ガジェットタッチ

20歳になりました。てんび〜のこれまでとこれからを語る

1週間くらい前からSNSで騒いでいたので知っている人もいるかもしれませんが、この9月5日で20歳になりました。

基本的に今までの誕生日はSNSで大騒ぎするくらいしかやることも無かったのですが、今回はなんといっても成人になる誕生日。いろいろ考えることも多いし、変わっていくことも多い(と思っています)。

せっかくの機会なので、あんまり話してこなかった10代前半の話、それとこれからについて話していこうと思います。

実は結構大変だった10代

思い返すと、なかなか他人が経験することがないだろう10代を送ってきたと個人的には思っています。大学に入学してからの個人的な話は時々してきたので、中学・高校のころの話をつらつらと。

本格的にブログを始めた中学時代の話

たぶん人生の大枠が(良くも悪くも)決まってしまったのが中学生のころ。

小学生の時からアメブロとかFC2ブログのようなブログサービスでブログ書いていたのですが、それをWordPressに移行して独自ドメインで運用し始めたのが中学1年生だった8年前の9月。

実は僕、ブログよりも前にTwitterを始めていて、Twitterを使っていく中で(特に2011年の東日本大震災で)感じた「個人の情報発信って結構強くなるぞ」という思いが本格的にブログを始めるようになったきっかけ。

ブログを始めた時はMacBook Airも持っていなかったので、中学の入学祝いで買ってもらったiPhone 4を使って、毎日iPhoneの小さい画面でブログを書いていたのもいい思い出。当時使っていたアプリとかは「モブログ連載」という形で紹介していて、そこそこ多くの人に読まれる結果になりました。

当時のリアルの生活はというと、当時僕は週5で活動がある部活に所属していて、普通に毎日を送っているとブログなんて書けないような毎日。そういうわけで、中学2年生の頃から毎朝4時に起きる生活をしていて

  • 朝: 4時に起きて2時間勉強、朝ごはんを食べてブログ1本書く
  • 昼〜夕方: 学校。携帯の持ち込みができなかったのでメモ帳でブログを書く
  • 夜: 帰宅してすぐにブログ1本書く。風呂に入って1日のまとめ記事を書く

という、今このブログを書いている僕がびっくりするレベルでストイックな毎日を送っていました。

Twitterというオンライン上の交流だけでなく、Twitterで仲良くしている人に「会う」というオフラインの交流をし始めたのもこの頃。

今はもう無くなってしまったDpubというイベントや、delaymaniaの大ちゃんなんかが主宰したNeighbors NoDoorというイベントなど、学生が来ることを想定しなかったであろうイベントの数々に参加。
今も仲良くしてくれている人の半分近くはこの時期にお会いした人で、当時知り合ったmonographのホーリーと一緒に仕事をしたりしているのは感慨深いものがあります。

隠居していた高校時代

多分しっかりと話すのは初めてになるのが僕の高校時代のコト。
それこそ中学生の頃から僕を知ってくれている人はこの時期のコトもなんとなく知っていると思うのですが、高校時代はほとんどTwitterにも現れず、ブログも3年間で5本程度しか書いていませんでした。

普通に高校生活を送っていた

ほとんどブログを書かなかった1つ目の理由が「普通に高校生していた」から。

もっとも、多くの高校にありがちな「夕方から夜までカラオケでおしゃべり」「学校サボってどこかへ出かける」というような高校生活ではなくて「8時に登校、16時から20時まで自習」という勉強漬けの生活。

第一志望の公立に落ちた僕は詳細を知らない滑り止めの私立高に進学したのですが、そこがいわゆる進学校気質の高いところで、何をするにも「勉強が第一」というような校風。
家に帰るとパソコンを開く間もなく寝てしまうので、とてもじゃないけどブログを毎日書けるような状況ではありませんでした。

「じゃあ勉強以外に何してたの?」というと、これまたほぼ週5で活動していた部活。当時は軽音楽部でバンドを組んでドラムを叩き、時々ライブをするような生活を送っていました。

(これはドラムを叩きながら昇天している高2の僕です)

結果としては都大会で賞を取ったり全国大会に出たりとは行きませんでしたが、高3最後の文化祭をトリで飾ったり、文化祭関連のデザインを全部回したりと非常に充実した2年半でした。

やっぱり高校の仲は一生モノって言うし、「クラス」という決められた集団で生活するのは高校時代が最後。そう思うと、インターネットからは隠居していましたが、それなりに楽しい毎日を送っていたなあと感じます。

ちなみに僕の高校は当時Twitterが異常に流行していた珍しい(と思う)高校で、入学前にTwitterで繋がって、Twitter上で仲良くなってから教室で初めて顔を合わせるというケースが多発していました。

高校を退学しそうになった

多分ほとんどの人が知らないことを話すと、高2の時に高校を退学しそうになったことがあります。

僕は幼少期から母子家庭で育ってきたのですが、僕の知らないところで高1の冬から半年近く授業料が未納になっていたようで、当時僕名義で借りていた奨学金も全て母親に使い込まれてしまいまして。

大学進学を諦め就職を検討したり、修学旅行に行けなくなりそうになったり、何度母親に言っても学費が振り込まれず高校から退学処分を受けそうになったり。一般的に高校2年生って一番楽しい時期だと思うのですが、僕はそうではなかったような気がします。

