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【新卒社会人、リモートワーク環境を作る: その3】 杉の集成材を使ったデスク天板を自作してみた

21卒の新社会人が「自分の理想のリモートワーク環境」を整備するためにアレコレ機材を揃えていく『新卒社会人、リモートワーク環境を作る』も3回目。

1回目は作業領域の拡張とゲームに使える24インチモニターを、2回目はリモート会議に最適なマイクとしてSHUREの『MV7』を紹介と、主にガジェット類を中心に紹介してきました。

3回目となる今回の連載のゴールは「新しいデスクを作る」こと。これまで使ってきたデスクで感じた不満点を解決して自分史上最も満足できるデスクを作るため、新たに天板などをホームセンターで用意して作ってみました。

これまでのデスクと今回の完成図

こちらがこれまで半年ほど使ってきたメインデスク。実家では2018年に自作したデスクを使っていましたが、引っ越しにあたって天板を新たに用意する必要があったため、かなでものの『THE BOARD』シリーズを購入して組み立てたものです。

デスクを組み立てた当初は不満なく使えていたのですが、ここで作業する時間が積み重なっていくほどに、以下のような不満点が出てきました。

  • 天板のカラーリングが気に入らない
  • 天板のサイズが小さくなってきた

まず1つ目が天板のカラーリング。実家で使っていた天板の色味が少し黄色っぽかったことから「より赤めの天板を…」と思いTHE BOARDでは「チークブラウン」という色を購入したのですが、実際に届いたものを見ると想像よりも赤みが強くて、個人的には予想外かつ残念な印象を持ってしまいました。

安い買い物ではなかったので最初は我慢して使っていたのですが、日が経つほどに色味に対する不満が強くなってきてしまい、出来ることならもう少し木らしい色の天板に買い替えたいな…と思うようになりました。

2つ目に出てきた不満点は天板のサイズ

実家からの引っ越しにあたっては、間取りの都合から当時使っていた「170×75cm」の天板を諦めて泣く泣く「150×70cm」の天板にダウンサイジングしたのですが、実際にこのサイズのデスクを使うと20cmの違いは大きいなと感じるように。

モノが広げられなかったり、モニター・スピーカーを設置すると左右がギチギチになってしまうなど、作業効率はこれまでよりも下がってしまったため、やっぱり最低でもデスク幅は170cmあったほうが快適だなと改めて思いました。

こうした不満点をもとに作り上げたデスクの完成形がこんな感じ。

横幅170cm・奥行70cmというお気に入りのデスク幅を実現しつつ、これまでのデスクよりも落ち着いた色合いで木目もしっかりした、僕が求めていたデスク環境を100%実現することができました。

仕事をする場合は43インチモニターに社用の16インチMacBook Proを接続するかキーボードの横に置いて作業することも多いため、見た目だけでなく実用面を考えても170cmという幅は最適なデスクサイズでした。

デスクDIYしていく

今回の完成形を紹介したところで、早速デスクDIYの様子をまとめていきます。今回の制作のステップは

  • 天板の購入と切断
  • 天板の磨き上げ
  • 天板の塗装
  • 電動スタンディングデスクへの組み込み

といった感じ。

スーパービバホームで購入できる『杉ムクボード』を使用

今回僕が天板として選んだのはスーパービバホームで発売されている『ムクボード』と呼ばれる製品です。

杉の集成材によって作られたボードで、横182cm・奥行91cm・厚さ2.4cmとテーブルやデスクに最適なサイズながら4,980円(税別)と非常に安く購入できることが特徴。

マルトクショップやかなでものなどオーダーで天板を購入するショップの場合、ほぼ同じ素材でも2万円〜3万円ほどになってしまうことも多い中、カットサービスの料金を含めても6,000円前後に収まるのは助かります。

今回はデスクの幅に合わせ横幅170cm・奥行70cmにカットしてもらい、レンタカーで自宅へ運搬しました。

購入した天板はそのままでは表面がザラザラした状態でオイルの入りも悪くなってしまうため、電動サンダーと紙やすりを使って滑らかにしていきます。

まずは160番のサンドペーパーをつけた電動サンダーで表面を磨き、側面や角を丸くしていきます。

電動サンダーで表面を整えたあとは400番の紙やすりを使って表面を滑らかにしていきます。単純かつ疲れる作業ですが、この作業が仕上がりを左右するといっても過言ではないので丁寧に。

磨き終わると、購入時からは見違えるほど天板は滑らかになります。ここからオイルを塗っていくわけですが、もう夜遅いのでこれ以降は翌日に。

ワトコオイルを使って塗装

続いて、磨き上げた天板にワトコオイルを塗っていきます。

2018年のデスクDIYでは「ダークウォルナット」という色を使用しましたが、今回はもう少し自然で木目を生かした見た目にしたかったため「ナチュラル」を購入しました。

オイルを入れておくバケツや塗布するためのブラシも忘れずに購入しておきましょう。

早速オイルを天板に塗っていきます。左上が塗った部分、右下が塗っていない部分ですが、自然な風合いを保ちつつも少し濡れたような色味になっているのが分かると思います。

1回目の塗りが終わったところ。30分〜1時間ほどこのまま置いて、浮き上がってきた余分なオイルは拭き取っていきます。

拭き取ったところで2回目の塗装。ここでは1回目よりも使うオイルの量は少なめ(1/3~1/4くらい)にして、薄く広く塗っていきます。

さらに1時間放置→拭き取りというステップを踏んだところで、400番の紙やすりを使って表面を磨きます。

必須ではないステップですが、オイルを塗ったあとの方がより滑らかな仕上がりになるため個人的にはやっておきたい作業。

400番紙やすりでの磨きを終えたところがこんな感じ。購入時と比較すると木目が際立っていて、表面もかなりサラサラ。時間をかけただけあって満足のいく仕上がりになりました。

電動昇降システムを組み込む

天板自体を作り終えたところで天板に電動スタンディングデスクの脚を取り付け、電動スタンディングデスクとして使えるようにしていきます。この写真ではFlexiSpotの『E3』を装着していますが、のちに最新モデルの『E7』に取り替えています。

デスクが完成!

オイル塗りや脚の都合で数日かかってしまいましたが、電動スタンディングデスクの脚と組み合わせて自分の理想のデスクが完成しました。自分の満足できるデスクを自分の手で作れたのは本当に嬉しくて、作り終えた今でも眺めてしまうほど

オーダーメイドしないと作れないサイズのデスクを安価かつ理想通りに作れるのはDIYの大きな魅力の1つだなと思います。

デスク下には配線トレーを設置して、デスクの左右に広がるケーブル類が極力見えないように。

ケーブルの「見えない化」についてはトレーだけではなく色々なツール・アクセサリーを使って徹底的にまとめて隠したので、このあたりは次の記事で紹介できればと思っています。

最後に

上で紹介したアクセサリーで配線をまとめつつ、これまでデスクで使っていたガジェットやモニター類を設置した、普段の様子がこんな感じ。基本は43インチモニターにMac/Winを投影しつつ、必要であればMacを手元に持ってきて作業したり、ゲームの時はゲーミングモニターを前に持ってきてゲームをして楽しんでいます。

必要なら電源もあるし、高速なインターネット環境もあるし、何より向かっていて心地良い空間ということで、デスクを作ってからは休日もここに向かう時間が増えた感覚。自分が気に入って居られる空間は大事ですね。

ということで、『新卒社会人、リモートワーク環境を作る』の3回目はここまで。次回はデスク環境構築の際に使ったアクセサリーや、配線整理の方法について紹介していこうと思います。