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FUJIFILM『XF27mmF2.8 R WR』レビュー。X-E4にはこれしかない、全てがちょうど良いレンズ

2022年の3月末に購入した『X-E4』でFUJIFILMを再び使うようになってだいたい1年半。最初にFUJIFILMのカメラを使っていたときの反省を活かしてレンズ1本という縛りをつけて、これまでは『XF35mmF1.4 R』を常時装着して使ってきました。

しかし、大口径プライムの『XF35mmF1.4R』がX-E4と相性抜群かと言われると、実はそうでもなかったりします。

レンズの写りこそ惚れ惚れするものがありますが、レンズ自体のサイズが大きくX-E4と組み合わせると若干アンバランス。
10年以上前に設計されたレンズということもあり、Xマウントのレンズラインナップが充実した現在であればコンパクトで写りも劣らない一品があるのでは?と思うようになったんです。

そこで目をつけたのが、X-E4と同時期に発表された標準域の単焦点レンズ『XF27mmF2.8 R WR』。マウント初期から販売されていたパンケーキレンズを改良したモデルで、X-E4にシンデレラフィットするレンズということで一時品薄になっていました。

運良く入手して以来1年ほど使ってきたので、実際に装着した様子や撮って出し・現像後の作例を交えながら紹介していきます。

外観やスペック

今回紹介する『XF27mmF2.8 R WR』は、2021年3月に発売された焦点距離27mm(フルサイズ換算40mm相当)のFUJIFILM Xマウント用単焦点レンズ。

このレンズのもとになったのは2013年に発売された『XF27mmF2.8』で、そこから10年近い時を経て

  • 絞りリングの追加
  • 防塵防滴機構の追加

というバージョンアップを経たレンズになっています。

XF27mmF2.8 R WRのスペック

レンズ構成5群7枚
絞り枚数7枚
焦点距離27mm(フルサイズ換算41mm)
開放絞りF2.8
最小絞りF16
手ブレ補正非搭載
最短撮影距離34cm
最大径×全長62mm × 23mm
フィルター径39mm
重量84g

FUJIFILM『XF27mmF2.8 R WR』の主なスペックはこんな感じです。

「パンケーキレンズ」と呼ばれている通り本体サイズはとってもコンパクトで、重量も84gとミラーレス一眼の交換レンズとは考えられないくらい軽量。それでいて絞りリングと防塵防滴機構が備わっているため、スペックでレンズを語ると「どこにでも雑に持ち出していける扱いやすいレンズ」といった感じでしょうか。

焦点距離もフルサイズ換算41mmと、50mmを標準と考えている僕からすれば最適。これなら、これまでサブカメラに対して求めていたスナップシューターとしての役割を完璧にこなしてくれそうです。

フィルター径は39mmとコンパクトなレンズとしては標準的な大きさ。ただしフィルターを付けるとその分厚みが増してしまうので、装着する場合はなるべく薄枠のものが良い気がします。

レンズに付属しているねじ込み式・金属製のレンズフードを装着するとこんな感じで、レンズ保護と光の映り込みを防止してくれる作りになっています。

が、このレンズフードを装着すると、厚みが若干増すと同時にレンズキャップもフタ式になってしまう(=一般的なキャップと比べて外れやすくなる)点は少し気になるところ。
人によっては使わない方が快適だと感じるかもしれないですし、僕は実際のところ全く使うことはありませんでした。

絞りリングは手前側に備わっていて主要な絞り値と絞りオートが刻印されています。リングの硬さも程よく、カバンの中などで絞り値が勝手に変わっている心配もなさそう。

絞りオートを解除する場合には側面の解除ボタンを押しながら絞りリングを回す必要があるなど、コンパクトなわりに不意な操作ミスが起きにくいような設計で、個人的には好感が持てます。

X-E4に装着してみた様子

実際に僕が使っている『X-E4』に装着してみるとこのような感じ。

もともとX-E4自体が旧来のコンパクトフィルムカメラを模したボディに仕上がっていることもあってか、XF27mm F2.8との組み合わせは「これしかない」というような一体感があります。レンズ交換式カメラというよりもコンパクトデジカメに近いような、そんなイメージ。

上から見ればたしかにマウントの金属面がチラチラと見えてきますが、それでもレンズが薄く、一見するとAPS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラには思えません。

XF35mmF1.4との比較

参考までに、XF27mmF2.8を購入する前に使っていた『XF35mmF1.4』をX-E4に装着したときの大きさがこんな感じ。

XF35mmF1.4の絞りリング(下側のギザギザがそうです)くらいまでの大きさに仕上がっていると考えると、このレンズがいかにコンパクトかが分かるかと思います。

XF27mmF2.8 R WRの作例

さて、ここからは実際に『XF27mmF2.8 R WR』で撮影した作例を紹介していきます。スナップシューター用に使っていたため、基本的にはスナップ写真が中心。

いずれの写真も「フィルムシミュレーション」をベースにカスタマイズしたボディ内の撮影設定を適用していて、Lightroom等での現像はしていません。

小さくてもよく映る、X-E4のベストパートナー。

こんな感じで、今回はFUJIFILMから発売されている標準域の単焦点レンズ『XF27mmF2.8 R WR』をしばらく使ってみた感想や作例を紹介してみました。

これまで使っていたXF35mmF1.4 Rは、設計が古いことも影響してか、咄嗟のシーンでオートフォーカスに時間がかかる・オートフォーカスが上手く動かないといったポイントが少し気になっていました。

が、今回使ってきた『XF27mmF2.8 R WR』のオートフォーカスは、爆速ではないものの必要十分な合焦速度。スナップシューター的にカメラを使いたい僕としてはかなり満足いくAFに仕上がっているなと感じました。

そしてなんといっても魅力はサイズ感。X-E4と組み合わせた状態でもポシェットなど薄手のカバンに入りますし、少しポケットの大きなコートであればカバンに入れずとも持ち運べます。

必然的に「とりあえず持っていこう」という気持ちになるので、XF35mmF1.4 Rを使っていたころと比べても格段にX-E4を持ち歩く機会が増えたと実感しています。

X-Trans CMOS 5 HRの4,000万画素センサーに対応しているレンズの中では最も小さいですし、一時期プレミア化していた値段も落ち着き始めているので、コンパクトな単焦点レンズが気になる人はぜひチェックしてみてください。

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