ガジェットタッチ

桜、2022年春。

大学に進学してから、この時期は毎年カメラを持って桜を撮りに行っていたのですが、コロナ禍になってからというものの「お花見」は中々できない空気になってしまいましたよね。名所のライトアップも行われなくなってしまいましたし。

僕も2020年・2021年と桜の撮影はしないでいたのですが、平日の午後であれば人混みも避けつつ、暗くなる前の桜を楽しめるのではないか…?と思い、今年は撮影に繰り出すことにしました。

結果的にはとんでもない人混みに巻き込まれてしまったわけですが、新たに購入した機材たちを試しながら2022年の桜をたくさん撮影したので、その様子をおすそわけ。

Scene 1: 千鳥ヶ淵

SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS

まず訪れたのは千鳥ヶ淵。ここは後述する目黒川と並んで2018年・2019年と撮影に来ていたところで、コロナになる前に行われていたライトアップにはそれはそれは多くの人がいたのをよく覚えています。

この日は年度末ギリギリの16時くらいに撮影していたのですが、学生が春休みだったからか若い人を中心に多くの人が花見を楽しんでいましたね。

撮影機材はいつも通りソニー『α7R III』と純正の24-105mm F4通しレンズ、それと3月に購入した『SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』というライトバズーカレンズ。使うのはこの日が2回目だったのですが、まだ難しくて四苦八苦しながら撮影したのを覚えています。

SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS
SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS

薄雲がかかっていたので桜の色を多少持ち上げざるを得なかったのは残念ですが、この日以降は微妙な天気の日が続いていたので、結果的にはベターな日程選択だったのかなと思います。

SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS

400mmで撮った時の圧縮効果はやっぱりすごい。手持ちで撮影するのは大変だけど、これまでと違う画を撮りたいときには重宝しそうな気がしています。

シグマ(Sigma)
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Scene 2: 目黒川

千鳥ヶ淵を撮ったその足で今度は中目黒へ。例によってここも夜のライトアップは中止・かつ平日のはずだったのですが、出店も多く出店しているわ人は多いわで中々大変でした。近隣の人からは苦情が出ているようなので、来年以降はマシになると良いな…と思っているんですけどね。

中目黒駅近くの川沿いでは三脚を立てると注意されているようだったので、少なくともカメラマンが長時間場所を取って撮影し続ける…みたいな事態が起きなくなっているのはナイスだなと思います(なので中目黒駅近辺は手持ち撮影です)。

SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS
SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS

SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS

場所を変えて目黒駅に近い方の目黒川へ。ライトアップはありませんが、ここであれば人も少なく場所もしっかりあるので、三脚を立てて長時間露光もできました。

ちょうど太陽も落ちて、夜一歩手前のムーディーな感じ。ライトアップがあればもっと綺麗なのでしょうけど、暗闇に落ちていく桜を映すのはそれはそれで風情がありますね。

明かりがないので長時間露光が必須な上、この日は風もそこそこあって桜がブレてしまったのでさっさと撤退。東京の桜を撮るには天候的な相性が悪かったですね…。

Scene 3: 盆栽町

SIGMA 100400mm F56.3 DG DN OS

日を変えて、この日は自宅からそう遠くない盆栽町の近くへ。珍しく昼間に雲ひとつ無い青空が広がっていたので、会社の休憩時間を使って撮影に飛び出しました。

この場所では先程の『α7R III』『SEL24105G』『SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』に加えて、FUJIFILM『X-E4』『XF35mmF1.4 R』も使いました。「FUJIはやめたんじゃないのか」という声が聞こえてきそうですが、買ってしまったものは仕方ない。

X-E4を買った理由などは追って別の記事で紹介するとして、盆栽町で撮影した写真たちをどうぞ。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

この日のベストショットは間違いなくこれ。あまり通らない貨物電車をど真ん中に、周辺にカメラを構える人たちが程よく写っていて、なんだかすごく人間味を感じます。

X-E4 + XF35mmF1.4 R

ここからはX-E4で撮影した写真たちが続きます。X-T30の売却から約1年ぶりにFUJIFILMを使ったわけですが、新フィルムシミュレーション「クラシックネガ」「エテルナブリーチバイパス」などが搭載されたことで、ボディ内で作れる写りの幅がぐんと広がりました。

個人的にはクラシックネガや、中判ミラーレス一眼のGFX100/GFX100Sに搭載されている「ノスタルジックネガ」に近づけたプロファイルを使うことが多いですが、ボディ内でかなり細かく作り込んでいるのでLightroomで現像する必要が一切ないのが良いですね。

X-E4 + XF35mmF1.4 R
X-E4 + XF35mmF1.4 R
X-E4 + XF35mmF1.4 R

相変わらずXF35mmF1.4 Rの写りはすごい。Xマウント登場と同時期に出たレンズとは思えないですよね。

X-E4 + XF35mmF1.4 R
X-E4 + XF35mmF1.4 R

ノスタルジックネガっぽく作ったプロファイルで撮るとこんな感じ。桜の桃色を強調しつつ空が淡い感じに仕上がっていて、うまく作りたかった色が再現できているな…と思います。


今年はあまり住んでいる埼玉県内の桜スポットを巡れなかった(東京のほうが優先度が高かった)ので、来年はある程度予定を組んで撮っていきたいなと思っています。来年こそはライトアップも再開していてほしいな。

もっと日常を残せるように。

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