ご覧いただきありがとうございます!主筆のてんび〜(@_tenbi)です。後期のテストがあったおかげですっかり1ヶ月近く間が空いてしまいました…。これも大学生の宿命でしょうか。
さて、家中を声で操作できる家を取材して以来、心の中で「部屋をスマート化したい…!」という欲がふつふつと沸いてきた僕。年末にはGoogle Homeを購入し、少しずつですがスマート化を進めてきました。
そして今回購入したのが「Philips Hue」というスマートライト。日本で登場した当時からずっと気になってはいたのですが、価格がネック(当時は約3万円でした)で高校生だった僕には厳しく、実は買い時を狙っていたもの。
スマート化を進めたい欲が強くなってきたことと、比較的安価なモデルが登場したこともあって「えいや!」と部屋中の電球の数を今回まとめて購入してみました。
これ、めっちゃ最高だわ…。
目次
Hueはスマホで操作できるスマート電球
今回購入した「Hue」は、インターネットと接続して屋内・外出先問わずにスマホなどから明かりのオン・オフが行える電球。いわゆる「IoTデバイス」の先駆けとして発売されているスマート電球です。
日本では、数年前から電球が3つ入った「スターターキット」が販売されてい他のですが、近年では色のバリエーションを減らし、価格を抑えることで手軽に使えるようになった「ホワイトグラデーションキット」も発売されるように。
今回は特に赤・青などの色は必要なかったので、より安価に購入できる後者を購入しました。
今回購入した「ホワイトグラデーションキット」には
- Hueライト 2つ
- Hueブリッジ
- Hue Dimmerスイッチ
の3点が付属しています。上の画像にはライトが4つありますが、これは部屋の電気を総入れ替えするために単品で別途購入したもの。ライト単品は約3000円と、ひと昔のLED電球と変わらないお値段です。
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HueブリッジはHueライトをインターネットに接続してくれる、いわばハブ的存在。LANケーブルでルーターに接続する必要があるので、置き場所には注意が必要です。
僕の場合は自分の部屋とルーターが離れているので、部屋に置いてあるルーター子機(AirMac Express)と接続しました。
そして購入した4つのライトはそれぞれ
- 全体照明
- デスク
- ベッドサイド
に設置。僕の部屋の電球全てがHueに置き換わった形ですね。
スマホ用アプリで簡単に操作できる!
設定方法はめちゃくちゃ簡単で、基本的にはHueの公式アプリの表示にしたがって操作していけばOK。
購入した時についてきたライトに関してはすでにHueブリッジと接続されているので、別途ペアリングをする手間もありません。新規にライトを追加する場合もソケットにHueライトを接続するだけで自動でペアリングしてくれるので快適そのものです。
こちらがペアリングを終えたHueアプリのホーム画面。ここからライトのオン・オフや明るさの調節を行うことができます。
画面上の「オフィス」「デスク」「ベッドサイド」はそれぞれ、電球が設置してある場所(=ルームと言います)のこと。
今回は1部屋の電球をまとめて取り替えたのですが、複数の箇所を別々に操作したかったので
- 部屋全体を照らすライトを操作: オフィス
- デスクに置いてあるライトを操作: デスク
- ベッドサイドにあるライトを操作: ベッドサイド
と計3つのルームを設定しました。こうすることで「デスクのライトだけ点けたい」「ベッドサイドだけ消したい」といった、多少複雑な操作も簡単にできるようになります。
こちらは先ほど紹介したルームの中から「オフィス」を選択したところ。
左の「ライト」タブを見ると、ライトが2つあることが分かります。僕の部屋を照らすライトは2つあるので、このまま2つが設定されているという仕組み。もちろんここから電球1つずつのオン・オフや、明るさの調節も可能。
そして右側の「シーン」では、アプリであらかじめ設定されているプリセットを自由に呼び出すことができます。今回購入したホワイトグラデーションキットでは白〜黄色の範囲の色が使用できるので、暗めの暖色系や、強い寒色系のプリセットが登録済み。
通常のスターターキットの場合はもう少し多くのプリセットが設定されているみたいです。
目覚まし/自動消灯に使えるルーチンが最強
さらにHueアプリでは、様々なきっかけに応じてライトをオン・オフできる「ルーチン」機能も備わっています。
左側の画像は自宅の位置情報を登録することで利用できる「帰宅&外出」ルーチン。この精度がすごく強くて、ちゃんと家から離れると照明オフ、家に近づくと照明がオンになってくれるんです。今まで何回か照明をつけっぱなしで出かけてしまうことがあったんですが、Hueを導入してからは電気の心配は必要なくなりました。
そして右側にある画像は、設定した時間に合わせてライトをつけてくれる「起床」ルーチン。これが最強に便利で、指定した時間にいきなりマックスの明るさになるのではなく、時間が近づくにつれて段階的に明るくしてくれるんです。一気に明るくなると逆にストレスになる人にとってはかなり便利な機能なんじゃないでしょうか。
ちなみに僕は自動でカーテンを開けてくれる「Mornin’」と組み合わせて確実に起きられる環境を作っています。
Google Homeと連携して音声で操作できる!
