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旅と南紀白浜 | 寒空の下の絶景・三段壁を訪ねて

α7R Vを購入した2週間ほど後に、友人たちと旅をする機会がありました。彼らとは年に1~2回旅に行く関係性で、コロナ禍で空白が空くまでは伊豆・長野・台湾などをピックアップして訪れるような感じでした。

だいぶコロナ禍も落ち着いていたところで「そろそろ旅行するか」という話になり今回訪れたのは、和歌山県の南紀白浜。

もう1年近く前のことになってしまいましたが、この『旅と南紀白浜』では2022年12月に訪れた和歌山県・南紀白浜の様子を3本ほどの連載でまとめていきます。

羽田で前泊して真冬の南紀白浜へ

成り行きで訪れることにした南紀白浜ですが、東京から出ている直行便はJALの1日3便(朝・昼・夕)のみ。一番都合がいい昼の便は混雑必至だし、夕方の便は1泊旅行という条件を考えると観光の時間が少なくなってしまいます。

2023年10月29日~2024年1月8日の時刻表
朝の便07:40羽田発 → 08:55南紀白浜着
昼の便11:30羽田発 → 12:45南紀白浜着
夕方の便16:30羽田発 → 17:55南紀白浜着

となると必然的に朝の便に乗り込むことになるわけですが、友人らの居住地を考えると始発で集合するよりも前泊したほうが寝坊・遅刻のリスクは下がります。

そういうわけで、今回の旅行は出発ターミナル内にある『ファーストキャビン』に宿泊してからの出発。当時は全国旅行割引があったおかげで、トータルで見ると羽田までの交通費と同じくらいの金額で泊まることができました。

市内観光を経て三段壁へ

すっかり快晴になっている白浜の市街地をさっそく辿っていきましょう。白浜では南紀白浜マリオットホテルに宿泊しまして、宿泊者限定のオプションとして市内観光に使えるレンタサイクルをお借りできました。

白浜は意外と観光スポットがまばらで道の高低差もあるので、レンタカーかレンタサイクルがほぼ必須。レンタカーはタイミングが悪く予約できなかったのでホテルのレンタサイクルを使って移動できたのは幸いでした。

白浜温泉線、というなんとも直球なネーミングな国道を走り抜けて最初に訪れたのは、白浜温泉の端に位置する番所山公園。吉野熊野国立公園という膨大な面積を誇る国立公園の一部に指定されていて、展望台からは白浜温泉郷を一望することができます。

東京を出る時には雨予報でかなり天気が心配でしたが、ふたを開けてみればいつも通りの快晴。晴れ男特性持ちで本当に助かります。

ちなみに今回の旅行では、SIGMA 24-70mm F2.8 Artを装着したα7R Vと、XF27mmF2.8 R WRを装着したX-E4を持っていきました。X-E4は友人に貸す予定で持っていったものの、みんな写真に興味がなく1人で2台持ち歩くことに……。


西陽の差し始めた三段壁へ

そうこうしていると少しずつ陽も傾いてきたので、今回の旅行で訪れたかった観光地の1つである三段壁に向かいます。南紀白浜の名勝古跡に指定されている観光地で、長さ2キロ・高さ60mもの大岩壁という視界を圧倒するような景色が特徴的。

本来であれば三段壁の地下に眠る洞窟の探検もしたかったのですが、日没や入場時間を考えると長く要られなさそうだったので泣く泣く断念。次また白浜に来ることがあったら訪れたい…。

自転車を駐輪場に停めてしばらく歩くと、目の前に三段壁の堂々たる姿を目の当たりにしました。東京では絶対に見られない迫力に正直圧倒されるばかり。

せっかくだから…とX-E4でスナップして良い感触だった1枚。このタイミングでX-E4を試写したことで、空・景色・色味のバランスが抜群に揃っていて、このあとの千畳敷・白良浜で良い写真が撮れるかも?と思ったのです。

「恋人の聖地じゃん」と友人が看板を指さしていた

先程とは反対側の岩壁もまた違った表情をしていました。荒波に揉まれて少しずつこの形になったのか、あるいは元からこの形だったのか。そんなことを考えながら、寒空の下で時間が過ぎていきます。

30分ほど三段壁で過ごしたところで寒さも厳しくなってきたので撤収へ。

今から千畳敷をサクッと覗いて戻れば、白良浜で綺麗な夕日が見られるかも!そんな話を友人と交わしつつ、自転車にまたがります。


大急ぎで自転車を走らせ千畳敷へ

5分くらい自転車を漕いで向かったのは白浜屈指の観光スポットの1つ・千畳敷。

ここから先はロケーションも込みでX-E4が大活躍するのですが、そんな千畳敷の写真たちはまた別の記事で触れることにしましょう。

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