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35mmやめました。フォクトレンダー『NOKTON classic 35mm F1.4』を手放す理由とラスト作例

24-105mmのズームレンズや50mm単焦点を始めとして、Eマウントのレンズ群は3年以上をかけて一通り揃えてきたのですが、そのうちの1つである『NOKTON classic 35mm F1.4』を手放すことにしました。

35mmのレンズはこの1本しか持っていなかったので色々と悩んだ部分はあるのですが、最終的に手放すことを決めた理由と、手放すにあたってのラスト作例を紹介してきたいなと思います。

レンズ自体のレビューは個別記事にしているので、この記事とあわせて読んでみてください。

NOKTON classic 35mm F1.4を手放す理由

購入してしばらく経過した後のレビューで「気に入ったレンズ」と書いたNOKTON classic 35mm F1.4を手放す理由、それは35mmという焦点距離が僕にとって向いてなさすぎたことに他なりません。

一般的に焦点距離35mmのレンズは50mmのレンズと並んで「標準レンズ」と呼ばれることが多いのですが、どちらが標準(=その人にとって最適な距離)なのかはプロのカメラマンでも議論が分かれるポイントだったりします。

XF35mm F1.4R

僕自身も、今回手放す35mmのほかに『Carl Zeiss Planar 50mm F1.4』といったような、上で紹介した「標準レンズ」と呼ばれる2つの焦点距離を色々と試してきたのですが、やっぱり僕にとっての「標準」は焦点距離が50mmのレンズたちでした。

Carl Zeiss Planar 50mm F1.4

あくまで個人的な感覚でしかないのですが、35mmは「人を撮る」にしても「風景を撮る」にしても、どこを切り取っていけば良いのかが非常に分かりにくい焦点距離だったんですよね。広角域と言われる24mmと比べると狭いし、僕の標準域である50mmより広いし…。

もちろん35mmは人によっては扱いやすい焦点距離なのでしょうし、下の「ラスト作例」で紹介するように僕自身NOKTON classic 35mm F1.4を使っていてビックリするような写真が撮れることもありました。
ただ、そんな写真が撮れる率があまりに低い。野球に例えると.230ほどと言った感じで、35mmのレンズだけを持って出かけても「良いな」と思える写真が撮れないまま帰ってきてしまうこともありました。

打率の低いレンズを「いつか当たる日」まで持っておくのも当然良い選択だと思いますが、個人的にはもっと打率の高いレンズを使いたい。.230 30本打つバッターより.300 20本打つバッターのほうが好きだし。

Carl Zeiss Planar 50mm F1.4

2020年の夏に購入してから2022年1月現在まで、このレンズを使って撮った写真はたった300枚ほど。Lightroomに保存されている枚数の少なさを見て、35mmのレンズを手放すことを決めたというわけです。

NOKTON classic 35mm F1.4のラスト作例

『NOKTON classic 35mm F1.4』とお別れする前に、2020年10月のレビュー以降にこのレンズを使って撮った写真の中から、個人的に良いと思った写真をラスト作例として紹介します。振り返るとレビュー以降に撮った写真は100枚ほどしかなかったので、本当に使ってあげられなかったんだな…。

NOKTON classic 35mm、もといコシナは色の表現がすごく豊かで、焦点距離さえ苦手でなければ沢山使えたレンズであることは間違いありません。僕の力不足…。

開放で撮るとピントが薄くなってしまいますが、数段絞るだけでかなりパキッとした写りになります。Planarにも通づるこうした特有の二面性は個人的にはすごく好き。

逆光耐性もしっかりあるし、シャドウを持ち上げても写真全体が崩壊しにくい点も気に入っていました。

きっとこのレンズじゃないと撮れなかったであろう、2021年末に撮れたベストショット。この写真より上の作例も含めて当然現像していますが、この写真に関してはプレビューを見た段階で「決まった!」と思える一枚でした。

良い写真すぎてPCやMac、iPhoneの壁紙にするほど気に入っています。


まとめ: いつかまた、35mmに戻ってきたい

こんな感じで、今回は今まで所有していた 『NOKTON classic 35mm F1.4』 を手放す理由と、手放すにあたってのラスト作例をまとめてみました。

本論でも何度か書いたとおり、僕が35mmという焦点距離が苦手だっただけであって、レンズそのものの写りや上手く撮れた時の美しさには眼を見張るものがありました。もう少し35mmが得意だったらきっと別の未来もあり得たでしょう。

もっと色々な写真を撮って、35mmという焦点距離に苦手意識が無くなった暁には、再びその手元に置いておきたいなと思えるレンズでした。

そうそう、このレンズと入れ替える形で新しいレンズ『SEL85F18』を購入してしまったので、次はそのお話でもしましょうか。