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M1 MacBook Airからの乗り換えを考える | M3 MacBook Air、あるいは

メインのPC環境をWindowsにしてから約4年。すっかりWindowsメインの環境に馴染んでしまいましたが、出先での作業用やサブ環境のためにMacBook Airも維持しています。

しかしMac環境で使っているマシンも登場から4年、導入から3年経っていることもあって、そろそろ買い替えを考えています。いくつか買い替えの候補があるので、思考の整理も兼ねてどのモデルを買うのか、あるいは続投かを検討していきましょう。

M1 Macの購入から3年が経った

現在僕が使っているMacは、2020年秋に発売されたM1チップ搭載のMacBook Air(13インチ)。スペックはこんな感じで、いわゆる「吊るしモデル」と呼ばれることもある、最安値のモデルです。

  • M1チップ(7コアGPU, 8コアGPU)
  • 8GB ユニファイドメモリ
  • 256GB SSD

Intel CPU搭載モデルと比べて効率的なチップになったことや、当時からWindowsをメイン環境に変えていたこともあり、メモリやストレージは一切カスタマイズしませんでした。

僕はこのモデルを2021年の夏に購入したのですが、モデルリリースから約4年、購入から約3年経過していることもあり、一般的に考えれば買い替えを検討してもいい頃合いでしょう。

使っていて致命的な不満はない

あくまでWindowsがメイン環境であって、Macはサブ環境だという前提で読み進めてください。

「4年経ったから買い替えを検討してもいい」と書きましたが、発売から4年経過したものとは思えないほどM1 MacBook Airの性能は「ようやっとる」ものがあります。

一般的なWebブラウジングやブログの執筆、ブラウザベースのアプリを使った仕事は普通にできるし、バッテリー持続時間の長さも相まって長時間であっても作業できます。

自宅では5K2Kのウルトラワイドモニターに接続して使っていますが、解像度をドットバイドット(100%表示)にしても動きはヌルヌル。ブラウザでの作業が中心だからとはいえ、負荷のかかりやすい5Kモニター下でも快適なのは良い意味で異常です。

5K2Kモニターに接続していても快適

8GBメモリの動きが気になるように

メモリ16GBでないとApple Intelligenceは使えなさそう

唯一かつ最大の不満点が、買ったときに(ある意味)妥協してしまった、8GBのユニファイドメモリ。ほとんどの場面では気になりませんが、Lightroomで写真を編集するときに動きが重くなることが増えました。

具体的にいうと、現像中にパラメーターを調整している時は問題ないのですが、前後の写真に移動するとほぼ毎回レインボーカーソルが出るように。

Macで現像する機会は少ないですが、メモリとCPUを多く消費するアプリケーションでレインボーカーソルが出てくるということは、次第に普通の動作も重くなってくると見ていいでしょう。


極めつけは、6月に発表されたApple Intelligenceと、M4チップ搭載Macと同時に発表された既存マシンのベースメモリ16GB化

「Apple Intelligenceを使うにはメモリ16GBが必須ですよ」と言わんばかりのアップグレードなので、いよいよ8GBメモリのMacもお役御免か…と思ったわけです。

買い替え先を考えよう

そんなわけで、サブとしての作業環境を快適にするために、2~3ヶ月くらい前から本格的に買い替えを検討しています。

今のところ3つ候補があるので、それぞれ整理してみましょう。

M3 MacBook Air

買い替えの候補として順当なのは、M3チップ搭載MacBook Airでしょう。M4チップ搭載マシンが登場しているとはいえ、MacBook Airという区分で考えればまだ最新モデル。

標準のメモリ容量が増えたことで16GBメモリにカスタムする際の追加料金が要らなくなりましたが、それでも164,800円と、メモリ16GB・ストレージ256GBのノートPCとしては高価な部類に入ります。

さすがにサブ環境かつクラムシェルモードで使う機会が多いノートPCに対して16万円払うのはな…という気持ちが大きくて、結構じたばた。

M2 MacBook Air

であれば、サブ環境だしM2チップ搭載モデルでもいいか…?と思う節もありますが、さすがに2世代前の型落ちチップマシンを買う意味はないでしょう。

M3チップ搭載モデルと同じメモリ16GB・ストレージ256GBで、値段は148,800円。M3チップ搭載モデルとの差額は約15,000円で、これなら差額を出してM3チップ搭載モデルにしたほうが良さそう。

M4 Mac mini

ぐぬぬ…となっていたところで一気に惹かれたのが、11月のApple発表会でリリースされた『M4 Mac mini』。

これまで10年近く使われていた筐体からIntel N100搭載の「ミニPC」と近しい大きさになったということで、サイズ面ではかなり魅力的な1台に仕上がりました。

もちろん性能面もかなり向上していて、ベンチマークスコアでは標準の「M4チップ」でも「M2 Max」より高いスコアになっているという話も。

キーボード・マウス・ディスプレイを用意する必要がありますが、今買えるMacの中では最安となっていて、メモリ16GB・ストレージ256GBで94,800円。

これならMacBook Airより7万円ほど安く買えるし、クラムシェルモードでしか使わないのであればMacBook Airを選ぶ必要はないかも?という気持ちになっています。

まとめ

いろいろ検討してみましたが、今の自分の用途であれば『M4 Mac mini』のメモリ16GB・ストレージ256GBが一番良さそうだなという結論になりました。のべ10年以上MacBookシリーズを使ってきましたが、ここで一度お別れです。

今M1 MacBook Airを手放せばM4 Mac miniは手出し2万円ほどになりますし、実質2万円で3~4年使えるサブマシンが手に入るのであれば買い替える価値はかなりありそうです。

ともかく、方針が決まればあとは買うのみ。早く買い替えるのが楽しみです。

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