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iPhone 13シリーズ4モデルのスペック・色などを比較。Proモデルは文字通り「プロ向け」モデルに進化

本日行われたAppleの発表会「最新作をカリフォルニアから。」にて、iPhoneの最新シリーズとなる『iPhone 13』シリーズが発表されました。

この記事では、今回発表されたiPhone全4モデルのスペックと、無印モデル・Proモデルのカラーリングなどを比較し、それぞれのモデルをおすすめ出来るユーザーをまとめていきたいと思います。

それぞれの項目の最後に要点をまとめたポイントを載せているので、ぜひ参考にしてみてください。

今回の記事では、iPhone 13・13 miniを「無印モデル」、iPhone 13 Pro・13 Pro Maxを「Proモデル」とまとめています。

無印モデルとProモデルのカラーリングを比較

今回登場したiPhone 13のカラーリングは、無印モデル5色・Proモデル4色の合計9色。iPhone 12・12 miniの「パープル」のように後日新カラーが出る可能性もありますが、ひとまず現行のラインナップとしては以下のようになっています。

無印モデルProモデル
カラーリング・ピンク
・ブルー
・ミッドナイト
・スターライト
・PRODUCT RED
・グラファイト
・シルバー
・ゴールド
・シエラブルー

まず無印モデルは、12シリーズで展開された鮮やかなカラバリを廃して新たにピンクを追加。ブルー・PRODUCT REDといったカラーリングは名称こそ継続されたものの、全体的に彩度を落として淡めな色にリニューアルしています。

対してProモデルはパシフィックブルーを置き換える形で新色「シエラブルー」が登場。青というよりも水色に近い配色で、写真を見る限りではProシリーズの中でかなり人気の出るカラーリングの予感がします。それ以外の3色はiPhone 12 Proから継続している感じですね。

カラーリングのポイントまとめ
  • 無印モデルは淡めカラーの5色展開
  • Proモデルは水色登場、4色展開

筐体サイズ・重量などの違い

次に筐体サイズ・重量など、端末の基本的なスペックを比較していきます。

iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max
画面サイズ5.4インチ6.1インチ6.1インチ6.7インチ
解像度2,340×1,080px2,532×1,170px2,532×1,170px2,778×1,284px
本体サイズ131.5×64.2×7.65mm146.7×71.5×7.65mm146.7×71.5×7.65mm 160.8×78.1×7.65mm
重量140g173g203g238g
防水性能IP68IP68IP68IP68
バッテリー持続時間ビデオ再生:最大17時間
オーディオ再生:最大55時間
ビデオ再生:最大19時間
オーディオ再生:最大75時間
ビデオ再生:最大22時間
オーディオ再生:最大75時間
ビデオ再生:最大28時間
オーディオ再生:最大95時間
プロセッサーA15 BionicA15 BionicA15 BionicA15 Bionic

今回のモデルでは筐体の縦横サイズこそ変化がなかったものの、全モデルにおいて厚みが2.5mm増加。これによって12シリーズのケースをそのまま13シリーズに流用することは出来なくなりました

また、12シリーズと比較するとどのモデルも数グラム~数十グラムほど重量が増加。Proモデル2機種はどちらも200gを超え、スマートフォンとしては最重量級です。12 Pro Maxに至ってはケースを装着しようものなら同日発表の新型iPad mini(293g)に迫る勢い。

厚み・重量が増加した点はマイナスですが、バッテリーの持続時間は前モデルより2時間ほど増加しています。特にminiモデルはiPhone 12 miniの際にユーザーから挙がっていた「バッテリーが1日持たない」という声をしっかり潰してきていて、着実にスペックアップした印象がありますね。

サイズなどのポイントまとめ
  • 全モデル厚みが増し、12シリーズのケースの流用不可
  • 全モデル重量増加
  • 13 Pro Maxは新型iPad miniに迫る重量に
  • バッテリー持ちは全モデルで良くなった

