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肉厚レザーを使ったコンパクトな財布『HITOE Fold』レビュー。硬貨も入って使い勝手は概ね良好!

キャッシュレスとはいえ、まだまだ財布を手放すことは出来ない現在。今はメインの財布として友人のトバログがプロデュースした『PRESSo L』を使っているのですが、これ以外にもカードケース代わりにもう1つ財布を持ち歩くようにしています。

で、サブの財布には『薄いマネークリップ』を使っていたのですが、昨年の春ごろから『HITOE Fold』という本革製のコンパクトな財布を使うようになりました。

使い始めてからだいたい10ヶ月くらい経過したので、今回の記事では『HITOE Fold』をしばらく使ってみた感想をまとめていきたいと思います。

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コンパクトなキャッシュレス向け財布『HITOE Fold』

今回紹介する『HITOE Fold』は、洗練されたレザープロダクトを多く開発しているSYRINXから発売されている本革を使用したコンパクトな財布。

もともとクラウドファンディング支援サイトのCAMPFIREで出資&リターンが募られたプロダクトなのですが、ファンディング開始から1ヶ月を経たずして全カラー計3500個が完売、一般販売も入荷後即完売という状況がしばらく続いた話題の製品。

僕自身もクラウドファンディングの告知がなされた当時から注目していて、キャンペーン開始と同時に支援。無事に第一陣のリターンで商品をゲットできた次第です。

早速HITOE Fold本体をチェックしていきましょう。クラウドファンディング開始時には全7色での展開が行われていた中、今回は最もレザーの経年変化が楽しめるであろうキャメルを選択しました。

個人的に本革を使用したアクセサリーは色々使っていますが、HITOE Foldで気に入っているのはレザーが肉厚なところ
この手のコンパクトな財布は大抵の場合薄いレザー、もしくは合皮が使われていたりするのですが、HITOE Foldは外装に厚さ2mmの本革が使われていてかなり贅沢。レザーの品質自体も高いため、経年変化を存分に楽しむことが出来ます。

カードが取り出しやすいように、ポケット部分は右下にかけて切り抜かれています。カード自体も5~6枚入るので最近のキャッシュレス社会的には全く問題ないですね。

紙幣ポケットの右上にはお札が跳ねないようにフリップが付けられています。これは先程のカード部分の切り抜きに対応しているので、カードに引っ掛けることで留め具としての役割も果たしています。

本革はどうしても経年変化で革が伸びてしまい、緩くなったポケットからカードが飛び出てしまう事故もあり得るため、このように物理的にカードを固定する仕組みが用意されているのは非常に助かりますね。

HITOE Foldに色々入れてみる

さて、HITOE Foldに財布の中身を入れていきます。今回は

  • クレジットカード3枚
  • キャッシュカード
  • 免許証
  • 学生証
  • 小銭何枚か

を入れてみます。

カードを収納してみるとこんな感じ。6枚入れようとすると最初はかなりタイトできついので、はじめは5枚程度にして革を伸ばしていくのが良さそうです。

カードポケットの上にある小銭ケースに硬貨を何枚か入れてみました。

公式サイトによると最大で15枚入るとのことですが、日頃使っていて硬貨を綺麗に収納する機会は少ないのと、あまり入れすぎると革の形が崩れてしまう懸念があるので、収納する枚数は少ないに越したことはないですね。

小銭ケースにはフラップがあるので、小銭がはみ出しにくく、また紙幣と擦れる心配もなさそうです。

しばらく使ってみた感想

サブの財布としてHITOE Foldをだいたい10ヶ月ほど使ってみました。最新の様子が上の写真なのですが、購入時と比較すると見た目や質感もかなり変化していて、経年変化するものの良さをひしひしと感じています。

開け閉めして負担がかかる部分には折ジワも。ただし革が良質でしっかりと手入れもしているため、折ジワの部分が割れてしまうといったこともなく比較的綺麗に使えていると感じます。

カードポケットも時間が経つごとに枚数にフィットするようになり快適に使えています。

使い始める前は「カードが束になってる中で使いたいカードが取り出せるのか?」と不安に思うこともありましたが、先述した通りカードが取り出しやすい構造になっていたため実用面では全く問題なし。そもそも使う機会が多いカードは取り出しやすいように先頭に置いてますしね。

フタを閉めるのが少し大変かも

唯一残念というか、惜しいな~と思ったのがフタを閉める機構の部分。

HITOE Foldは、本体の厚みを極力無くすためにフリップをカードポケットに引っ掛けて固定し閉じるのですが、その閉じ方が結構大変なんですよね。

こんな感じで、カードとコイン境目を「くの字」に曲げて引っ掛けるのですが、これだとどうしても片手で閉じる必要があるので開け閉めに時間がかかってしまうんです。柔らかいとはいえ革にも負担がかかってしまう気もしますし。

かといって両手で閉めようとすると、紙幣を留めるタイトなフリップ部分が伸びてしまって型崩れも起きやすくなってしまう。結局、使い始めてから現在までこのあたりの最適解は見つからないままだったので、製品側にももう少し改善できる余地はあるのかなと感じました。

まとめ

こんな感じで、今回はSYRINXから発売されているコンパクトなレザーウォレット『HITOE Fold』を紹介しました。

先にも書いたとおり、この手の財布でしっかりとした肉厚レザーを使っている製品は数が少なく、レザー製品をよく使っている人に対してはそれだけで薦められる製品だなと感じました。質感もよく、経年変化も楽しめるため、しっかりと手入れして使い込んであげたい一品になっています。

一方で細かい部分の使い勝手としてはもう少し改善の余地があるなとも思っています。
最近はファスナーを使わずに薄さを強調した財布ばかり目立っていますが、どれも開け閉めの部分で苦労している印象があるので、ここはHITOE Foldに限らずコンパクトな財布全体に共通する問題点なのかなと。

一般販売が始まった現在は生産量を確保するため、キャメル・チェスナット(ダークブラウン)・ティール・ブラックの4色展開、17,600円で販売中。色によっては在庫切れになっているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

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