結果的には、高校・大学の学費を払ってくれると言ってくれた父親に引き取られる形で母親から離れ、絶縁。この一連の事実を隠し、高校卒業まで精神面でサポートしてくれた当時の担任には頭が上がりません。

母親が僕名義で残した借金は今も残っていて、カードやローンといった面で不便な毎日を過ごしてます。まあ、結局は自分の名義だし仕方ない。


高校時代にブログを書けなかったのは主にこの2つが理由。

ただ、こんな高校時代でも「大学生になったらブログを再開するぞ」と思いながら毎日を過ごしていたし、こう思っていたからこそ、受験勉強を乗り越えたり、大学に入ってからブログに戻ってこれたのかなあと今感じています。

これから何するの?

そんな昔話も終え、いよいよ20歳を迎えてしまった僕。1つ年は取ってしまったけど、まだ体力の衰えやモチベーションの低下は感じないし、むしろやる気に満ち溢れています。「じゃあこの1年何するの?」ということで、これからやろうと思っていることを少し書いてみたいと思います。

大きく分けると

  • ブログをもっと成長させる
  • 文章以外のコンテンツ制作をする
  • 「楽しい」から「好き」へと背中を押す人になる

の3つです。

ブログをもっと成長させる

MacBook Proを操作しているところ

インターネットの世界に来てもっとも長く続けているのがブログ(とSNS)。SNSはもう呼吸のように使っているし、そもそも成長させようと思ってやるものではないと思っているので、これからもブログをメインに活動を続けていこうと思っています。

ブログを再開した時のPV数は全盛期の1/20以下だったのですが、ありがたいことに再開後PVは上がりっ放しで、先月でだいたい全盛期の1/2〜1/3まで取り戻したところ。個人的にはPVや収益を指標になにかを語るのは好きじゃないのですが、順調に失った3年間が返ってきていて嬉しい。

幸いにも学業は順調。このままいくと3年終了時には卒論以外の単位は取り終える見通しが立っていて、最近ライカを買った人のようにはならなさそうで一安心。これから始まる秋学期以降はよりブログに注力できそうです。

書きたい記事や作りたいデザインはまだまだたくさんあるので、「楽しむ」を第一に頑張っていこうかなと思っています。

文章以外のコンテンツ制作をする

若者の視点に立って最近のメディアを見てみると、YoutubeやInstagramストーリーはもちろん、TikTokやSnapChatなど、最近の若者が文章よりも動画コンテンツにハマっているのは明らかなこと。周りの大学生もブログを読むより動画を見るという人が多く、今や文章だけでは若者の心は動かせないなと感じるばかり。

そこで今年は、文章以外のコンテンツ制作、特に動画に少し力を入れて行きたいなと思っています。

現時点ではまだ、どんな風にブログに動画をミックスさせていくかは明確じゃなくて、いきなりYoutuberのような動画を作ることは不可能ですが、まずは「楽しい」という感覚を掴んでいくところからやっていこうかなと。

こんな感じの映像が撮りたくてつい『OSMO Mobile 2』を買ってしまったので、頑張ろうと思います。

「楽しい」から「好き」へと背中を押す人になる

最後はビジョンというか概念的なことになるのですが、「楽しい」から「好き」へと背中を押す人になりたいと最近は考えています。

「好きこそものの上手なれ」とはよく言いますが、個人的には「好き」という感情よりも先に「楽しい」があるとずっと前から思っていて。「楽しいから好き」はありえても「楽しくないけど好き」はありえないし、何かを好きになるときには、必ず「楽しい」とか、それに近い感情を抱くんだと思っています。

そしてなにより、9年近くブログを続けてこれたのは「ブログを書くことがたまらなく楽しい」から。楽しいと感じているから続けてこれたし、ブログが好きになった。

そう考えると、「好きこそものの上手なれ」じゃなくて、きっと「楽しいこそものの上手なれ」なんじゃないかなと。


これを踏まえた上で、僕は「楽しい」で止まっていてあと一歩が踏み出せない人の背中をポンと押して、その人の「楽しい」を「好き」へと育てられる人になっていきたいと思っています。
もちろんこれは1年やそこらで叶えられるモノではないだろうと思っているので、このブログが10周年を迎える2020年までには何らかの形にしたいなと考えています。

このブログを続けていく中できっとあなたの背中を「押せた」瞬間がくるんだと信じて。

まとめ

インターネット歴を考えると、うっかりするとインターネット老人会へ片足を突っ込みかねない状況なのですが、僕はまだ20歳になったばかり。社会的に見ればまだまだ未熟だし、僕自身も未熟だなと思うことばかりで、毎日悩んだり勉強しつつ過ごすことはこれからも変わることはないんだろうと思っています。

ただ、やっぱり年齢を区切りとして考えたときには「20」という数字がもつ意味は大きくて、これからの10年間は今までとは全く違うモノになるんだろうなと思うと、今からわくわくしてきます。

まだまだ未熟極まりないですが、何事にも「楽しい」という気持ちを持って生きていくので、これからもてんび〜 / 加藤瑞貴とガジェットTouch!をよろしくお願いします。

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