認してほしい」と伝えました。

すると、さっきまで「売れません」と言い切っていた販売員が再度バックヤードに引いたのち、希望のカラーと支払い方法を聞いてきました。なんでも「さっきの説明は誤りがあった」とのことで、在庫次第で普通に購入できるとのこと。なぜ最初に拒否したんだ……。

無事に希望カラーのSorta Sage(グリーン)が購入できたわけですが、レジにはしっかりと単体販売用のJANコードが用意されていました。これを見るに「仕方なく端末単体で売ることもあるけど、基本的には回線と抱き合わせで買わせたい」というのが本音なんでしょうね……。

まとめ

こんな感じで、今回はau版のGoogle Pixel 5を単体購入したときに遭遇したゴタゴタについて紹介しました。

一店舗でしか試してないためどの店舗でも通用するかは分からないのですが、単体購入用のJANコードが用意されているところから「総務省の指導に基づいてスマートフォンを回線契約せずに購入したい」と販売員に伝えれば、よっぽどのことが無ければ単体購入はできるのではないでしょうか。

ただ先述したとおり、代理店側からすると単体販売は利益がほぼ出ない上キャリアからのノルマにも反映されないと得が全くない販売方法なのも事実で、これを考えると販売に否定的になってしまうのも仕方ないのかなと感じます。

ともかく、当初の目的通りPixel 5を最安で購入できたので試みとしては成功。今後Android用端末として使っていく予定ですので、レビューは追って公開していきたいなと思います。