高校時代の同級生と巡る初めての台湾旅行、題して「你好台湾」。そのまんまだね。
前回は1日目、台北市街地観光の様子を紹介したのですが、2日目のまとめに行く前にどうしても個別で書いておきたい観光地があるのです。
それは九份。言わずと知れた「台湾で夜景ならここ!」的な観光地ですね。どの観光誌を見ても間違いなく取り上げられているし、人の多さも尋常じゃない人気スポットです。
友人との旅行だったのであまり無理は通したくなかったのですが、せっかく台湾に来るなら絶対に撮っておきたい!と思っていたので、お願いして1/3日ほど時間をもらい、みんなを連れて九份撮影に出かけました。
結果的に最高の写真が撮れた!と思っているので、
- どこで撮るのが一番いいのか
- どれくらい前からスタンバイするのが良いのか
あたりも含めて、九份で撮った夜景の様子をまとめておきます。最高!
目次
『千と千尋の神隠し』のモデルともされる九份
九份について調べると、おそらくどこのサイトにも掲載されている謳い文句が「『千と千尋の神隠し』のモデルになった場所」というもの。
公式に認められた訳ではないし、むしろそれを否定するようなコメントも発表されているくらいなのですが、九份の露店では至る所にジブリグッズ(無許可だと思う)が売られています。
山の斜面に沿って作られた町なので道も細く、アップダウンが激しいのですが、かなりカオスで個人的には好きな場所でした。
九份のメイン通りを観光
軽く九份について触れたところで、早速メインとなる通りを観光していきましょう。
台湾市街地から九份までは、乗車時間もUberプレミアム(ちょっと良いやつ)で移動しました。4人で割ると1人1,000円くらい。
こんな感じで九份はいたるところに提灯があって、夜はこれが点灯することで非常に幻想的な夜景を見ることができるんですよ。とっても綺麗。
ちょっとコテコテに現像しすぎたかも。
人の流れに沿って歩いていくと開けた展望台の様なところに出ます。あいにくちょっと晴れてるかな…くらいの天気でしたが、これはこれで良い風景だよね。
九份の夜景撮影なら海悦楼茶坊が最高
さてさて、風景も綺麗ですがやはりお目当ては夜景。今回はTwitterで仲良くしてくれている友人にオススメされたお茶屋さん・海悦楼茶坊に向かいます。
このお茶屋さん、テラス席から九份夜景のメイン建物と言える阿妹茶樓(阿妹茶酒館)やその周囲を見渡せるということで、夜の時間帯は基本的に現地ツアーコンダクターを介した予約限定なんです。
お店の前には、こんな感じでお店に入れない多くの人がカメラを構えながら夕暮れ時を待っています。もう完全にカオスでしょう。
海悦楼茶坊での注意事項
海悦楼茶坊で夜景を撮影する時に注意しておきたいことは大きく5つ。
- 日没の2時間前には入店しておく
- 長時間滞在の場合は定期的な注文をする
- テラス席で撮影できるか許可を得る
- 夜景を撮影するなら絶対に3階のテラス
- レンズはフルサイズ換算16mm前後がおすすめ
1つずつ軽く紹介していきます。
日没の2時間前には入店しておく
前述したとおり、海悦楼茶坊は基本的に夜の時間は予約したのみが入れる店舗。が、経験則的に日没の2時間くらい前であれば予約なしでも入店することができました。
↑3階は予約した人用の席っぽかった…。
もちろん行く日やスタッフさんの対応によって変わるので一概に「予約なしでも入れるぞ!」という訳ではないですが、大体こんなもんくらいだろうと考えてもらえると。
長時間滞在の場合は定期的な注文をする
これはマナー的な意味合いですが、2〜3時間と長時間お店に居させてもらうので、定期的に飲食物は注文しましょうね。最初の1回だけ頼んで居座るのはお店に申し訳ない。
今回は4人で2時間半ほど滞在して、全員飲み物を2回ほど再注文しました。これくらいはちゃんとしよう。
テラス席で撮影できるか許可を得る
これも最低限のマナーですが、店内の一部を使わせてもらって撮影するので入店時に
- 「夜景の撮影がしたい」
- 「日没の時間でテラスで撮影していいか」
の確認と許可はしっかり取りましょう。テラス席に他のお客さんがいるときはその人たちにも忘れずに。ちゃんと申告すれば基本的に断られることはないでしょう。
中国語が通じないから聞けない?その手に持ってるスマホでGoogle翻訳を使おうな。英語も通じる。無断撮影はお互いにとって一番良くないですよ。
夜景を撮影するなら絶対に3階のテラス
海悦楼茶坊には2階・3階にそれぞれテラス席がありますが、2階席は電線がかなり映り込んでしまうので3階がおすすめです。
ちなみに三脚の使用もOKでしたが、テラス席はとても狭いのでグループで1本の制限付きでした。今回カメラで撮影したのはグループ内で僕一人だったのですが、複数人いる場合は順番で回す必要有りですね。
レンズはフルサイズ換算16mm前後がおすすめ
最後に使うべきレンズについて。
阿妹茶樓(阿妹茶酒館)はかなり大きな建物の上、左奥にそびえる山まで写すことを考えると、使うレンズはフルサイズ換算16mm前後のものがあると全体が収まりとても良いです。
今回はソニー『α7R III』と純正ズームレンズ『Vario-Tessar T FE 16-35mm F4 ZA OSS』で挑んだのですが、16mmでちょうど良いくらいでした。
さて、カメラをセッティングしてたら日没目前。ここから30分くらい最高に綺麗で心打たれる時間の始まりですよ。
海悦楼茶坊で九份の夜景を撮る
火が沈んでマジックアワーに突入した九份。この時間が綺麗すぎて時が止まって欲しかった。
ちょっと雲が出てきちゃったんですけど夕日も差していて最高。下で頑張って写真撮ってた人たちに見せてあげたい。
最後の一枚だけISO1000にしてしまったのですが、これでも十分綺麗。これだけでも台湾来た価値あったな…。とてもよかった。
心ゆくまで海悦楼茶坊で写真撮影を堪能したので、元きた道を辿りながら戻っていきます。
もうこの時間は人が多すぎてロクに写真も撮れなかった…。
まとめ
台湾に行ったことが初だったので当然九份の夜景も初めて見たのですが、東京でよく見る夜景のそれとは全く雰囲気が違っていて最高にエモかったですね。提灯がメインの夜景とかたまらなさすぎた…。
台北市街地から距離があるのと場所取りが少し大変なのとで行くのを躊躇う人も多いでしょうが、スケジュールに余裕のある人は間違いなく行った方が良いところですよ。