マイニング需要が落ち着いたことで、グラフィックボードの値段もようやく2020年〜2021年頭の水準に戻ってきました。
これまでゲーミングPCのほうにはAMDの『Radeon RX 6600 XT』を使っていたのですが、GeForceのグラフィックボード『RTX 3060』が適正価格以下になっているのを見つけてしまったのでうっかり買ってしまいました。
ゲーミングPCを組んだ当初もRTX 3060を使っていたので、約8ヶ月ぶりのRTXグラボです。
ASUS TUF GAMING RTX 3060を購入
今回購入したのはASUSの『TUF GAMING RTX 3060』。
現在の市場価格はだいたい55,000円前後なのですが、7月末に「限定150台・49,980円」という特価販売の現場に遭遇してしまい購入。さすがにRTX 3060が4万円台は安い。
ASUSの3連ファン搭載グラフィックボードは、3つあるうち中央のファンだけ逆回転で回る「Axial-tech」が搭載されていて、ファンが回った際の乱流を抑制・効率的に冷却できるようになっています。
ROG STRIXと違ってTUF GAMINGは光る部分が少なめ。今回載せるゲーミングPCはノーRGBで使っているので好都合です。
搭載されているポートはHDMI 2.1×2ポートにDisplayPort 1.4a×3ポート。ASUSは一般的なグラフィックボードと違ってHDMIが2ポート搭載されているので、個人的には配線面で取り回しやすくて助かります。
これまで使っていた『SAPPHIRE PULSE Radeon RX 6600 XT』とサイズを比較するとこんな感じ。
搭載ファンの数が違うのでRTX3060のほうが大きくて当たり前ですが、ファンの配置が詰め詰めになっているので1つ増えている割には大きさは感じないかな?と思います。
換装前のゲーミングPCのスペックはこんな感じ。以前マザーボードを交換してからはストレージを追加したくらいで大きな変化はないですね。
ベンチマークはRX 6600 XTのほうが良い
RX 6600 XTからRTX 3060への換装をしたわけですが、純粋なパフォーマンスだけであればRX 6600 XTのほうが高いです。3DMarkのスコア(Time Spy)も
- RX 6600 XT: 9,129
- RTX 3060: 8,519
と500〜600ほどRX 6600 XTのほうが高く出ています。
普段プレイしているPCゲームの『VALORANT』でも大体30〜40fpsくらいの差があります。
グラフィックを最高設定にしても240Hzを下回ることはないのであまり気にはなりませんが、スペックを見るとRTX 3060が少し見劣りするのは仕方ないかもしれません。
それでも今回、スペックが少し見劣りするRTX 3060に戻ったのは『NVIDIA Reflex Low Latency』という遅延軽減モードが使えるから。
VALORANT側で『NVIDIA Reflex Low Latency』を有効にすれば60Hz環境であっても20ms程度の遅延軽減ができるので、高リフレッシュレートモニターの環境だとかなり遅延軽減ができるんですよね。
この手の技術は正直言って眉唾ものではあると思うんですけど、機材の環境差で負けるのは悔しいので…。
なんだかんだGeForceグラボが良いよ
こんな感じで、今回はゲーミングPCに搭載していたグラフィックボードを『RTX 3060』に換装した様子を紹介しました。
記事中でも触れたように、純粋なスペックだけを考慮するとこれまで使っていた『RX 6600 XT』のほうが快適なのでしょうけど、NVIDIA Reflexを始めとしたゲーム周りの細かい機能や総合的なパフォーマンスの良さ(チューニングしなくても快適という意味)を考えるとGeForceグラボのほうが使い勝手が良いなと感じます。
マイニング需要も落ち着いた上にRTX 4000シリーズの登場で3000シリーズは値下がりが進みそうなので、GTX 1000シリーズやRTX 2000シリーズを使っている人はちょうどいい買い替えどきかもしれません。
2021年末に組んだゲーミングPCに関する記事はこちら。