東京生まれ東京育ち。都会の大学生が長野県でゆるく、おためし二拠点生活。

生まれてから21年間ずっと東京で過ごしていると、知らぬ間に都心の暮らしが当たり前になってきて、静かに感じてるストレスすら当然のように感じてしまいます。

そんなストレスを避けて地方で過ごしてみたいな、と思ったのは、僕が今年の3月にタイアップ企画「ハタチと旅と出雲」で島根県・玉造温泉を訪れたから。現地の人々の暖かい空気感や暮らしやすさに惹かれて、いつかこうした場所に拠点を構えたいなと強く願うようになりました。

ただ二拠点生活を営むにあたって重視するのは「リモートワークが快適にできるか」というところ。

僕のように大学生をやりながらフリーランスで活動していると、基本的にいつでも・どこでも仕事が出来るのですが、それはあくまでインターネットがある場合。ネット環境が無いと何もできないので、ある程度インターネット環境があるのは前提になってきます。

そんな中、ブロガー仲間のトバログ・ホーリー・すけさんらと話題になったのが「長野県で二拠点生活してみたいよね」という話。後述しますが、長野県はIT関連事業を営む人々を誘致・支援するプログラムを多数やっていて、僕たちブロガーでも比較的拠点を置きやすい自治体なんです。

ちょうどタイミングよく宿も取れたし、役所に勤める人からお話を伺う機会をいただけたということもあって、9月中旬に長野に行ってきました。

実は東京から近い!避暑地として最適な長野県の魅力

小学生・中学生の頃に2度、学校の移動教室で訪れたことのある長野県。当時は高速バスに3時間くらい乗った記憶があるのですが、現在は北陸新幹線が発達したこともあって(場所にもよるけど)1時間〜1時間半くらいで行けるようになりました。

夏の気候も東京と比べるとかなり落ち着いていて、平均気温は8月でも25℃程度。日によって最高気温は30℃を超える日もありますが、高層ビルが少ない分風通しも良くて体感温度はそこまで高く感じません。

観光地として軽井沢・松本・志賀高原などメジャーなものが揃っているほか、今回訪問した佐久市など居住するのに最適な街も多くあるので「遠すぎず近すぎず、程よく住みやすい県」になっているのが特徴的です。

長野県とITの取り組みについて

実は長野県、IT事業者を誘致する運動を積極的に進めていて、ここ数年は「おためしナガノ」「ときどきナガノ」という2つの施策を行っています。

前者は「本格的な地方移住・二拠点生活を考えている人」に向けて、宿舎の提供・引越し代・交通費等の補助(最大30万円)を行うもので、後者は「地方移住は考えているけど地方のイメージが具現化しない人」に向けて、交通費・宿泊費・オフィスの利用料の補助(1回最大1万円、最大10回)を行うもの。

どちらも年々参加希望者が増えていて、特に「おためしナガノ」に関しては1回の説明会で30人近い参加者がいたほど。

どちらも参加者の対象は「地方でIT関連の事業をやろうと考えている方など」と比較的ゆるいのが特徴で、会社の規定でリモートワークが可能なエンジニアのほか、僕たちのようにブログやライター業をして暮らしている人でも気軽に参加できるのが嬉しいところですよね。


上に見たように県としてテレワーク(リモートワーク)を推進していく流れも進んでいるのですが、それに負けじと各自治体単位でもテレワーク推進のため、多くの補助や移住体験プログラムが提供されているのも長野県の特徴的なところ。

例えば長野県の中部にある立科町では独自の移住体験プログラム「おためしテレワーク@たてしな」を展開していて、おためしナガノではカバーしきれない住居や住居内のインターネット環境などを無料で提供。

おためしナガノの対象であるIT関連事業者以外でも気軽に二拠点生活を体験できるようになっています。

また今回訪れた佐久市では「まるっとテレワーク推進事業」と称して、市の持つ施設を改築したテレワークセンターや、新たにテレワーク施設を作ろうとしている人向けの補助金などを急ピッチで整備中。

こんな風に、ただ旅行として訪れるだけでなく、拠点を作ったりコワーキングスペースを中心にリモートワークがしやすい場所として発展しつつあるのが、現在の長野県というわけです。

軽井沢よりも静かで住みやすい佐久市を訪問

それで今回訪れたのが、長野県と群馬県の県境に位置する佐久市(さくし)。観光地として有名な軽井沢から新幹線で1駅、東京からも70分くらいで着いてしまう近さが魅力的。

観光客はたいてい軽井沢か松本の方に向かってしまうので、そういったところと比較すると佐久の方は静かで過ごしやすい印象がありました。

市役所前で動画を撮るYouTuber
市役所前で動画を撮るYouTuber

今回は暮らしぶりを体験するのはもちろん、上記でも軽く触れたようにリモートワークの支援策が豊富な佐久市のお話が聞きたいということで、1時間くらい市役所を訪問。

具現化はまだだけど、近いうちに僕たちがやりたい!と考えているようなアレコレを話してきました。

市役所からこの日泊まる場所へ向かう車中から。空気が綺麗で気持ちよかった…。

道中にあった神社が気になって入ってみたら、京都伏見稲荷の分霊を祀る「鼻顔稲荷大社」という立派なものでした。

マジックアワーになると全員カメラを出して撮影タイム。趣味が合う人たちとの旅行はこういう時間が無限に撮れるのが魅力的ですよね。

山の中にある隠れ家「ヨクサルの古屋」で過ごす1日

佐久市をドライブしながらやってきた宿。この日宿泊したのは、隣町にあるリノベ別荘「ヨクサルの小屋」という場所。この小屋はもともと別荘地に建っていた古別荘で、オーナーのダイゴさんが1年近くかけてセルフリノベーションした物件です。

