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家でのエンターテインメント観賞を大きくレベルアップさせるモバイルプロジェクター『BenQ GS2』レビュー【PR】

外に出かける機会も増えてきたとはいえ、なんとなく例年よりも家にいる時間が増えた気がする昨今。自宅のテレビで動画コンテンツを視聴する機会も多いですが、どうせならより大きな画面で迫力ある映像を楽しみたいですよね。

そんな時に最適なのが、BenQから発売されている『GS2』というモバイルプロジェクター。一般的なプロジェクターと比較してかなり小型な上、内蔵バッテリー搭載で設置場所を選ばずに使えるので、かなり使い勝手の良い製品だなと感じました。

今回、BenQさまよりレビュー用に『GS2』をご提供頂いたので、しばらく使ってみた感想などを紹介していきます。

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『BenQ GS2』を使ってみた様子を紹介

スペックや付属品などに触れる前に、まずは『BenQ GS2』を実際に使ってみた様子を紹介していきます。

面倒なピント合わせが要らず超便利

電源を接続して、付属品(後述)のワイヤレスモジュールを取り付けます。電源はマグネット式なので使っていてケーブルに引っかかってしまっても大丈夫。最大3時間ケーブルレスで動作するバッテリー内蔵モデルなので、普段は充電しておいて使いたい時に好きな場所に持っていく運用もできますよ。

壁面に向かってGS2を設置します。角度は写真のように(0度〜30度くらい)で調節できるので、視聴するシチュエーションに応じて最適な角度にできます。

電源を投入するとセットアップが始まります。セットアップ手順については割愛しますが、BenQの公式YouTubeで手順をまとめた動画が公開されています。

初回の起動で「これは超助かる!」と思ったのが、オートフォーカスによるピントの自動調節機能。自宅にはこれまでもプロジェクターがあったのですが、フォーカスの調節に手間がかかることが多かったので使用頻度は高くなかったんですよね。

GS2であれば、いつもと違う場所でプロジェクターを使う時でもすぐにフォーカスが合った状態で使い始められるので、使うまでの障壁がグッと低くなりました。

初期設定が終了するとホーム画面が表示されます。ここからGS2内に搭載されている『Aptoide TV』を使ったり、接続した機器の映像を投影することができます。

迫力あふれるHD画質

実際に映像を投影してみました。解像度はHD(1280×720)と最近よく言われる4Kと比較すると見劣りしますが、壁やスクリーンに投影してしまうと正直気になりません。
僕はスペックが高い方が好みなので、はじめにHD解像度と聞いた時「正直画質が不安だな…」と思っていましたが、HD画質でも全く問題ありませんでした

実際に映像を投影した時の臨場感というか没入感は、スマートフォンやPCの画面と比較するとやっぱり段違い。映画はもちろんのことYouTubeに公開されている夜景の動画も、部屋を真っ暗にしてみると最高ですね。
今回は僕一人で使う機会が大半だったのですが、大人数で遊ぶ時にはNintendo Switchなどのゲーム機を接続して楽しむのも面白そうです。

スマートフォンの映像を手軽に投影できる

後述する通り接続端子はUSB Type-CやHDMIポートなどが搭載されていますが、iOS/Androidといったスマートフォンの映像を接続する場合、AirPlay・Miracastによるミラーリング接続(無線接続)にも対応しています。

接続方法は非常に簡単で、GS2とスマートフォンが同じWiFiに接続されている状態で、iOS端末からミラーリング先としてGS2を選択すればOK。Androidの場合も同様で、通知パネルからミラーリング先を設定してあげればOKです。

問題なければサクッと投影されます。ほぼスマートフォン側とのラグがないのですごい…。

GS2内に搭載されている『Aptoide TV』でもYouTubeは投影できますが、スマホからサクッと投影できるこちらの方が手軽ですね。

ミラーリングで投影できないアプリもある

非常に便利なミラーリング投影ですが、一部のアプリでは著作権の影響でミラーリングできないものもあります。公式サイトからの引用を見てみましょう。

・ミラーリング可能なスマホアプリ: YouTube、Abema TV、niconico、TED、SHOWROOM、LINE LIVE、ティーバー(TVer)等
・ミラーリングできないスマホアプリ: Netflix、Prime Video、Hulu、dTV、U-Next、dアニメストア、TELASA、Gyao 等