画面性能の違い

これまで輝度以外に違いのなかったディスプレイ性能ですが、13シリーズでは無印・Pro間でリフレッシュレートの違いが生まれることになりました。

無印シリーズProシリーズ
特徴・Super Retina XDRディスプレイ
・オールスクリーンOLEDディスプレイHDRディスプレイ
・True Tone
・広色域(P3)
・触感タッチ
・2,000,000:1コントラスト比
・耐指紋性撥油コーティング
・Super Retina XDRディスプレイ
・オールスクリーンOLEDディスプレイHDRディスプレイ
・True Tone
・広色域(P3)
・触感タッチ
・2,000,000:1コントラスト比
・耐指紋性撥油コーティング
リフレッシュレート60Hz最大120Hz(ProMotion対応)
最大輝度標準: 800ニト
HDR: 1,200ニト
標準: 1,000ニト
HDR: 1,200ニト

Proモデルに実装された「ProMotion」は、OS側が場面に応じて画面のリフレッシュレートを自動で変更してくれる機能最大で120Hz駆動に対応するため、これまでのモデルや無印モデルと比較するとかなり画面がヌルヌルに感じられるはずです。特にゲームプレイ時に効果を感じることが多いでしょうね。

最大輝度も順当にそれぞれ200ニトアップ。無印モデルでも昨年のiPhone 12 Proシリーズと同等の輝度になりました。数値で考えると難しいですが、単純に「外でもより明るく見えるようになった」と考えればOKです。

スクリーンのポイントまとめ
  • スクリーンの基本性能は無印・Proで変わらず
  • Proモデルは最大120Hz駆動に対応
  • 無印モデルは12 Proモデル並に画面が明るくなった

カメラ性能

iPhone 11あたりから無印とProとで差別化され始めたカメラ性能ですが、今回のiPhone 13シリーズでは差別傾向がより鮮明になりました。

無印モデルはデュアルレンズ、Proモデルはトリプルレンズという構成は変わらず、F値やズーム倍率などで差がつけられています。

無印シリーズProシリーズ
レンズ構成デュアルレンズ構成トリプルレンズ構成
超広角レンズ1,200万画素、F2.41,200万画素、F1.8
広角レンズ1,200万画素、F1.61,200万画素、F1.5
望遠レンズ1,200万画素、F2.8
ズーム倍率・2倍の光学ズームアウト
・最大5倍のデジタルズーム
3倍の光学ズームイン
・2倍の光学ズームアウト
・6倍の光学ズームレンジ
LiDARスキャナ搭載
マクロ撮影非対応対応
手ブレ補正センサーシフト光学式手ブレ補正センサーシフト光学式手ブレ補正
ポートレート・ポートレートモード
・ポートレートライティング
・ポートレートモード
・ポートレートライティング
・ナイトモードポートレート
Apple ProRaw非対応対応

無印シリーズから確認すると、超広角レンズは12シリーズから基本性能を継承しつつ、新型のセンサーを搭載したことで高速化。
広角レンズはiPhone 12 Pro Maxとほぼ同等の性能に進化し、スマートHDR4とあわせて高画質な写真が撮影できるようになりました。

また今回から、これまでProモデルにのみ搭載されていたセンサーシフト光学式手ブレ補正が無印シリーズにも搭載。夜間や動きながらの撮影でもブレずに写真撮影が可能です。

一方Proモデルに目を向けると、超広角レンズはF1.8と無印に比べて数段明るく、夜景撮影もこれまでより簡単に行えそう。広角レンズもF1.5になっているほか、望遠レンズは新たに換算77mm・3倍ズームのものが搭載されました。

またProモデルのみの機能として、新たにマクロ撮影機能が登場。被写体に対して最大2cmまで寄って撮影できるようになったので、食べ物に近づいて撮影したい・細かいものを撮りたいというニーズにもバッチリ対応しています。

もちろんApple ProRawもProシリーズのみ対応です。

カメラ性能のポイントまとめ
  • 無印モデルの広角カメラは12 Pro Max並の性能に進化
  • 無印・Proモデルともに光学式手ブレ補正搭載
  • Proモデルの望遠レンズは光学3倍ズームに対応
  • マクロ撮影・ProRawはProモデルのみ対応

