iPhone 7 Plus向けに販売されている背面の穴模様が特徴のケース「AndMesh for iPhone 7 Plus」を購入していたのでレビューをお送りします。
裸運用のジェットブラックに限界が
去年の9月にiPhone 7 Plusのジェットブラックを購入して以来、カラーリングの美しさと筐体加工によるグリップ力の高さからずっとケースを付けずに使用してきたのですが、最近になってちょっとした高さからiPhoneを落下させてしまい非常に傷が目立つようになってしまいました。
黒いデバイスの一部から銀色が見えてしまうのは非常に美しくないのと、iPhoneの購入から半年経ちケースをつけようかと考えていたタイミングがマッチしていたこともあり、今回評価が高かったAndMeshの購入に至った次第。
届いたケースを開封。ケース本体以外の付属品はありません。
AndMeshケースはエラストマーと呼ばれる、シリコンより固くハードケースよりも柔らかい特殊な素材を本体に採用している点が特徴。
実際に触れてみるとわかるのですが、セミハードケースにもよく使用されるTPU素材とも感触が異なるほか、触り心地も非常にサラサラしていて非常にユニークなケースとなっています。
iPhone 7 PlusをAndMeshに装着。
iPhone本体のAppleマークに沿って背面の穴が広がっているのもこのケースの特徴。Appleマークと本体カラーが統一されているジェットブラックではAppleマークを目視することは難しいですが、シルバーや先日レビューしたPRODUCT (RED)モデルのiPhoneであればAppleマークが浮かび上がってアクセントになるのではないでしょうか。
ケースの前面。外縁はiPhoneのディスプレイよりも前に出ているのでディスプレイ側を下においても地面や床に直接触れないようになっています。
ボリュームボタン・電源ボタンはケース本体に覆われていますが、適度なケースの硬さもあって特に押しづらさは感じません。
1ヶ月使用してみて
AndMeshケースを約1ヶ月使ってみての所感としては2点が挙げられます。
まず1つがiPhoneの大きさが一回り増すという点。AndMeshは米軍MIL規格と同等の耐衝撃性を得るために一般的なケースよりも多少肉厚に作られているのですが、ケースを付けることにこの微妙なサイズアップが若干手に余る印象。とりわけ手の小さい僕にとっては裸のiPhone 7 Plusにやっと慣れたという段階だったので、ケース装着からしばらくは落としそうになることも何度か経験しました。
そして2点目が汚れやすく汚れを落としづらい点。僕は非常に手に汗をかきやすい体質なのですが、約1ヶ月でケースの四隅やiPHoneをグリップする部分が黒ずみ汚れが目立つように。ケースを中性洗剤で何度か洗ったりもしたのですが、特殊な素材が影響しているのか汚れは落ちず。鮮やかなカラーなだけに汚れが目立つ結果になってしまいました。
総評: デザイン性は断トツ。だが扱いに不安も
というわけで個人的な総評としてはデザインは非常にいいが取り扱いに不安ありという結果に。体質&体格的な問題ではあるものの取り回しづらい上に汚れがつきやすく、落とせないのはちょっと残念に感じました。
とはいえ、独特の素材感とデザインは他のiPhoneケースと比較しても頭一つ抜きん出ているのも事実。汚れの目立ちにくいブラックやグレーであればかなり高い満足感を得られるのではないでしょうか。
AndMesh for iPhone 7 Plusは今回レビューしたレッドのほかブラック、グレー、ホワイトの計4色展開。価格は記事執筆時点でレッドが1980円、グレー、ホワイトが2700円、簡易パッケージのブラックが1280円とiPhoneケースにしては標準〜やや安の価格帯。そこそこの値段でデザインと耐衝撃を両立したいと考えている方にはうってつけのケースなので、ぜひチェックしてみてください。