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2024年版メインデスクツアー | 40インチ5K2Kモニターを据えたミニマムな最強環境

自分だけの作業環境としてデスク整備に力を入れ始めてはや数年。仕事がリモートワーク中心ということもあって、快適に仕事ができるような場所を作ることには結構なこだわりを持っています。

前回の記事ではブツ撮りとゲームに使える比較的コンパクトな寝室デスクについて紹介しましたが、今回はメインで使用しているデスク環境を2024年版デスクツアーとしてご紹介。

2023年版と変わっている部分も多いので、比較しながら楽しんでみてください。

この記事は、みるくここあ(@milkcocoafarm)さん主催の「デスクツアー2024 Advent Calendar 2024」11日目の記事です。

デスクの概要

こちらが現在使っているデスクの全景。43インチの4Kモニターを中心に構築していて、昨年までは43インチの4Kモニターを使っていましたが、今年は40インチの5K2Kモニターに買い替えたことが最大のアップデート。

全体としてはこれまでと変わらず、ミニマムさと高機能さを両立させたセットアップを意識しています。

メインデスクはFlexiSpotの電動スタンディングデスク用フレーム・E7に、3年前に自作した杉の天板を組み合わせたもの。大きさは170×70cmで、一般的なデスクよりも一回り大きなスペースを確保できるようにしています。

『FlexiSpot E7』も使い始めてから3年超が経過しましたが

  • 好きな高さを4つまでプリセットとして登録できる
  • 重量がある(約32kg)ので重いモニターを置いても安定する

などが気に入っています。というか重すぎるので買い替えが一大イベントと化していてやや億劫です。

デスクチェアとして使っているのはオカムラの高級チェア『コンテッサ』。

コロナ禍で中古高級チェアが大量に売り出されていたときに購入した一品で、日本人の体型にもフィットする作り込みが良い感じです。

天板下にはこれまでと変わらず文房具や充電ケーブルを収納するトレー、指紋認証センサー、SDカードリーダーなどを常備しています(配置が変わらないので画像は昨年のもの)。

最強の40インチ5K2Kモニター『U4025QW』

デスクの中央に鎮座しているのが、今使っているDellの『U4025QW』という大型ウルトラワイドモニター。もともと今年中に買えたらいいなと思っていたのですが、2月の登場時に即購入してしまいました。上半期に買ってよかったアイテムの1つにも入れています。

大きさ40インチ・解像度5K2K(5120×2160)という圧倒的な表示領域の大きさが特徴的なモニターで、これまで4Kモニターで感じていた横方向の解像度不足を一気に解消することができました。

1700pxのウインドウを3つ横に並べられる

映像入力もHDMI・DisplayPort・Thunderbolt 4と豊富で、

  • USB Standard-A × 5
  • USB Type-C × 3(うち1つはアップストリーム)
  • Thunderbolt 4ダウンストリーム
  • LAN端子
  • 音声ライン出力

と端子類も充実しているので、PCをThunderbolt 4、もしくは映像端子+USB Type-Cケーブルで接続すればモニターをハブ代わりに使うこともできます。

さらにこのモニター、映像入力ポートごとにモニターのUSBポートに繋いでいるデバイスを使うかどうかを指定しておけるため、正しく設定しておけばPCを切り替えてもモニターのUSBポートに繋いだ機器を切り替え先のPCでも使えます

僕の場合はスピーカー・マイクなどをモニターのUSBポートに繋いでいて、入力を切り替えるだけでこれらの機器を複数台のPCで共有できるようになっています。意味不明な値段ですが正直これだけで買った価値はあった。

モニターは引き続きエルゴトロンの大型モニター用モニターアーム『HX』に取り付けて、モニター位置や角度を自由に調節できるようにしています。今って5万円もするんですね…。

PC環境はWindowsとMacの二刀流

使っているパソコンは2台で、WindowsとMacの二刀流を継続しています。

今メインで使っているのはWindowsで、Ryzen 9 7950X + RTX 3060 Tiで組んだ自作PCを使っています。ブラウジングをメインにしつつ、ブラウザベースのWebサービスやLightroomを使った写真現像などをすることが多いですが、さすがにハイスペックなのでカクつきとは無縁。Twitterも快適に遊べます。

詳しいスペックや使っているパーツについては別の記事でまとめているので、気になる人は参考にしてください。

サブ環境として持っているMacは、仕事のデザインチェックや予備環境的な意味合いで使っています。

これまでは2021年に購入したM1 MacBook Airを使い続けていましたが、クラムシェルモードで使うことがほとんどだったのでM4 Mac miniに買い替えました。

