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α7R Vで撮る、秋の京都 | 写真と日常

京都で紅葉を見る・撮るというのがここ数年の密かな夢でした。

もちろん何回も京都には行ったことがあるんですけど、なかなかタイミングに恵まれず秋の京都を訪れる機会がまったくなかったんです。とはいえ、わざわざ混むのが分かり切っている紅葉の京都に行くか…?と言われるとそれも悩むところで、結局いつも秋を避けるばかりでした。

そんな僕が秋の京都を訪れようと思ったのは、ちょうど先日まで行われていた「Perfume Costume Museum」に行く予定と、関西の友人に会う予定が11月に被っていたから。

さすがに土日は混んでいて観光どころではないかもしれないけど、上手く前後の平日に京都を歩くようなスケジュールを組めば、そこまで大変な思いをすることなく紅葉を堪能できるのでは…?と思って、念願の紅葉撮影に繰り出すことにしました。

カメラは購入からそろそろ1年が経つソニーの『α7R V』、レンズはまだレビューを書いていないSIGMAの24-70mm F2.8 ArtとCarl ZeissのBatis 135mm F2.8を使っています。

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Scene 1: 市街地を眺めて三千院へ

雨上がりの先斗町は雰囲気が良かった

京都に到着したのは平日の朝8時過ぎ。さすがにこの時間はまだ寺院なども開いていないので、京都の市街地を撮り歩きながら時間を潰します。

いつも観光客で溢れている三年坂も、平日の朝は外国人の観光客とウェディングフォトを撮影するカップルが数組ほどでちょうど良い混み具合でした。定番構図に入る建物が軒並みリフレッシュ工事中だったのが少し残念かな。

晴れ男なので当然のように晴れました

地下鉄の国際会館駅からバスに乗り換えて三千院の最寄りである大原へ。

参道の途中で、10月にできたばかりの一陽舎というカフェでランチをいただきました。観光地にしては納得感のある価格でとっても美味しかった。

肝心の三千院ですが、「今年の紅葉は遅い」と言われている中かなり早くに見頃を迎えていたようで、境内の紅葉は7割くらい落葉・枯れていたのが少し残念。

とは言っても、境内から参道に戻る経路にはちょうど見頃の紅葉がありました。葉自体は少ししか残ってなかったけど、7割方落葉しているところにあってこの残り葉は十分でしょう。

参道は境内と比べるとまだ葉の色が残っていて、Batis 135mmで撮るのが楽しい空間になっていました。1週間くらい前に来ていればもっと綺麗だったんだろうなあ。

Scene 2: ちょうど見頃だった南禅寺へ

11月とはいえかなり日の入りが早くなってきていたため、そそくさと三千院から南禅寺へと移動します。

南禅寺は寺院内の「天授庵」がちょうど見頃になりつつあるという話を目にして、下手にベタなスポットに行って”まだ緑だった/もう枯れてた”を食らうよりは良いかなと思ったのです。三千院からであればバスを乗り継げばそう遠くないしね。

この判断が大当たりでした。完全に見頃を迎えているところもあれば”これから”のところもあって、それらを西陽とともに写真に収めることができました。

で、この書院越しに見える紅葉とすすきですよ。

もともと行きたかった瑠璃光院の予約が取れずモヤモヤしていたのですが、この風景を見たときにそのモヤモヤは全部消し飛んでしまいましたね。天授庵に来てよかった。

最近はBatis 135mmを使う機会がめっきり減ってしまっていて、リセールの高さから一度手放してもいいかも?と思ったりもしていたんだけど、久々に持ち出して写りを目の当たりにするとやっぱり好き。

かなり陽も傾いてきたし、〆は南禅寺のすぐ横にある水路閣。実はαで撮ったことがなかったからいい機会だった。


最近はめっきり風景写真を撮る機会も「撮るぞ!」という気も少なくなってしまっていて、写真を撮ることに対して若干の抵抗感があったんです。

でもこうして久々に丸1日写真を撮ってみて「やっぱり写真って楽しいな」って気持ちが少し戻ってきたのが最大の収穫かも。

段々と寒さが厳しくなってきてカメラを持つ手がかじかむようになってきたけど、今年の冬はたくさん写真を撮りたい。

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