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2023年版デスクツアー | 43インチモニター&170cm天板の超快適セットアップを紹介

ひとり暮らしをしている家の中で最も過ごす時間が長いのは、リビングの一角に置いている作業デスク。この作業デスクで本業・複業の両方をこなしていて、平均して1日あたり10時間近く、多いと半日以上を過ごしています。

そのデスク環境については2022年に『理想のひとり暮らし』連載の一環でまとめましたが、ひとり暮らし2年目になったタイミングで配置やアイテムを含めて色々変えたので、改めて2023年版デスクツアーという形で紹介していきます。

巨大モニター・天板を軸にしたミニマムなデスク

こちらが現在使っているデスクの全景。43インチの4Kモニターを中心に構築していて、ミニマムさと高機能さをいかに両立させるかを考えてアイテムを選んでいます。

メインデスクはFlexiSpotの電動スタンディングデスク用フレーム・E7に、2年前に自作した杉の天板を組み合わせたものを使っています。『FlexiSpot E7』はレビュー用に提供してもらったものですが

  • 好きな高さを4つまでプリセットとして登録できる
  • 重量がある(約32kg)ので重いモニターを置いても安定する

などが気に入っていて愛用中。

コロナ禍が落ち着いたとはいえ本業は引き続きリモートワークなので、少しでも運動不足にならないように定期的に姿勢を変えながら作業が継続できるようにしています。

天板の下には引き出しとUSB充電器、SDカードリーダーなどを固定していて、すぐに使いたい目薬・ペンを収納したり、デスク上でデバイス類が充電できるようにしています。

43インチ・4Kモニターを100%表示で使用中

デスクの大部分を占めるモニターはLGの4Kモニター『43UN700』シリーズ。2020年に27インチモニターの環境から乗り換える際に導入したモニターで、それ以来3年近くに渡って使い続けています。

対応しているポートが

  • HDMI × 4ポート(うち2つは4K 60Hz対応)
  • DisplayPort
  • USB Type-Cポート(60W PD対応、DP-Altモード対応)
  • USB Type-Aポート(USB機器接続、充電用)

とかなり多く、私物のWindowsとMacを同時に接続しておけるのが両OS使いとしては嬉しいところです。

43インチというテレビのようなサイズのおかげでドットバイドット表示(フルHDのウインドウを4枚並べられる)をしても目に負担がかからないため、27インチモニターを使っていたときと比べても作業効率はかなり上がりました。

購入当初に付属していたスタンドはモニターの高さが微妙に合わなかったので、モニター自体は『エルゴトロン HX』というモニターアームを使ってデスクに固定。高さをギリギリまで下げてモニターに集中しやすくなるようにしています。

モニターの裏には『Philips Hue Play Bar』を2本設置して、夜の作業でも目が疲れにくくなるようにしています。モニターサイズが大きいのでライトはそれぞれ真上・壁側に向けてうまく光量を確保。

PCはWindows・Macを使い分けて使用中

続いて紹介するのが使っているパソコン。現在はWindowsをメイン環境、Macをサブ環境&仕事用環境として使っていて、基本どちらかのマシンが起動している状態です。

メインのWindows環境は相変わらずの自作PC。2022年の初頭に「願望」として書いたRyzen 9 5950Xをベースにした環境でTwitterを堪能しています。

サブ環境&仕事用のMacは、社用Macか私物Macのいずれかを『Rain Design mTower』という縦置きスタンドに立てて使うようにしています。

43インチモニターを使っているのでクラムシェルモードでも作業領域は確保されていますし、排熱も今のところ大きな問題にはなっていません。

MacBook AirでもUSB Type-Cポートをスッキリさせたい

43インチモニターのUSB Type-Cポートは充電の安定性に不安があったため、USB PD出力ポートの付いたDisplayPortケーブルを使ってケーブル数を抑えたまま出力・給電を最適な状態にしています。

ちなみにモニターへ出力するケーブルは、Macのリンゴマークを正面に見て右側のUSB Type-Cポートから映像出力・充電できるようにUSB Type-Cアダプターを使っています。ちょっとした手間ですが、Type-Cポートが片側にしかないM1 MacBook Airでも不格好にならないのが良い。

スピーカーは2019年の冬からSONYのオーディオシステム『CAS-1』を継続して使用しています。

コンパクトながらスピーカー・ヘッドホン出力用それぞれにアンプを搭載していて、デスクトップ用のスピーカーシステムとしては群を抜いた音質の良さが際立つ一品。USB入力のほかBluetooth接続にも対応しているのでスマートフォンから音楽を鳴らすこともできます。