とまあこんな感じで、NetflixやPrime Video、dアニメストアといった需要の高そうなアプリ類は軒並みミラーリング投影できないようになっています。これは正直不便…。

ただしこれはスマートフォンを無線で接続した場合の話で、有線接続した場合はスマホ・PCを問わず投影できます。

もちろんFireTV Stickなどを接続した場合も大丈夫です。

PCやFireTVなども投影できる豊富な接続端子

ここで『GS2』に接続できる端子を確認しておきましょう。

接続できる映像端子はHDMIとUSB Type-C、USB Type-Aの3つ。

Type-A端子は電源供給にも対応しているため『FireTV Stick』『ChromeCast』といったデバイスをHDMI端子に接続し、電源をUSB Type-A端子から確保するといった運用も可能。別途コンセントなどを用意せずに済むのが良いですね。

まだ音声をより高音質で楽しみたい人向けに3.5mmオーディオ出力端子も搭載されています。音声はこのほかBluetoothを経由して外部のワイヤレススピーカーにも出力できますよ。僕の場合は7.1chのホームシアター環境があるので、音声はもっぱらBluetooth経由で出力させていました。

本体内蔵の『Aptoide TV』をチェック

プロジェクターなので何かを投影することがメインなのですが、GS2内には『Aptoide TV』というAndroidベースのOSが搭載されていて、アプリをインストールして使うことも可能です。Android 6.0系統がベースなので動作速度はお世辞にも早いとはいえません。

YouTubeやNetflixといったアプリはBenQ側でも動作確認がされているため、問題なくインストール・起動することができます。ログインの作業に手間がかかるのが大変なポイントでしょうか。

なおAndroidがベースとなっているOSではありますが、Googleのサービス(Google Mobile Services)認証を取っている訳ではないため、インストールしても動作しないアプリがあったり、特定バージョンのみ動作する点は注意しておきましょう。

一例をあげると、Prime Videoのアプリはバージョン3.0.279.1157のみ利用可能ですし、Huluのアプリは日本で作成したアカウントを使ってログインすることが出来ません。

こうした制限はこのほかのアプリでもあり得ることではありますがユーザー側ではどうすることも出来ないので、「こういうものだ」と受け入れるか、FireTV Stickなどの外部デバイスを使うのが良さそうですね。

『BenQ GS2』について

実際の使用シーンを紹介したところで、改めて『BenQ GS2』についてご紹介。

今回紹介した『BenQ GS2』は、BenQから発売されているモバイルプロジェクター。4K DLPプロジェクター 日本シェア率 No.1というBenQがリリースした、小さくても快適に使えるプロジェクターになっています。

最大の特徴が内蔵バッテリー。一般的なプロジェクターは電源を常時接続している必要がありますが、GS2は約3時間持続するバッテリーを搭載しています。映画一本分であれば充電要らずなので、場所を選ばず使えるのは非常に快適でした。

付属品はGS2本体のほかに

  • 電源コード
  • 電源アダプタ
  • リモコン
  • キャリーケース
  • ワイヤレスモジュール

など。基本的に全てキャリーバッグの中に収納されていますが、ワイヤレスモジュールのみ外箱の中に入っているのでよく確認しましょう(30分くらい探してしまった)。

『BenQ GS2』のスペック

GS2のスペックを確認してみましょう。ユーザー目線で最低限「これは知りたい!」というのをまとめてみました。

寸法(W×H×D) 13.9cm × 14.4cm × 13.9cm
重量 1.6kg
輝度 500ルーメン
解像度 1280×720(720p)
コントラスト比 (FOFO) 100,000:1
スピーカー 2W × 2
ディスプレイの色 10億7000万色
アスペクト比 16:9
光源 LED
レンズ オートフォーカス対応
投影サイズ(クリアフォーカス/最大) 30インチ~100インチ

プロジェクターとしてはかなり小型・軽量なサイズ感と、オートフォーカス・使い勝手といった機能性が両立されているバランスの良いプロジェクターといえそう。

そのほかの細かいスペックについては公式ページを参考にしてください。

BenQ GS2のよかったところ

1ヶ月ほど『BenQ GS2』を使った中で「ここはすごく良い!」「ここはもう少し改善の余地あり」と思ったところがいくつかありましたのでご紹介。まずは使っていて便利だなと思ったところです。