使用した木材やそれを固定するネジまでこだわったという物件は木のぬくもりが凄く暖かくて、ずっと居たくなるようなある種の安心感を覚えました。

ダイゴさんは今回宿泊したヨクサルの小屋以外にも多数のリノベ物件を手がけていて、中でも知られているのが佐久市内にある「山村テラス」と呼ばれる物件。

今回のヨクサルの小屋も素敵だったけど、写真を見てると次は山村テラスにも泊まりたくなるな…と感じます。

山村テラスとダイゴさんに着いては、今回一緒に旅した99% DIYのすけさんが『生き方の延長線に創る空間。長野のセルフビルド小屋『山村テラス』から紐解く豊かな暮らし』という記事で詳しく書いているので、是非チェックしてみてください。

今日の成果について語ったり...
今日の成果について語ったり…
コーヒーを飲みながらブログを書いたり
コーヒーを飲みながらブログを書いたり

一通りやらなきゃいけないことを終えた後、ブロガー4人が集まってやることといえば当然ブログや写真の現像といった作業。

今回宿泊したヨクサルの小屋はインターネット環境が完備されていて、山奥でも都心で活動しているのと同じように作業することができます(流石に回線速度は違うけど)。自然に囲まれた静かな環境でじっくり自分の作業ができるのは本当に良いことで、このまま数日間過ごしたいな…なんて思ったり。

めっちゃ美味しかったシャインマスカット
めっちゃ美味しかったシャインマスカット

のんびりブログを書いたり、写真撮ったり、動画撮ったりしながら夜を過ごしました。星もすごく綺麗で感動した…。

山の中でいただくモーニングは格別

翌朝、7時過ぎに目が覚めた僕は4人の中で一番早起きで、まだ静かな小屋のテラスから写真を撮るなどしました。

絶対に美味しいとわかるコーヒー
絶対に美味しいとわかるコーヒー

豆を挽いてコーヒーを淹れて…

前日スーパーで買っておいたクロワッサンといただきます。やっていることや食べているものは東京で過ごしている時と1つも変わらないのに、そこに豊かな緑と自然があるだけで一気に素敵なモーニングになる不思議。とても美味しかった。

都内で過ごしている時も休日はなるべく「ゆっくり過ごす」ことを大事にしてるんですが、同じ「ゆっくり」でも自然の中で過ごしていると体感スピードがすごく遅く感じて幸せ。

「仕事をしに小屋に来る」も大事だけど「自分が本当にゆっくり過ごすために小屋に来る」ことも同じくらい大切だなと感じました。

佐久市のコワーキングスペース「iitoco!」を訪問

2日目に訪問したのは、佐久市にある佐久初のコワーキングスペース「iitoco!」。デザイナーやライター、ブロガーといった場所にとらわれずに作業ができるメンバーが在籍するコワーキングスペースで、オープンな場所のほかデスクの置かれたクローズドスペースも用意されています。

実は今年の「おためしナガノ」の説明会に参加した時、その回の説明会で説明していたのがこの佐久市とiitoco!だった裏話があるので、そこら辺も含めてオーナーの江原さんと1時間程度リモートワークについてお話。

江原さんは佐久市の職員さんからも「この人を尋ねれば間違いない」とお墨付きをもらうほどのキーパーソンで、本格的に移住や二拠点生活を考え始めるようになったらすぐに相談したいなと感じました。

まとめ

本隊はこの後、信濃町付近にあるレストハウスLAMPに向かうのですが、僕は翌日から草津旅行が控えていたため泣く泣く帰京。

学生の特権である学割を使えば乗車券が20%で購入でき、東京まで5,000円くらいで帰れてしまうので「来るのに高いお金がかかるかも」なんて心理的ハードルはかなり下がりました。

1泊2日の訪問で感じたのは「程よく不自由」な地方の快適さと、普段と違う場所で過ごしてみることの面白さ。「程よく不自由」というと語弊があるかもしれませんが、都内で感じる「騒々しさ」を感じることなく過ごせる佐久での生活は最高。

都内のように2Gbpsのインターネット回線があったり、いつでもスタバでノマドワークできるわけでは当然ないですが、少し足りないくらいの場所で過ごすと「画面を見ているだけでは分からないこと」とか、ちゃんと人々と触れ合うことで見えてくる暮らしの本質が見えてきて、すごく面白かった。

この経験がすぐに何かに繋がるかというとそうではないですが、中長期的に見て「長野と東京で二拠点生活できたら最高だな…」と思わせてくれる2日間でした。

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