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まるで浮いているようにMacBookを立てられるスタンド『Rain Design mTower』レビュー

引っ越して以来着々とデスク環境の整備を進めているのですが、その過程でこれまで使っていたノートPCスタンド(2台のPCを立てられるもの)をやめ、新しいスタンドを導入したい!と思うようになりました。

第1候補として上がったのが2年半ほど前に愛用していた『BookArc』というスタンドなのですが、実は16インチMacBook Pro登場前に購入したもののため、対応したシリコンパッドが付属していない状況。対応シリコンパッドも国内で単品購入することができず、BookArcを使うのであれば

  • Amazon.comなどから対応パッドを単体で購入する(送料込みで5,000円くらい)
  • BookArcの現行バージョンを買い直す(7,000円くらい)

という、どちらを取っても高価な選択肢が残ってしまいました。

ここまで値段がかかってしまうのであればBookArcではなく他メーカーのスタイリッシュなスタンドを選んだほうが良いのでは…?と思い検討していたところ、ガジェットショットのデスクツアーで紹介されていた『Rain Design mTower』というスタンドが良さそうだったので買ってみました。

2週間ほど使っていますが個人的にはBookArcよりも洗練されたデザインだなと感じるので紹介していきます。

10年以上前から販売されている古参スタンドをレビュー

こちらが今回紹介するRain Design mTower。MacBookのカラーラインナップとマッチするようにシルバー・スペースグレーと2色の展開が行われていて、今回僕はシルバーを購入しました。

実はこのスタンドAmazon.comのレビューや製品ページの画像から察するに10年以上前から販売され続けている大御所の製品。

10年間で多くのMacBookシリーズが発売されましたが、その度に付属パーツをマイナーチェンジしながら販売が続けられているというのだから驚きです。

スタンド本体はMacと同じアルミニウム製。MacBook Proをクラムシェルモードで運用する場合は本来排熱ケアをする必要がありますが、アルミ製かつMacを浮かせるデザインのため、溜まった熱を効率よく逃がすことができそうです。

スタンドには上の画像のようにゴムパーツが付属していて、使用したいMacやラップトップに合ったゴムを貼り付けることで厚みを調整していく方式。2022年2月現在では

  • 11インチMacBook Air / 13インチMacBook Pro用
  • 12インチMacBook用
  • 13インチ用MacBook Pro用
  • 13インチMacBook Air / 16インチMacBook Pro用
  • ラップトップ向け汎用

の5つが付属していました。

今回は私物の13インチMacBook Air・社用の16インチMacBook Proを立てるため「13インチMacBook Air / 16インチMacBook Pro用」パーツを装着していきます。

パーツは予め切り抜きやすいように切り込みが入っているため、それぞれ取ってスタンド本体の内側、くぼみの部分に合わせて貼り付けるだけ。

3Mの両面テープで固定する形ですが、1~2回ほどであれば剥がして貼り直すこともできそうでした。

実際に13インチのMacBook Airを立て掛けてみるとこんな感じ。立てかける部分と土台の部分に5cmほどの隙間が空いていて、まさに「浮いている」ように立てかけることが可能です。

アルミの質感もMac本体とほぼ変わらず、一体感もかなり高い。

Macを下側で支えるタイプのスタンドになっているため、Mac本体のUSB Type-Cなど各種ポート類は問題なく使えます。

反対側から下部を見てみました。これだけMacとベース部分に隙間があれば、16インチMacBook Proの爆熱ファンが回っている場合でもエアフローはあまり心配する必要はなさそうで大変うれしい。いつも離陸しそうになっていたので…。

土台部分はそれなりにスペースが確保されているため、外付けHDD・SSD、Thunderboltドックといった少し大きめのアクセサリーも置けそうです。

今回はスピーカーとモニターの後ろに配置してみました。

BookArcなどを使っていたころはベースとMacの距離が近かったため、配線や機材の場所を整理しながらスタンドを設置する必要があったのですが、mTowerの場合は配線の都合をあまり気にせず済むのが非常に良いですね。

デスクではUSB Type-Cケーブルによる映像出力に対応した43インチモニター『43UN700』を使っているため、 Macとの接続はUSB Type-Cケーブル1本でOK。

クラムシェルモードでMacを使う場合どうしてもケーブルの取り回しが気になっていたので、ケーブル1本で済むのはハードルの高さを下げる意味でも助かります。

浮かせてシンプルに繋ぐMac環境ができた

こんな感じで、今回はRain Designから発売されているMacBook・ラップトップ用縦置きPCスタンド『mTower』を紹介しました。

これまではどうしても接地面積の大きく排熱にも不安の残るスタンドを使わざるを得なかったのですが、mTowerを導入したことで「エアフロー」「接地面積」という主原因の両方を解決することができ、見た目もスマートでかつMacにも負担の少ないクラムシェル環境を構築することが出来ました。

価格は6,580円とPCスタンドにしては高価ですが、BookArcよりも安価(6,800円)で厚みの違うゴムパーツを組み合わせることで実質どのモデルのMacにも対応する汎用性を持っているため、BookArcの購入を考えている人にはぜひ比較してみてほしい一品です。

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