2018年の冬に友人が出しているキャッシュレス時代の財布『PRESSo』を使い始め1年くらい経ちました。基本的に不満はないのですが、長期間使ってきた中で革が伸びカードが抜けてしまうことがあったので、ぼちぼち後継モデルを探しています。
今回は昨年12月に購入したLIFEPOCKETの『スマートウォレット』をご紹介。結論から言ってしまうと個人的な不満点が多く使わなくなってしまいましたが、使い勝手はよかったのでオススメの財布です。
目次
LIFEPOCKET『スマートウォレット』をチェック
こちらが今回購入した『スマートウォレット』という製品。財布本体にはベジタブルタンニンレザー(本革)が使われていて、触った感触は悪くありません。
カラーリングも全10色とこの手の財布としては非常に多く、欲しい色が手に入りやすいのが良い感じですね。僕は今回「espresso」カラーを購入しました。
ウォレットの全体像はこんな感じ。開いて左側にはカードポケット・後述するMAMORIOホルダー・SDカード、右側には小銭入れとカードポケットが備わっています。
お札はカードスロットの奥側に入れるスタイル。折らずに収納可能なので嬉しい人も多いのではないでしょうか。
個人的に面白いなと感じたのがSDカード・microSDカードを収納するポケットが付いているところ。
PRESSoでは小銭入れ部分にSDカードを収納していたのですが、取り出す時に革が伸びてしまったりして大変だったので、専用のポケットにきちんと収納できるのはありがたいところ。microSD部分にはSIMカード(nanoSIM)も刺さりそうですよ。
本体外側には使う頻度の高いカードが1枚収納できるポケットも付属。電子マネーやオフィスのセキュリティカードなどを入れるのが良いんじゃないでしょうか。
『PRESSo』とサイズを比較
僕がメインで使っている『PRESSo』とサイズを比較してみました。
さすがにクレジットカードサイズで作られているPRESSoと比較するとスマートウォレットは少し大きく感じますが、一般的な財布と比較すると十分コンパクト。
厚みはPRESSoとほぼ変わらず。PRESSoは画像のように「折り畳みきれない」ことが多いので、最厚部を比較するとスマートウォレットの方が薄いかもしれません。
『MAMORIO』付きで財布を失くす心配が少ない!
『スマートウォレット』最大の特徴といって良いのが、財布本体に『MAMORIO』とそれを収納するポケットが付いているところ。
MAMORIOについては過去にブログで何度か紹介した「忘れ物防止タグ」で、スマホとBluetooth接続することで、MAMORIOを着けたモノが手元から離れた時に通知してくれるというもの。実際にその効果は僕も体験済みで、以来手放せないモノになっています。
もちろんPRESSoやそれ以外の持ち歩くモノにもMAMORIOは着けているのですが、「忘れ物防止タグ自体を失くした」「財布にMAMORIOを収納する場所がない」といったことも無いとは言い切れないので、専用ポケットがあるのは非常にありがたいですね。
さらに、今回付属している『MAMORIO』は純正モデルと異なり電池交換で動作するタイプ。一般的な「CR2016」ボタン電池で動作するので、電池が切れても「OTAKIAGE(半額で交換できるシステム)」する手間がなくなります。
使ってみた感想: カードポケットだけが残念
『スマートウォレット』を購入してしばらく試してみましたが、結論から言ってしまうと僕は『PRESSo』に戻ってしまいました。その原因となったのがカードポケットです。
『スマートウォレット』を開いて右側に位置するカードポケットは、財布のファスナーを全て開かずともカードが取り出せるような作りになっているんですが、このポケットに収納したカードがとにかく落ちやすい。
構造を見れば原因は明らかで、このポケットは右側が全く縫われてなくてカードがスルスルと落ちてしまう作りになっているんです。「カードを取り出しやすくする構造」なのは理解できるんですが、これだとむしろ「落ちやすく」なってしまう。楽天市場のレビューでも「財布を開くと、落ちそうで危ないです。」と書かれているので、これはみんな気になっているところなんでしょう。
1週間ほどあれこれ試行錯誤してみたのですが、どう頑張ってもカードが落ちないように使いこなすのは無理で、メイン財布として使うのは難しいかな…と判断しました。すごく残念…。
まとめ: あと一歩が惜しい、良いコンセプトの財布
こんな感じで、今回は忘れ物防止タグ『MAMORIO』が同梱されている薄型の財布『スマートウォレット』を紹介しました。
カード6枚・お札10枚・コイン10枚が入ってコンパクト・薄型な点に魅力を感じ購入したのですが、個人的には
- 革の質感があまり好きではない
- カードポケットからカードが落ちやすい
の2点がどうしても気になり、次第に使わなくなってしまいました。特に後者はかなり致命的で、普段使っていてカードを落としてしまう機会が何度もありなかなか不満でした。これさえどうにかなれば革の質には目を瞑って使うのに…という感じ。
とはいえ、全体を通して「スマートウォレット」を見ると完成度は非常に高く、PRESSoとほぼ同じ薄さで倍近い収納量を確保しているので基本的な使い勝手も良好。「長財布からキャッシュレス財布への橋渡し」的な立ち位置でこの財布を使うと、効果的にダウンサイジングできるのではないかと感じました。
スマートウォレットは楽天市場にて15,800円で販売中。カラーリングも豊富で高機能なので、新しく財布を買い換えようと検討している人にぜひオススメしたい財布です。