ご覧いただきありがとうございます!主筆のてんび〜(@_tenbi)です。
これまでRAWファイルの現像にはiPhoneアプリの「VSCO Cam」を使ってきましたが、ここ最近になって「本格的に写真が取りたい!」と思うようになり、先月からはAdobeの「Lightroom CC」をメインに活用しています。
しかしここで苦労したのが「VSCOのフィルターが使えない」という点。
VSCOはiPhone向けには無料でフィルターアプリを提供しているんですが、Mac/PC向けには有料プラグインしか提供していないんですね。
どうしたものか…と思案していたところ、VSCO並みのフィルターが使えるようになるLightroomプリセットを発見しました。実際に使ってみたのでご紹介します。
【追記】 2018/05/17
2018年5月現在、配布元だった「Travlr.Photography」は閉鎖されてしまい、プリセットのダウンロードができなくなっています。
この記事で紹介しているプリセットのネタ元である「VSCO Film」は現在も購入できるほか、モバイルアプリ「VSCO」のプリセットを参考に作られた「10 Free Lightroom Presets Inspired by VSCO Cam」は無料でダウンロードすることが出来るので、フィルム風プリセットを探している方はぜひこちらもチェックしてみてください。
無料でこのクオリティはやばい
今回紹介するプリセットは「THE TRAVLR LIGHTROOM PRESET COLLECTION」という名前で、海外のサイトTRAVLRが配布しているもの。
キヤノン、ニコン、ソニーなど最近使われるカメラメーカーに対して以下4社を再現したプリセットが配布されています。
- Agfa
- Fuji
- Kodak
- Polaroid
プリセットの数は合計で40つ。これだけの量が無料で使えるとか、冷静に考えてやばいです。
インストールしてみよう
インストール方法はちょっとだけ面倒なので、順を追って解説していきます。環境はMacを想定しています。
まず公式サイトからプリセットをダウンロードします。
今回はフィルム風プリセットが使いたいので右側の「Download Film Presets」を選択。zipファイルになっているので解凍までしておきましょう。
Lightroom CCを開いて、一番右上の「編集」タブを開き、下の「プリセット」を選択。そうすると上の画像のようになっているはず。
そのあと「プリセット」タブの右側にある「…」を押して『プリセットフォルダーを開く』を選択します。
そうするとFinderでプリセットフォルダーが出てきます。あとは先ほどダウンロードしたプリセットをここにコピーすれば完了。Lightroom CCを再起動すれば使用できるようになっていると思います。
作例紹介
インストール方法まで紹介したので、ざっくりと作例をいくつか紹介していきます。
今回作例に使用する写真は「息を飲む絶景。秋の御岳渓谷で美しい紅葉を撮影した」で紹介している紅葉の写真。
分かりやすいように上の画像ではRAWをそのままJPEGで書き出しました。
Agfa
▲「Agfa Vista 100」を適用した写真
▲「Agfa Vista 800」を適用した写真
Fuji
▲「Fuji 160C」を適用した写真
▲「Fuji FP 100C」を適用した写真
▲「Fuji Velvia 50」を適用した写真
Kodak
▲「Kodak Ektachrome 100VS」を適用した写真
▲「Kodak Portra 800」を適用した写真
▲「Kodak UltraMax 800」を適用した写真
Polaroid
▲「Polaroid 669」を適用した写真
▲「Polaroid 690」を適用した写真
今回紹介した作例の中では「Fuji FP 100C」「Kodak Portra 800」あたりが好み。
細かい調整はまた別途行う必要があるとは思いますが、無料プリセットでここまでできるのであればかなり有用ではないでしょうか。
最後に
今回はフィルム風加工ができる40種類のフィルターが使えるようになる無料のLightroomプリセット「THE TRAVLR LIGHTROOM PRESET COLLECTION」を紹介しました。
今回紹介したものを始め、ユーザープリセットはそれが保存されているデバイス上でしか使用することはできませんが、一旦プリセットを適用してしまえばiPhoneやiPadなどで編集を続けることも可能です。
無料で“いい感じ”に仕上げることができるLightroomプリセット。写真編集がより楽しくなりそうです。
【追記】 2018/05/17
2018年5月現在、配布元だった「Travlr.Photography」は閉鎖されてしまい、プリセットのダウンロードができなくなっています。
この記事で紹介しているプリセットのネタ元である「VSCO Film」は現在も購入できるほか、モバイルアプリ「VSCO」のプリセットを参考に作られた「10 Free Lightroom Presets Inspired by VSCO Cam」は無料でダウンロードすることが出来るので、フィルム風プリセットを探している方はぜひこちらもチェックしてみてください。
▼記事で使用した写真は御岳渓谷で撮影しました。
▼Lightroomのフォトプランはこちらからどうぞ。
▼今回紹介したプリセットはこちらからダウンロード可能です。