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クラウンマジェスタと暮らす | 絶景以外に何も望むまい、初夏のビーナスラインを走る

初めてのマイカーと共に出かけた旅の記憶をしたためる『クラウンマジェスタと暮らす』。

少しブログから離れる期間が長くなってしまいましたが、その間も約1ヶ月に1回のペースでロングドライブを楽しんでいます。

そんなロングドライブ、始めるにあたって絶対に行ってみたいところをいくつかピックアップしていたのですが、そのうちの1つが長野県にある日本屈指のドライブコース「ビーナスライン」。

冬の間は通行止めだし、夏本番になると絶対に夏休みのドライバーで大混雑になってしまうし…ということで、世の学生が夏休みに突入する直前の7月上旬に完全走破してきました。

自宅から終点の美ヶ原高原美術館まで、往復400kmのロングドライブです。

今回の撮影機材

今回はメインの『α7R V』+ SIGMA 24-70mm F2.8 Artのほかに、上半期ベストバイにも選出している『GR IIIx HDF』を持っていきました。特別な操作が要らないコンパクトデジカメなので、友人に渡して「僕が撮れない写真」をたくさん残してもらうのが狙いです。

気持ちのよいドライブを求めて、車中泊を試す

自宅のある大宮付近からビーナスラインの起点となる長野県茅野市までは、およそ3時間ほど。

一緒にドライブを楽しむ友人たちが始発で来てくれノンストップで向かったとしても、到着するころには10時近くなってしまい、天気によってはドライブコースが渋滞しているリスクがあります。

どうしようか…と考えた結果、今回は実験も含めて夜のうちに起点近くまで移動して車中泊する方法を選びました。近くに新しい道の駅「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」がオープンしていたので、そこへ停めることに。

夜中の3時近くに到着してすぐ就寝し、目覚めたのは朝5時過ぎ。

実質4人乗りセダンの定員で車中泊するのは絶対にやめよう、という後悔を感じながら車を降りると、夜中には見えなかった蓼科湖の気持ち良い光景が広がっていました。

気温も7月の埼玉と比べるとかなり落ち着いていて、風が吹けば涼しさを感じるほど。

いくら標高が高いといえど日中は暑くなるだろうし、この心地よい風を浴びられるだけで早朝にここへ来た甲斐がありました。

……といいつつ、やはり眠いものは眠いし、合間合間に休憩がてら仮眠を取ることにして、まずは終点の美ヶ原高原へと向かいます。


白樺湖を眺めつつ、ビーナスラインを登っていく

細切れに仮眠を取って、ビーナスラインのほぼ中間にある白樺湖付近までやってきました。

道中少し霧雨にも遭いましたが、ここまでくると時々晴れ間が見えてくるようになります。さすが晴れ男。

すでになかなかの絶景ではありますが、ビーナスラインはまだ半分近くの長さが残っています。ひとしきり友人たちの写真を撮影したのち、もう一踏ん張りするためにアクセルを踏むことに。

終点の美ヶ原高原で昼食を

クラウンマジェスタのV6エンジンでないと登るのも大変そうな急な坂やカーブに挑むこと1時間強、ついにビーナスラインの終点である「美ヶ原高原美術館」へやってきました。標高約2000mで、隣接する道の駅は日本で最も標高の高い場所にある道の駅です。

GR IIIx HDFの色作りの問題でかなり曇天に見えるけど、ふつうに晴れているのです

今回の目的はあくまで「ビーナスラインを走破する」ことだったので、美術館には寄らずに昼食を取って折り返すことに。

公式サイトを見るかぎり屋外彫刻がすごく面白そうだったのですが、これはまた次の機会ですね。

高原植物や珍しい昆虫たちをひとしきり堪能して、いよいよお目当てのビーナスライン復路へと向かいます。


快晴のビーナスラインをサイコーの気分で走ろう

ここからは助手席に乗っていた友人にGR IIIx HDFを渡して道中の写真を撮ってもらいつつ、日没前までに観光スポットを巡ったうえでビーナスラインの復路を走り切る、かなり時間との戦いです。

ところで前回の軽井沢ドライブのときも感じましたが、GR IIIx HDFはサッと撮りたいときのAFの遅さが気になりますね…。こういう助手席から撮ってもらうシーンのときはフォーカス距離固定にしておく必要がありそう。

午後になって青空が一気に増えたこともあり、自分の中で最も気持ちいいコンディションで運転することに。ところどころ車が多いのは仕方ないですが、ラッキーなことに先行する車がいなかったので自分のペースでドライブを楽しむことができました。

この気持ちよさはハッキリいって常軌を逸していて、この気持ちよさを味わうためだけに毎年ここへ来ても良いな、と感じるほど。さすが日本一のドライブコースというべきでしょうか。マイカー持ってる人は全員ここをドライブしてほしいです。

途中、3000ヘクタールの大草原が広がるという「八島湿原」にも立ち寄りました。

奥まで散策したわけではないので写真は少なめですが、この日のように晴れた日であれば一面の広大な緑と美しい水面を眺めることができそうです。


起点まで残り2/3ほどになってもなお天気は快晴で、正直これ以上のコンディションを今後の再訪でも見られるかは怪しいところ。きっと時期とタイミングがうまく噛み合ったんだと思います。

高原の駐車場で撮った1枚。斜めってるし背景が曇っていて残念…

旅の終点は車山高原

ビーナスラインの走破にあたって最終目的地(=最後に立ち寄る観光スポット)としていたのが、霧ヶ峰の一角を成す車山。

この山頂からは、僕たちがこれまで走ってきたビーナスラインの一部を眺めることができるので、半日で150km近いタフなドライブをしてきた道のりを振り返ることができます。

午前中に立ち寄った白樺湖も一望できる

遮るものがなにもない山頂なので、とんでもない強風に煽られながらの山頂観光。もちろん景色もよかったのですが、強風のイメージばかりが頭に残っています。

安全運転で来れたことに感謝

雨が降る前に帰ろう

帰りを急いでいたのは、日没前までにビーナスラインを脱しておきたかったのと、夕方から大雨の予報が出ていたから。車山の山頂にいたときから薄々感じていましたが、日没が近くなるほどに怪しげな雲も増えていたのです。

さすがに電灯もない道を大雨の状態で走るのは怖いし、早めにビーナスラインを抜けて帰るとしましょうか。寄り道はもちろんスターバックス。


初めて訪れたビーナスラインは、まさに「日本一のドライブコース」というキャッチコピーがぴったりな魅力あるコースでした。

まだまだ訪れていないスポットもたくさんあるし、次はゲリラ豪雨に怯えなくて済むような時期に走りたいなと思うばかりです。

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