オートフォーカスが何よりも便利

なんといっても便利なのがやっぱりオートフォーカス。この機能が搭載されていることで、今まで心理的にあったプロジェクターとの距離がグッと近づきました。

というのも、今まで使ってきたプロジェクターは基本的に手動でのピント合わせが必要で、大学に設置されているオートフォーカス対応のプロジェクターはとても個人では手を出せないほどの値段だったんですよね。

持ち運べるプロジェクターでマニュアルフォーカスとなると、設置してからまともに使えるようになるまで時間がかかってしまう上、その手間が使うたびにかかってしまう…。そう思うと、なかなかプロジェクターを使おうという気にはなりませんでした。

GS2はそうした「起動して使い始めるまでの手間」が大きく短縮されるので、テレビやモニター感覚で使えることが出来、かなり身近なガジェットとして使いこなせました。

接続できる端子が豊富

最近ではUSB Type-Cを搭載したスマートフォンやパソコンが増えてきたこともあり、HDMI端子で接続するには別途アダプタが必要なケースが増えてきています。自宅での使用がメインなのにわざわざ変換アダプタを使うのはかなり手間ですよね…。

BenQのGS2であればHDMIに加えてUSB Type-C端子も搭載しているので、USB Type-C搭載のスマホやノートパソコンをケーブル1本で接続可能。有線接続であれば映像の制限もかからないので、dアニメストアやPrime Videoを視聴する時はUSB Type-Cによる有線接続がすごく楽でした。

もちろん、対応した機種であればAirPlay・Miracastによる無線ミラーリングも非常に便利。ひと昔前は映像と音のズレが気になりがちでしたが、この機種を使っていてそういう場面に遭遇することはありませんでした。

BenQ GS2の微妙だったところ

使っていて便利だったところが大半ですが、一部に関してはちょっと微妙だな…と感じるところもありました。のでこちらもサクッと紹介。

スピーカーの音質が微妙

2W × 2Wの4W出力というカタログスペックで薄々気づいてはいたのですが、搭載されているスピーカーの音質はそこまで良くはありません。低音が安っぽいというか、高音が薄いというか…。

とにかくテレビやアンプ越しに鳴らした音と比較すると、どうしても音が気になってしまいました。

とはいえGS2には3.5mmオーディオジャックやBluetooth出力機能が搭載されているので、音質を優先したい人は有線・無線で外部スピーカーに出力して使うのがおすすめです。

リモコンが光らない

これは個人的にかなり微妙だなと感じた部分ですが、リモコンのボタンが光らないので「どのボタンがどの機能に当てはまるのか」が部屋を暗くしている時に分からないのが残念でした。

こうしたリモコンを使う時、特に『Aptoide TV』を使う時は、部屋の照明を暗くした状態がほとんどだと思うのですが、リモコンで操作したい時はその都度スマホのライトや部屋の照明を使って明るくしないといけないのがちょっとストレスでした。

もちろん慣れてしまえばどうってことない部分だろうとは思うのですが、本体価格10万円という値段を考えるとリモコンには蛍光ボタンが付いていてくれると嬉しかったな…。

まとめ

こんな感じで、今回はBenQから発売されているモバイルプロジェクター『GS2』をしばらく使ってみた感想を紹介しました。

細かい部分で微妙だなと感じた点もありますが、このコンパクトさと操作の簡単さ、そして何より接続の楽さは、紹介した微妙なポイントを遥かに凌駕するグッドポイントだと思います。

今までプロジェクターにはあまり良いイメージがなかったのですが、GS2を1ヶ月ほど使ったところでそのイメージも覆り、すっかり手放せない存在になってしまいました。

実売価格は10万円前後とガジェットの中では高価な部類に入る製品ではありますが、この品質と使い勝手の良さを体感してしまうと「これなら満足だな!」と言えるレベル。

どのプロジェクターにしようか迷っている人は「これ1台で上がれる」ので、ぜひ検討してみてくださいね。

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この製品はBenQさまよりレビュー用にご提供いただきました。

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