年末も近づいてきて、今年も「1年のお買い物」を振り返る時期になってきました。
皆さんもそれなりに買い物をしたと思いますが、僕自身の買い物を振り返るとメインカメラもサブカメラ(おまけにレンズ数本)も買い替えていて、それはもう計算したくない出費額でした。助けて~~
僕はソニーEマウント・FUJIFILM Xマウントの二刀流で今年はその2マウントとも機材の入れ替えがあったわけですが、今回の記事でフォーカスしたいのはXマウント。
今年の3月末に購入したX-E4がもう最高でたまらないので、年の瀬のこのタイミングで改めてX-E4の個人的な魅力・作例について触れていきたいなと思います。
目次
短期間で終売になってしまったX-E4
今回この記事で取り上げる『X-E4』は、今年の3月末にRX100M5に代わるサブカメラとして購入した一品。
かつて使っていたX-T30と同様のX-Trans CMOS 4を搭載しつつも、『クラシックネガ』など最新のフィルムシミュレーションが使えるようになっていて、個人的にはX-T30よりも使いやすく進化しているな~と思っています。
X-E4を購入した主な理由は「撮って出しで満足できる色味が欲しかった」から。
RX100M5をサブカメラとして使っていた当時はソニーの色味が好きではなく、サブカメラなのに都度RAW現像をするという無駄手間がかかってしまっていたため、長期的に見て(良い意味で)雑に使えるFUJIFILM機があるといいなと思った次第です。
そんなX-E4ですが、僕が購入してから半年ほど経過した2022年9月ごろにまさかの生産終了。X-Trans CMOS 4を搭載したコンパクトなボディはX-E4のみということもあって生産終了以降はどんどん値段が上昇し、中古価格が定価を超えるという状況になってしまいました。
あまりに中古市場での値段が高騰しているため「α7R Vを買う時に下取りに出しちゃおうかな…」なんて思ったりもしましたが、どうせ売ったところで半年後には買い戻すことが目に見えていたので、手元に残して愛用しています。
購入当初はXF35mmと組み合わせてた
そんな感じで僕の中でサブカメラ的立ち位置で使っているX-E4ですが、購入した当初は『XF35mmF1.4 R』という換算50mm前後の単焦点レンズを使っていました。
以前にXマウントユーザーだったころ一番使っていたレンズだから、というのが大きな理由ですが、使い慣れたレンズで撮るのは「FUJIに帰ってきたな」感があって良かった。
FUJIFILMでもRAW現像をするようになった結果、メインとサブの立ち位置が曖昧になってしまってFUJIFILMを手放した……という過去があるので、今回は購入後ほぼ1回もRAWで撮影はしていません。
海外のYouTuberや色々なブログで紹介されているカスタムプリセットを使ったり、それらをベースにカスタムした自己流のプリセットを切り替えて「雑に」楽しんでいます。
XF27mmF2.8との組み合わせで最高の「おさんぽカメラ」に
そんなX-E4とXF35mmですが、使えば使うほど「こんなにコンパクトなボティなんだから、システム自体も小さくしたいな…」と思うようになりました。そうして購入したのがパンケーキレンズの『XF27mmF2.8 R WR』。
これがまあ大当たりで、本体からせり出すレンズ長が短くなったことで
- カバンに入れたりして持ち運びやすくなった
- 焦点距離が換算40mm前後になったからテーブルフォトに最適
と、おさんぽカメラ・サブカメラとしてはこの上ない組み合わせになりました。
旅行やお出かけ時には友達に「今日は預けるから皆で好きに写真撮っていいよ」とできるようになったのもこのあたりから。コンデジとサイズ感が大して変わらず持ったときの抵抗感・インパクトが少ないのか、渡すと比較的ガッツリ使ってくれるのも嬉しい。
ちょうど先日訪れたばかりの和歌山・白浜温泉でも大活躍。この日のために登録しておいたカスタムプリセットが完璧にフィットして、それはもう良い写真がたくさん撮影できました。この辺りのカスタムプリセットはまた別記事でまとめたいところ。
ちょっとフィルムっぽいカスタムを作ったら、これがまあ夕暮れの海沿いに合うこと。X-E4で撮った写真で一番、いや、今年一番のショットかも。
ちなみに今回の作例、普通に何枚か友人が撮影したものが紛れてますからね。カメラド初心者でもそれなりの写真が撮れちゃうのは、良くも悪くもFUJIFILMの魅力だと思います。
手放したくない最高のサブカメラ
一度は手放そうかな…と悩んだりもしたけど、X-E4は(少なくとも僕の用途では)サブカメラとして最高の1台です。
お気に入りのカスタムプリセットを呼び出して撮って出しで最高の画を撮ったり、友人に貸して僕が撮れない風景を撮ってもらったり、あるときはWebカメラとして使ったり…。メインカメラのα7R Vが「作品としての写真を撮るカメラ」だとしたら、X-E4は「日常を残す写真を撮るカメラ」なんだと思います。
以前のX-T30よりお気に入り度は相当高いですし、やっとサブカメラ問題も解決。しばらくはα7R VとX-E4の2台体制で満足するカメラライフが送れそうです。
カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2022に参加しています
この記事は「カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2022」19日目の記事でした。
前日18日を担当したのは伊吹さん。さすがに1年で30回も北海道に行ってるなら定住を考えたほうが良さそうな気もしますけど、どうなんでしょうかね…?
明日20日を担当してくれるのは、最近国内と海外を行ったり来たりしていて忙しそうなものくん。きっと海外で撮った素敵な写真とかたくさん載せてくれるんだろうなぁ…。
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