最廉価モデルでもメモリ16GBになったのは偉大で、MacBook Airで感じていた微妙なカクつきもなくなってとっても快適。

M4チップの性能と価格が良い意味で狂っていたので、2024年の終わりに良い買い物ができたのではと思っています。

キーボードとマウスは定番の組み合わせ

キーボードは昨年のデスクツアーのときから引き続いて、PFUの『HHKB Professional HYBRID Type-S』の墨・US配列を使用中。

大きな不満もなくて満足していますが、最近JIS配列のノートPCを使う機会が増えたのでメインの作業環境もJIS配列に戻そうかなと思っているところ。そうなるとJIS配列のHHKBはあまり選択肢に入らなくて…いよいよREALFORCEデビューかもしれません。

マウスも変わらずロジクール『MX Master 3S』のグラファイト。

多ボタン・静音スイッチ・カスタマイズ性の高さは唯一無二という感じで、新型が出るまでは使い続けると思います。表面の劣化が激しいからそろそろ新型が出てくれないと買い直すことになってしまう…。

オーディオ関連も個人的定番セットアップ

デスク上のアイテムで一番お気に入りなのがスピーカーで、ソニーのコンパクトオーディオシステム『CAS-1』を使っています。

2019年末に終売してしまったアイテムなのですが、スピーカー・ヘッドホン出力用それぞれにアンプが搭載されていて音質の高さは随一。USB入力のほかBluetooth接続にも対応していて、スマートフォンから音楽を鳴らすこともできます(ほとんどしないけど)。

リモートワーク中の会議やメインPCで友達とDiscord通話するとき用にコンパクトマイクも置いています。使っているのはコンパクト・高音質・USBケーブルのみで使えるという条件で選んだ『Razer Seiren mini』。

ゲーミングデスクに設置しているSHURE MV7のほうが音質も良いので入れ替えるべきなのかもしれませんが、マイクアームを置いたりするとデスクがとっ散らかってしまうので断念しているところ。買い増しなんてできる値段でもないですからね。

これら2つの機器はPCではなくモニターのUSB端子に繋いでいるので、入力元を切り替えると自動で切り替え先と繋がってくれます。

基本はスピーカーで音楽を聴いていますが、気分転換したいとき用にソニーのノイズキャンセリングヘッドホン『WH-1000XM5』を固定しています。

ビデオ会議用セットアップ

フルリモートで働いているとコミュニケーション不足が激しくなるため、それを補うために最低週に1回のペースでビデオ会議が行われます。特に顔を出す義務はないのですが、気分で顔出しができるようにカメラの設定もできるようにしています。

はじめはビデオ会議専用に外付けカメラを用意することも考えましたが、使用頻度が週1回そう多くないので今はメインカメラのα7R VをUSB接続してWebカメラモードで使っています。

モニターのUSB端子にカメラ接続用のUSBケーブルとマイクを繋いでいるので、仕事・プライベート問わず簡単にカメラオンの会議ができて便利。

配線は「隠せればOK」な緩さで整理

左側で垂れてるのはビデオ会議用のUSBケーブル

この一連のデスク配線は、サンワサプライの配線トレーの中にケーブル長のある電源タップごと収納しています。

延長タップを部屋のコンセントから配線トレーに引っ張りデスク上の機器に伸ばすことで、スタンディングデスク使用時であってもデスクから伸びるケーブルの数を最小限に抑えているというわけ。

トレーの中はいつもカオス(昨年の写真)

配線トレーの中はまったく整理していないのでぐちゃぐちゃですが、トレーの中まできれいにしようとするとケーブルをピッタリの長さに揃える必要があるので諦めています。

前年からのアップデートが少なく完成されたデスクに

こんな感じで2024年版のメインデスクをツアー形式でまとめてみましたが、ざっと振り返ってみると昨年と比べても大きなアップデートは多くありませんでした。

もちろんモニターが40インチ5K2Kに変わったりと買い替えているモノもありますが、全体的な雰囲気やコンセプト自体は2021年時点から不変。デスクの大きさに不満があるわけでもないですし、あらためて自分の中でも「理想のデスクはこれ!」とハッキリ決まっているんだなと感じました。

強いて言えばサブモニターとして13〜15インチ前後のモバイルモニターをモニターとキーボードの間に置けるとより便利になるんだろうと考えていますが、配線まわりを考え直す必要があるので要検討でしょう。

来年は本格的にJIS配列キーボードへの回帰を考えているので、入力デバイス周りが色々と変わっていくことになるだろうと睨んでいます。

2023年2022年と大きく変わり映えのしないデスク環境が続いていますが、何かしらの参考になれば嬉しいです。

この記事は、みるくここあ(@milkcocoafarm)さん主催の「デスクツアー2024 Advent Calendar 2024」11日目の記事です。

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