動画性能

カメラ性能がアップしたことに伴って動画撮影の性能も進化しています。

無印シリーズProシリーズ
シネマティックモード搭載搭載
ドルビービジョン4K 60fpsまで対応4K 60fpsまで対応
ProResビデオ撮影非対応4K 30fpsまで対応(128GBモデルは1080p 30fps)
手ブレ補正センサーシフト光学式手ブレ補正センサーシフト光学式手ブレ補正
その他の機能・手ブレ補正を使ったタイムラプスビデオ
・4Kビデオ撮影中に8MPの静止画を撮影
・ナイトモードのタイムラプス
・手ブレ補正を使ったタイムラプスビデオ
・4Kビデオ撮影中に8MPの静止画を撮影
・ナイトモードのタイムラプス

無印・Proモデル共通で搭載されたのが「シネマティックモード」

被写体にフォーカスを合わせながら、その周辺に美しい被写界深度エフェクトを自動でかけてくれるというもので、録画開始ボタンを押すだけで簡単に「それっぽい」動画が撮影できます。これは動画が楽しくなりそう。

Proシリーズ限定で追加されたのが「ProRes撮影」モード。文字通りプロ向けの機能で一般ユーザーにはあまり関係なさそうな機能になりますが、映画クオリティの動画(編集は必要ですが)をスマートフォン単体で撮影できるようになるのは大きなブレイクスルーにも感じます。

ストレージ消費の都合からか128GBモデルでは機能に制限がかかっている点は残念ですが、そもそもProRes撮影を行うユーザーは大容量モデルを購入するはずなので大きな問題はないでしょう。

動画性能のポイントまとめ
  • シネマティックモード搭載で高品質な動画が撮りやすくなった
  • Proモデルは高品質に動画が撮れるProRes対応

ストレージと価格

今回のモデルからベースの容量が128GBにアップし64GBモデルは終売、Proモデルには新たに1TBモデルが登場しました。

反面、為替相場変動の影響などもあってかiPhone 12シリーズと比べて5,000円~1万円ほど価格は上昇しています。

iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max
128GB86,800円98,800円112,800円134,800円
256GB98,800円110,800円134,800円146,800円
512GB122,800円134,800円155,800円170,800円
1TB182,800円194,800円

最安のiPhone 13 mini 128GBモデルは、12 miniの128GBモデルと比べると若干の値下げになっていますが、それ以外のモデルは基本的に値上げ。特に最上位となるiPhone 13 Pro Maxの1TBモデルでは約20万円と、そこら辺のフルサイズ一眼が買えるレベルです。

まとめ: 今年のおすすめは圧倒的に「無印」モデル

今回の記事では基本的なスペックなどを比較してきましたが、今年iPhoneの購入を考えている人はまず「優秀すぎるカメラ機能が必要かどうか」を軸に検討するのがおすすめです。

  • 優秀なカメラ機能(ProRes撮影など)が欲しい: Proシリーズ
  • 優秀なカメラ機能はいらない: 無印シリーズ

その上で、大画面を取るかコンパクトを取るかを考えると、ある程度自分にとって満足のいくモデルが選べるのではないでしょうか。


今回のiPhone 13シリーズでは昨年のiPhone 12以上にProモデルの差別傾向が鮮明になり、iPadやMacなどで見られつつあった

  • プロユーザー向けのPro
  • 一般コンシューマー向けの無印(Air)

という棲み分けが成立したように発表会からも見受けられました。

個人的には12シリーズで指摘されていたバッテリー持ちやカメラ性能の差をしっかりと潰してきたiPhone 13・iPhone 13 miniは、これまでProモデルを使っていたユーザー層の一部を取り込んでかなり人気の出る機種になるのではと予想しています。

iPhone 13シリーズは今週末の17日から予約開始、翌週末の24日発売。各キャリアからも数日以内に販売価格等が発表される見込みです。