ガジェットタッチ

旅行に欠かせないお供がまた一つ増えた、『Anker PowerCore Fusion 10000』レビュー

先日行われたAmazonプライムデーにてセール対象になっていたAnkerのモバイルバッテリー『Anker PowerCore Fusion 10000』。すでに両手に収まらないほどのモバイルバッテリーを持っている僕ですが、価格とバッテリー容量に釣られてつい購入してしまいました。

実際に手元に届いてしばらく使ってみたので、開封の様子や使ってみた感想を紹介していきます。

結局「これがいい」バッテリー

30W出力に対応したバッテリー、コンパクト化に集中したバッテリーなど色々な特徴を持ったモバイルバッテリーが増えていますが、個人的にこれまで登場したバッテリーの中で最も便利だと思っていたのが、Ankerから発売された『PowerCore Fusion』シリーズです。

それまでモバイルバッテリーはあくまでも「バッテリー」の部分に重きを置いていたのですが、PowerCore Fusionは本体に電源プラグを搭載し「AC充電器」「バッテリー」の2役を担うように。一躍大ヒット製品になったのはまだ記憶に残っている人も多いと思います。

今回紹介する『Anker PowerCore Fusion 10000』は、2020年夏に発売された『Anker PowerCore III Fusion 5000』をベースに、容量を10,000mAh・出力を20Wへアップさせた製品。実は2019年に一度国内発売が中止されているため、2年越しに登場したというわけです。

すでに5,000mAhモデルは持っているとはいえ、買わない理由がなかったので買ってしまいました。ハハ。

付属品はシンプルで、バッテリー本体とポーチ、バッテリーから他デバイスを充電するときに使えるUSB Type-A to Type-Cケーブルの3つ。

搭載されているポートはUSB Type-CとType-Aが1つずつ。両ポートともバッテリー本体への充電には対応しておらず出力オンリー。それぞれ最大20W・12W出力になっています。

ざっくりとした仕様はこんな感じです。

サイズ約82 × 82 × 35mm
重量約278g
バッテリー容量9,700mAh
出力USB-Aポート:5V=2.4A
USB-Cポート:5V=3A / 9V=2.22A

これまでの「Fusion」シリーズ同様に本体左上には折り畳みプラグが搭載されていて、引き出すことでコンセントに直接接続し充電できるような仕組み。

旧モデルとあまり変わらないサイズが嬉しい

USB Type-C・USB PD対応モデルとして先行して発売された『Anker PowerCore III Fusion 5000』とサイズを比較してみました(白背景で見づらいですが…)。

右側にある5,000mAhの方は約78 x 71.5 x 30mm、今回の10,000mAhモデルは約82 × 82 × 35mmで、大体一回りくらい10,000mAhモデルが大きい感じです。

実際に手に持ってみると「大きいな…」という印象を受けるのですが、一回りの大きさの違いで容量が倍になるなら十分許容できる範囲だと思います。

Fusionシリーズの初代である『PowerCore Fusion 5000』も並べてみました(これまた見辛いですが)。

こうしてみると、基本的なサイズはほとんど変わらずにType-C搭載・USB PD対応・10,000mAhバッテリーと順当にグレードアップしている感じがしますね。

普段使っているiPhone 12 Pro Maxと比較しても、厚みこそありますが横幅はほぼ変わらず、重ねるような形でバッテリーとiPhoneを持つことができます。

基本的に外で充電するときはカバンに入れっぱなしにしていることが多いのですが、地図やブラウザーを開く場合など充電しながらスマホを使いたい場合でも、そこまで邪魔にならずに使えるのは個人的にはすごく助かるところです。

最後に

10,000mAhで小型のバッテリーはいくらでもありますが、このバッテリーの「電源プラグ搭載」という特徴は唯一無二で、これだけのために買う価値があると言っていいほどだと思います。

iPhone 12 Pro Maxを使っている僕としては、これまでのFusionシリーズに搭載されていた5,000mAhという容量は少し不安で、日中の外出ならまだしも泊まりがけの外出には持っていけないなと感じていました。

今回買った10,000mAhモデルであれば、日中バッテリーが不足しても問題なく使えるし、バッテリー本体の残量が無くなってもホテルで充電できるので、旅に持っていくモバイルバッテリーとしてはこの上なくフィットする一品です。

20WのUSB PD出力にも対応しているので、先日紹介した『MagSafe デュアル充電パッド』と合わせて使えばホテルでも出先でも快適に充電できる環境になりそう。

一般的なモバイルバッテリーと比べるとずんぐりむっくりですが、他にはない使い勝手を持ったバッテリーです。

※この記事にはアフィリエイトリンク・広告が含まれています。