23歳、初めての一人暮らしを始めるまで・始めたあとの様子を定期的に紹介していく連載『理想のひとり暮らし』。半年くらいに渡って買い揃えたりしてきた甲斐もあって部屋作りは一通り完成していて、最近は揃った家具・家電類を基に軽い模様替えをしたりして楽しんでいます。
そんな我が家の中で今回「なんとかするぞ!」と思い立ったのは、リビングの一角にある地獄のような配線スペース。
引っ越してきて以来少しずつ配線が増えつつも、見て見ぬフリをしてやり過ごしてきたリビングの配線をやっとのことで改善したので、今回は使った商品たちを紹介しつつその様子をまとめていきます。
一見綺麗なリビングだけど…
今回重い腰を上げて配線整理に取り掛かることにしたのは、リビングにあるレコードやスピーカー類をまとめたラック部分(上の写真)。
元々はレコードプレイヤーやスピーカー、ネット環境周りのデバイス(ルーターやNAS)など電源が必要な機器は多くなかったのですが、半年間の暮らしを経て使うデバイスも増えてしまい、気が付くと配線がとんでもないことに…。
その配線部分がこちら。ネットワーク周りのデバイスが多いのでパッと見はそこまで汚くはなさそうなのですが、デバイスを退けるとそれはもう大変。
こんな感じで、延長ケーブルを使って大きな電源アダプタを無理やり接続していたり、選定ミスによって長過ぎるケーブルが多くなってしまった結果、どのケーブルがどのデバイスの電源か全く分からない状態に。
引っ越した当時からは想定できないほどケーブルに収拾が付かなくなったので配線整理を決めたわけですが、さすがに各ケーブルの長さまで完璧に揃えようとするのはお金も手間もかかりすぎてしまう。
そういうわけで今回は、
- ケーブルボックスを使うのでケーブルは余ってもOK
- ケーブル類はジャンル毎に分類して最低限の分かりやすさを確保する
という「できるだけ楽に、でも分かりやすく整理する」方向性でケーブルたちを整理することにしました。
汚くて危険な配線を整理していく
方向性が定まったので、早速配線整理グッズを大人買い。
長いケーブルの収納&ホコリから保護するためのケーブルボックスを2つ、6つ口の電源タップを2つ、電源タップの位置変更に伴ってケーブル長が足りなくなる電源アダプタ用に延長コードを3本購入しました。突き詰めれば壁に沿わせるフックなども用意するのですが、今回は楽さを重視したので導入は見送っています。
整理グッズが一通り揃ったので一気に配線整理を始めていきます。まずは電源タップの前に置いてあるネットワーク機器を取り外して、既存の配線を撤去。
これまで10個口の電源タップ1つで全デバイスを管理していたのですが、今回の整理で2つの6個口電源タップに分割して
- 1つ目の電源タップ: ネットワーク機器類(Wi-FiルーターやNASなど)
- 2つ目の電源タップ: 照明やレコードプレイヤーなど
という運用に変更するため、1つのコンセントを2つに増やす必要があります。
本来であれば1つのコンセントに複数の電源タップを繋ぐのはあまりよろしくないのですが、接続する総数が変わるわけでは無いので、上の写真のような増設プラグを使って電源タップ2つを接続するコンセントを確保しました。
ケーブル長が足りなくなってしまうレコードプレイヤー・照明などは延長コードを使って長さを確保します。
これまで使っていた10個口タップはサイズが大きいため入るケーブルボックスが無く、結果的にコードが煩雑になってしまいがちという問題点がありました。
今回はその反省を生かして6個口タップ×2という構成にしたことで、うまくケーブルボックスにも収まるようになりました。これならケーブルもボックスに入れられるし、ホコリだらけになってしまう心配もないので安心。
メンテナンスのしやすさを考慮して、ケーブルボックスは上下に重ねて
- 上のボックス: ネットワーク機器類
- 下のボックス: レコードプレイヤーや照明など
という運用にしていきます。ネットワーク機器類はトラブル時に電源を抜いて挿し直すことが多いので、なるべくすぐに電源までたどり着けるようにしたいのです。
上段のボックスにはこんな感じでネットワーク周りの電源を収納していきます。ルーターやNASの電源アダプタは大きく幅を取ってしまいがちなので、10cmの延長ケーブルなどをうまく使いながら整理するのがコツ。
すっきりとした配線隠しが完成!
黙々と1時間ほど作業を続けて、ケーブルボックスを中心とした配線整理が完成!デッドスペースになっていたリビングのラック横にケーブルボックスを置いたことで、スペースを有効活用しつつ存在感を隠すことができました。
使う電源タップが増えてしまった問題も、2口タイプの増設プラグを使うことで解決。購入したプラグも配線に合わせたので見た目はスッキリしたままにまとめられました。
雑多としていた配線もここまでミニマムに。配線チューブなどで1つの束にまとめる必要はありそうですが、以前と比べると格段にスッキリしたことが分かるかと思います。
ネットワーク機器類を戻すとこんな感じ。不要な配線がボックス内に移動したので正面から見ても配線は目立たなくなっています。
配線を整理するついでに、iPad ProやMacBookを充電できるようにUSB Type-Cケーブルをラックの棚に整備。
電源は以前よりラック用に使っている100W充電器『HyperJuice』から確保しているので、無理に電源アダプタを増備せずに済んでいるのも気に入っています。
まとめ
こんな感じで、今回の『理想のひとり暮らし』では、半年の暮らしを経てとんでもないことになっていたリビングの配線周りを整理してみた様子をまとめてみました。
配線整理はモノが増えるなど生活が劇的に変わるわけではなく、そのままで良い部分をお金をかけて整備する地味な分野の作業だなと思っています。しかし、いざ視界から見えないように整理をしてみると、問題が起きたときに原因の切り分けが数倍レベルで容易になったりと、確かに地味ではあるものの「やってよかった!」とそれなりに感じる作業でした。
配線チューブで残ったケーブルをまとめるなどまだ作業がいくつか残っていますが、全体の仕上がりで見れば現状でも大満足。また一つ、理想のひとり暮らしに近づいたなと感じます。