すでにSONY公式では終売してしまっているため、当時の新品価格よりも高価な中古品しか出回っていないのが残念なところ…。スピーカーの横には集中したいとき用のノイズキャンセルヘッドホン『WH-1000XM5』を置いています。

キーボードやマウス類については『Magic Trackpad』のスペースグレー、『HHKB Professional HYBRID Type-S』の墨・US配列、『MX Master 3S』のグラファイトを愛用中。マウスは今年の頭に静音性の高い『3S』に買い替えましたが、基本的なセットアップはここ数年変わらず安定しています。

デスクパッドは海外から入手した『Minimal Desk Setups Desk Pad』がいい感じで今年に入ってからはずっと使い続けています。トレンドなフェルト製デスクパッドながら送料込・5,000円前後で買えるお買い得さがかなりアツいです。

右側スピーカーの横にはBelkinの3-in-1 MagSafe充電器を置いていて、仕事・作業中にiPhoneを置いておく定位置として使っています。

Apple Watch Series 7以降の急速充電に対応していないモデルなので新モデルに安く買い替えたいな…と思いつつ、現状あまり困っていないので使い続けている感じですね。最悪デスク下の充電器からケーブル伸ばせばいいし。

リモートワーカーなのでビデオ会議の環境は贅沢に整備

ここからはビデオ会議用のセットアップを紹介。

デスク本体のパートでも触れた通り、本業はフルリモートワークのデザイナー業で基本的に毎日Zoom・Teamsなどを使ったビデオ会議が行われます。オンライン上でコミュニケーションが行われるため出来るだけコミュニケーションコストが少なく済むように、映像・音声のセットアップには結構力を入れているんです。

仕事用のMac・私物のWindowsマシンからそれぞれUSB Type-Cケーブルを伸ばしていて、顔出しが必要な会議ではこんな感じで手持ちのミラーレス一眼をWebカメラ代わりにしています。上の写真はX-E4を載せていますが使うのは基本α7R V。

カメラはSIRUIのテーブル三脚を使って最適な高さに調節していて、両カメラとも基本的にUSBケーブルを接続するだけでWebカメラとして認識されるのでかなり便利に使えています。

マイクはWindows・Macで頻繁に接続を切り替えるタイミングが多いのでコンパクト・高音質・USBケーブルのみで使えるという条件で選んだ『Razer Seiren mini』を使っています。本体側のUSBがmicroUSBなのが少し残念ですが、microUSB to Type-Cケーブルを使うことで取り回しのしにくさを解決しています。

寝室で使っているSHURE『MV7』はマイクアームがほぼ必須なのでコンパクトさに欠けますし、何より買い足すにはお値段が高いので…。

ケーブルマネジメントは「見えない部分は雑で良い」をモットーに

ここまで紹介したアイテムたちの配線はどうしているのかというと、サンワサプライの配線トレーの中に電源タップごと収納しています。

電動スタンディングデスクは高さによって必要なケーブル長が変わるため、ケーブル長が長めの延長タップを部屋のコンセントから配線トレーに引っ張りデスク上の機器に伸ばししているイメージ。

これでデスク上アイテムの電源長は常に一定になるので、ケーブルをトレーの中にさえ収めてしまえばデスク下は常に綺麗になります。

トレーの中身はこんな感じでかなりグチャグチャです。正直トレーを開けるとケーブルが落ちてきてしまうので開きたくもない。

スピーカーケーブル・デスクトップPCに接続するUSBケーブル、デスク上同士で接続していて余ったケーブルなどが散乱していますが、ここまで整理するのは時間がかかる割にメリットが大きくない(レイアウトを変えるたびに整理しなおすことになる)ので見送っている感じ。

本当はもっとミニマムにしたいんですけど、こればっかりはデスク上のアイテムが減らないことにはどうにもならないですね…。

サンワサプライ(Sanwa Supply)
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まとめ

こんな感じで、今回は2023年時点でのデスク環境を紹介しました。2022年から今年にかけてデスクの向きを窓向きから壁向きに変えたことで、自然光・間接照明を上手く取り入れつつ作業に集中できる環境が完成しました。

半年くらいこのセットアップを中心に細かいところをチューニングしていますが、自分のデスク史上最も気に入ったものになりつつあります。体が許せば何時間でも居れてしまう。チューニング自体はもう少し続きそうですが、今後数年はこのセットアップを中心としたデスク環境が続きそうです。


メイン環境のデスクツアーをまとめたところで、寝室側に置いているゲーム・撮影用デスクのツアーも近日中に公開予定。寝室側デスクは2022年以来いろいろと変化しているので、こちらも楽しみにしていただければと思います。

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