つい先日、人生で初めての福岡旅行に行ってきました。
その目的は、大阪を中心に活動しているブロガー・たけさんぽ氏が開催するフォトウォークイベント「たけさんぽ福岡」に参加するため。
今回のフォトウォークではCarl Zeiss Planar 50mm F1.4を付けた『α7R III』のほかに、おじいちゃんから貰ったフィルムカメラ『OM-1』も持ち、同じ焦点距離での写りの違いを楽しむことにしたのです。
α7R IIIで撮影した写真はまだ現像中なのですが、ひと足お先にフィルムカメラで撮影した写真が現像から上がってきたので、「僕とOM-1」連載の一つとしてご紹介していきます。
目次
今回の撮影機材
- OM-1
- G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
- Kodak Ektar 100
今回選んだレンズは最も使う機会が多い50mmの単焦点。フィルムは青空が出ることを期待して、Kodakの『Ektar 100』を装填しました。もう写り最高ですね。
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Scene 0: ファーストショットは意外な場所で
今回の旅で初めてシャッターを押したのは、なんと羽田空港の保安検査場。
X線検査に通すのが嫌で「フィルムカメラなので…」と申告したところ「危険物ではないことを証明するために1枚写真を撮ってください」と言われてしまいました。つらい…。
よくよく調べたところ、感度100程度のフィルムであればX線にかけても大丈夫なそう。これを知っていれば1枚余分に撮れたのかと思うと少し寂しいですね。
Scene 1: 絶景の夜明けを目の前の海で見られる幸せ
今回の旅程は2泊3日。普段から仲良くしてくださっているタケナカナミさんがAirbnbで見つけてくれた民泊に宿泊したのですが、この宿がもうたまらなくて…。
- 博多市街地から30分くらい離れていて静か
- 目の前が海!ベランダ・窓から一望できる
- 家具家電が完備されていてほとんど何もいらない
- 三軒となりがベーカリーで焼きたてパンが食べられる
と、今まで宿泊してきた宿の中でもほぼ最高に近い宿だったんですよ。
で、目の前が海なのに日の出を見ないのはもったいない!ということで、朝5時に寝ぐせ全開の格好で海に飛び出したのでした。
この絶景、言葉はいらないでしょう。この後ベーカリーに行って焼きたてパンを買い、海の波音を聞きながらいただきました。
もう準備は万端!
Scene 2: 全員集合!2班は海で青春謳歌
コーヒーで気合いを注入して向かったのは、集合場所の博多駅。しゅんさんぽ氏が看板を持ってくれました。
たけさんぽは毎回50人超が参加するイベントで、ここ数回は班分けが行われています。僕が今回入ることになった2班のメンバーはこんな感じ。
メンバー全員がフィルムカメラユーザーということで、なんとなくフィルムの話で盛り上がったり。
市街地を大きくショートカットできるバスに乗ってたどり着いたのは…
そう、海!大濠公園に行く予定を変更して「シーサイドももち海浜公園」という、福岡タワー近くの公園にやってきました。
ものさんもカメラを構えて準備万端。しゅんさんぽさんが買ってきてくれたレジャーシートを持って、海ギリギリのところへ攻めていきます。
さすがに塩水が怖くて写真は少ない。
途中キャッチボールをして遊んでいたのですが、暑さと疲れでこの表情。砂浜スポーツは体力消費が激しい…。
もろもろ含めて1時間以上海で遊んだところで、近くにある福岡タワーへ向かうことにしました。
顔抜き看板を見つけたらついついやっちゃうよね、わかる。
鏡になっているところがあったので、全員カメラを向けながら撮影。たしかこの日は
- てんび〜: α7R III、OM-1、OSMO Action
- しゅんさんぽさん: α7 III、Nikon NewFM2
- ものさん: α7 II、Nikon FM2
- タイラヒロさん: X-Pro 2、NATURA CLASSICA
- matsu.さん: EOS kiss Ⅲ
という構成だったはず。人数よりカメラの台数の方が多いのはもう慣れっこですね。
鉄骨だらけの内部をエスカレーターでぐんぐん登っていきます。
展望台から見えたのはとっても綺麗な福岡の街!
みんな一心不乱に写真を撮っているのが印象的でした。
流石に写真が少ないのですが、しゅんさんぽさんのブログを見るとデジタルでの写りが紹介されています。
Scene 3: 大団円!賑やかな街・福岡天神へ戻る
良い時間だったので、福岡タワーを降りて宴会の会場のある天神へと戻ります。
感度100のフィルムを装填している人たちはそろそろフィルムカメラが使えなくなってしまうので、大急ぎでシャッターを切っていきます。
Ektarは本当に青が綺麗。
ちょっと寝ちゃったような気もしながら天神へ到着。1日あっという間だったな…。
OSMO Actionでたくさん集合写真は撮ったんですが、フィルムで撮るのをすっかり忘れていたので最後に撮影。ヒロさんが絶妙に目線外してた。
最後の一枚は宴会場前で!
消せない・弄れないから面白い。
フィルムカメラを使い始めて1年、どうしてもデジタルの方が「どうにかなってしまう」から使う機会が多くてフィルムを10本使ったくらいなのですが、なんとなくフィルムの楽しさが分かってきたような気がします。
フィルムは現像に出すまでどんな仕上がりになっているか分からないし、Lightroomを使って現像(デジタル)も出来ない分、その場の思い出をしっかり残せるんですよね。やっと気付けた。
まだまだフィルムカメラはビギナーではあるけれど、撮った写真をまとめておじいちゃんに見せられるように、もうちょっとだけ積極的にフィルムカメラと過ごしてみようかなと感じた「たけさんぽ福岡」でした。
α7R IIIで撮影した「たけさんぽ福岡」についてはまた追って紹介しますね。