今回Hueを購入した一番の理由が「Google Homeを使った照明のオン・オフがしたい」から。Google Homeを購入したもののなかなか使い道を見出せずにいたので、これを組み合わせれば最強になるのでは…!と思ったんです。
設定方法は非常にシンプルで、Google Homeのアプリから
- 「スマートホーム」のタブを選択
- 右下の+ボタンを押して対応デバイスリストから「Philips Hue」を選択
- Philips Hueのアカウントでログイン
するだけ。サービス同士の連携ではIFTTTやZappierなどがよく知られていますが、それらを使わずとも連携できるのでお手軽です。
Google HomeとHueを繋げた後は「OK Google」と話しかけるだけで照明の操作が可能に。
- 照明を全部点けて/消して
- (特定のライト名)を点けて/消して
- 照明の明るさを60%にして
など細かい要望にもしっかりと答えてくれるので、アプリやリモコンを使って操作する必要も無くなります。特に明るさを数値で調整できるのが便利。
HomeKitと連携してSiri/コントロールセンターで操作できる!
そして衝撃だったのがこれ。HueはAppleのHomeKit規格に対応しているので、「ホーム」アプリにHueを登録させるとSiriやコントロールセンター経由で電球が操作できるんです!
「ホーム」アプリへのHueの登録もとても簡単。ホームアプリを起動して「アクセサリを追加」を選択、カメラが起動するので、Hueブリッジの底面にあるHomeKitバーコードを読み取るだけでOK。
そのままホームアプリで設定もできますが、Hueアプリでも同様に設定作業ができます。僕の体感ではHueアプリを使ったほうが直感的でした。
設定を終えると「ホーム」アプリでHueライトが操作できるようになります。
上の画像のように3D Touchを活用して明るさを調整したり、色をプリセットから変更できたりできるのでなかなか便利。とはいえ現時点ではHomeKit対応家電の操作にしか対応していないので、アプリを使って操作する機会はあんまりなさそうです。
しかしホームアプリは使わなくとも、ホームアプリにHueを登録することでSiriでの操作が行えるようになるのは大きなメリットの一つ。普段から持ち運んでいるiPhoneが使えるので、玄関や浴室など、物理的にGoogle Homeが置けない場所でも照明が操作できるようになります。
また「ホーム」アプリをインストールしておくと、コントロールセンターから照明も操作できるようになります。照明の明るさを3D Touchで変更できるほか、「ホーム」やHueアプリで設定した「シーン」もワンタッチで適用可能。
この一連のiPhoneを使った操作が予想外に便利で、Google Homeに話しかけるのすら面倒なときでも手元のiPhoneから操作できるんです。布団に入って寝落ちしそうな時でもちゃんと照明が消せるので最高です。
QoLが爆上がりして最高!買ってよかった
というわけで今回は、照明の操作をスマホや声から行える超便利なスマート電球「Philips Hue」を紹介しました。
当初は価格的な面からキットに同梱されているライト2つで運用しようと思っていたのですが、ちょっと背伸びして部屋の全電球を買い替えることを決意。結果的に部屋の環境がすごく良くなったので大満足です。やはり「買わない理由が値段なら買え」「物欲は買うことでしか抑えられない」という名言に従うのが一番ですよね。
「明かり」という面からQoLを大きく改善してくれるPhilips Hue。気になった方はまずは安価な「ホワイトグラデーションキット」から試してみてはいかがでしょうか。
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家全体をGoogle Homeで操作できる「スマートホーム」に潜入
この記事を最後まで読んでいただいたあなたに次に読んで欲しいのが、この記事でも紹介したGoogle Homeを存分に活用した「スマートホーム」への潜入記事。
これはすごい!と思わず唸ってしまうような仕組みの連続で、自宅のスマート化に興味が出てくる人も増えてくるのではないかと思います。気になった方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。