2019年の発売当日に購入したAppleのワイヤレスイヤホン『AirPods Pro』。買ってから2年半くらい非常に気に入って使っていたのですが、最近になって使用中の異音やノイズキャンセル機能の異常が起きるようになってきました。
元々ここ半年ほどはバッテリー持ちが悪くなってきていたので、そろそろ有償で新品交換してもらおうかなぁと考えていたのですが(AirPodsはバッテリー交換非対応)、よく考えてみると異音や機能異常に対してはAppleから修理プログラムが提供されていました。
今回、実際にこの修理プログラムを使用して異音のするAirPods Proを修理してみたので、修理の流れや修理後のAirPods Proについて紹介していこうと思います。
今回修理に使用した「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」は、2020年10月以前に発売されたAirPods Proの一部に発生する
- 異音がして、周囲の騒音が大きい時、運動中、または通話中にそれが大きくなる
- アクティブノイズキャンセリングが正常に機能しない。たとえば、低音が欠落したり、背景音 (街頭や飛行機の騒音等) が大きくなるなるなど。
といった問題に対して無償修理・無償交換を提供するもの。
適用されるのは最初の小売販売日から3年以内のAirPods Proのため、僕のように発売直後に購入した人の場合は対象期間がもうすぐ終了してしまうので注意が必要です。
僕が起きていた症状としては以下のような感じで、プログラム対象となる症状のほかにも色々と問題が発生していました。
- ジリジリ・チリチリといった異音がする(デバイスへの接続時・非接続時ともに)
- ノイズキャンセリングが急に切れて通常モード・外音取り込みモードになる
- 急にデバイスとの接続が切れる
- デバイスとの接続が不安定になり、音にひどいノイズが乗る
修理に出して返ってくるまでの流れ
そういうわけで、早速Appleのサポートに連絡をして、AirPods Proの修理を依頼することに。
純正の「Appleサポート」アプリの場合、
- マイデバイスから『AirPods Pro』を選ぶ
- お問い合わせの項目から「オーディオとサウンド」を選ぶ
- 問い合わせ方法を電話かチャットから選ぶ
ことで担当の方と会話できるようになります。今回はやり取りの途中で症状の再現確認がありそうだったのと、症状が多く口頭での説明が大変そうだったのでテキストチャットでのサポートを選択しました。
こんな感じで、発生している症状を伝えた後は「AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム」の対象かを確認するための検証を行います。
僕の場合、デバイスが接続されているかを問わず問題が起きていたためサクッと修理対象であることが確定。このままチャットで
- 持ち込み修理にするか、引取修理にするか(今回は引取修理にしました)
- 集荷時間の調整
- 「イヤーピースは外して修理に出してほしい」という説明
などが行われ、あとは集荷と修理を待つのみという状態に。
集荷されてから修理品が手元に届くまでは中1日で、修理自体は製品がセンターに到着してから5時間未満で完了しました。まぁ分かりきっていたことですが、修理というよりも左右イヤホンの交換なのですごく早いですね。
集荷の2日後には交換品が送られてきました。
AppleCareサービスからの書類にも「部品を交換」と書かれています。AppleCare+ for Headphonesは未加入なので、保証期間は90日。
集荷に来たヤマトの方には充電ケースに入ったAirPods Proを剥き身で渡したのですが、返ってきたAirPods Proはシンプルな白い箱に収納されていました。
充電ケースを開けると新品になったAirPods Proがお出迎え。今回充電ケースはプログラム対象外のため、集荷に出した当時の充電ケースがそのまま返送されてきています。
修理前に取り外したイヤーピースを再度セット。余談ですが、最近は低反発イヤーピースやウレタン入りイヤーピースではなく、Apple純正のイヤーピースの装着感が気に入って使っています。
まとめ
こんな感じで、今回は異音やノイキャン異常が発生していた『AirPods Pro』を「音の問題に対する修理サービスプログラム」を使って修理(交換)した様子をまとめてみました。
交換品を受け取ってから数日使っていますが、交換前に発生していたような症状のうち
- 異音
- ノイズキャンセリングの異常
- iPhoneと繋いだときの強制接続解除
といった問題は発生しなくなったので大変満足。一方でMac・AirPods Pro間の接続不良は変わらず発生しているので、これはもうMacが昔から抱え続けているBluetoothの接続が悪い現象の一つなんだろうな…と諦めています。
2年半使っていたイヤホンから新品になったということで、楽曲を聴いているときの音質もかなり軽めに変わっていたりするのですが、これは使い込んでいくうちに馴染んでくるのかなと思います。ともかく、日常利用で不便を感じていた部分がしっかりと改善できたため、今回修理を依頼して良かったです。
記事の序盤にも書いた通り、発売日近辺にAirPods Proを購入している人はプログラムの対象期限が迫っているため、異音・異常など問題を抱えている人は早めにAppleサポートに連絡しちゃいましょう。